私の組織論 1

連休前なので雑誌の連載の締め切りが通常の二倍だ。
講演のレジュメ作りも加わると結構頭が忙しい。
今日は3本の締め切りとゲラ校正が一本。

昨日から顔を洗うことができず、目の周りもパンダだが、気にしている暇はない。

座ったままだといざというとき体が使いものにならないから、用事を作って「歩き」をいれ、さらにレッスンにも行き、家族の食事の用意もして、やっと一息つく。

原稿を作っているときは集中しているので余裕はないが「歩きの時間」にはいろいろ考え事をする。

私が今まで観てきた世の中でもっとも汚い輩に入るのかな、と思う人がいる。
お蔵のネズミさんとここでは呼ぼう。
ネズミさんを誰も、ある組織から やめさせることができない。四半世紀もだ。

私は当初、ネズミさんのことを嫌いでも好きでもなかった。特に先入観なく普通に接してきた。

ところが、ネズミさんの就労状況に疑問を持つ人が主催する研究会に委員として指名された途端、
突然、「××派」と決め付けられて様々な嫌がらせをされるようになった。

××派とかなんとか、ホントにばかばかしい。
誰もそんな意識はない。派閥を作ってどんな得があるのだ?
執着するような組織でもなかろうに? 第一、多くの人はネズミさんと違って無償奉仕だ。

その時初めて、ネズミさんの人物像がおぼろげながら匂ってきた。
ネズミさんが執着する組織のことを考える。
嫌なことが98%。
ちょっと良かったことが2%。
利用されこそすれほとんど何もいいことはなかった。

びっくりなのはどうしてこうも人の悪口が多いんだろう、ということだった。
人を誉めない。
おとなしい人、女性をいじめる。
人を利用する。
人の足をひっぱる。ねたみ、嫉み、ひがむ。
いがみ合う。
罵声、怒声飛び交う会合。恫喝。脅迫。ホントに品性下劣。
×屋と世間から馬鹿にされるのもうなずける。
「ネズミさんを辞めさせることはできない」と擁護する人に何故かそういう人がいる。

希望者に会議を公開するかネットオンデマンドで見てもらえばいいと思う。
そのくせ多くは気が弱い。気が弱いから面と向かって対峙しない。
だから陰でコソコソ陰謀をめぐらせる。

不思議にネズミさんは孤立していない。
なぜか気脈が通じるお仲間に恵まれている。
不思議で仕方なかったが、軸は「金」のようだ。
絶対に金が動く場所からどかないのは、公金を「魔法」と「利権」にしてしまうからなんだろう。
たとえば、お仲間の飲み食いや経費。参加者は「半端じゃない」と驚いていた。
「金」でつられる人間の弱さ。
自分の就労を支援する人だけに与える「利権」
それにしがみつく人。
こんなにまじかに金と利権に人が釣られる例を見たのは初めてだった。
ある意味、世間知らずな私には社会勉強の機会か。

一方、ネズミさんを批判している人はみな金持ちだ。
だから金に釣られない。
社会的にもある程度出世した人が多い。
学歴も高い。
利権にも釣られない。
裏返せばインテリの理想論としての批判になってしまう。
そこが弱い。

だからネズミさんにかじられてしまう。
「所詮、どこの組織もそんなもんだよ」。
最近、理事長選で大モメにモメたというある組織の人が言っていた。
本当ですか?
会社でも旧社長に可愛がられた人を全部のラインからはずしたのはずさないのの話があるってね。

どうしたら組織を良くできるのか?
この組織に公的査定がないからだというのが私の一つの仮説。
もしも、改革できるなら、公的査定制度の導入を図りたい。

by yoshi-aki2006 | 2010-04-23 21:55 | ビジネス | Comments(0)  

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