ミドルクライシスから立ち直れ!
2010年 11月 17日
家を建てたり(転居も含む)
親が死んだり(病気も含む)
配偶者や自分が病気になったり(死亡も含む)
会社が低迷したり(リストラや倒産も含む)
すると気にする人は非常に気にして悲観する。
病院で「専門医に再診してもらったほうがいいよ」といわれるとものすごく気にするのが男性だそうだ。上記の例でも男性は特に気をつけたい。
家を建てると肉親の本心が見える。
「一緒に住もう」と建てた家でも「私のもの」というような。
「ここは私の部屋」と想定していた部屋に肉親が荷物を置くとか。
勝手に遠慮なく、が始まってしまいがち。
親戚、知り合いが寄宿したりも。
すると金、労力を使った当人は「何のために」と思うし、「建てるまで利用された」ような気にもなる。
親が死ぬと墓や財産、残された家族の世話などでもめることが多い。
親が死んでただでさえ精神的に打撃を受けているのに、患った場合は看病疲れがあるのに、
葬儀の後でもめ始めると精神的につらい。
パートナーや自分の病気はもっと大変だ。
働き手なら収入の心配があるし、パートナーの病気でそれを周囲に知らせたくない場合は自分が看病の最前線に立たなければならない。
ここに会社が低迷していて、業績回復責務を負わされた揚句、役員なら業績低迷の引責を取らされたりすれば、もう、どうにもならない。
1955年から1958年くらいの世代がもっとも危ない。
バブル期働き蜂で体を酷使しているうえに今は上司スジは何度か天下りをしてたっぷり退職金をもらい、さらに高額年金をもらって悠々自適。健康にも恵まれ、意欲満々。
暇と名誉、文化的探究心から昔の名残、昔の習慣で今現役最前線のミドルにあれせい、これせい、一献どうだ、とノックしてくる。
彼らに罪はないが、彼らが地場に残ったわずかな栄養分も吸いつくす勢いを持つ怪老人であることは否めない。
今、70歳台半ば~60歳代後半のバブル期退職組の人の中には
退職金一億円
年金月額50万円
天下り先が2~3件
今も大学や団体で役員
過去、役員時代は中元、歳暮で六畳間が満杯
といったお大尽な生活を謳歌の人がいる(みんながみんなといわないが)
そういう方たちに「おい、あれせい」「これせい」と頼まれたところでミドルクライシスに悩む人は時間、体力、金はない。しかし、能力的にはできてしまうのできっちりした人は対応しようとする。
こんな状態でクライシスに陥った仲間を少なからず知る私としては
悩まず、まず、すべてに
あいつはいい加減な奴だな
あついは使えない奴だな
と思われてもいいと自分に言い聞かせること。すべてにきっちり対応していたら身が持たない。
そう、アドバイスしたい。
馬鹿になれ
アホになれ
そして思い切り笑え!
名刺の束を出し、年賀状を出し、写真を出し、
子供時代、学生時代の夢を思い出し、
コンサートや芝居、映画、寄席に一日をつぶそう。
すべてを忘れていろんな場所に出かけてみよう。
自分のはまっている「これして」「あれして」「駄目じゃないか」「期日はいつだよ」と言いまくる人に「じゃ、あんたやってみてよ」と言ってやらせてみよう。
何も死ぬことはなかったじゃないか、と後で人から言われないために。
by yoshi-aki2006 | 2010-11-17 10:37 | ライフスタイル | Comments(0)