もう飲みましたか? 2010年ボジョレーヌーボー~一杯の赤ワインが心にしみる
2010年 11月 19日
アポナシで近所の出版社にあそびに行った。
おいしいお菓子が手に入ったので届けてすぐ帰りました。
今はみんな忙しいからアポナシはマナー違反。
長居は無用です。
するとその会社からボジョレーヌーボーを送ってきてくださった。なんか海老で鯛を釣った気分
さっそくいただきました!
グラスに注ぎ、空気にある程度さらして、味を落ち着かせ、くいっといくと・・・・。
結構辛口で、でも、豊かでした。すっくと立ち上がるイケメンって感じ。
ワインとしてはあたりの作付けだったのでは?
たった一杯なのに、赤ワインをひっかけたとたん鬱々気分から脱せられる。いいですねー。
何が鬱々の原因かというとこの天気も一因ですね。
夏、かっかと暑かったのに急に落ち葉舞う晩秋。
すると、鬱っとしてくるんですよね。「冗談でしょ、あなたが鬱っぽくなるなんて」と言われる私でも。
なんか気分が晴れない。
そんな時に友達、知り合いの訃報などが届くと本当に鬱っとしてきます。
人の人生をいろいろ考えますよね。
もっと話をしたかったとか、ああもしてあげればよかった、こうもしてあげればよかったとか。
結局何もできなかったとか。
で、弔辞などで「何かしてあげたかった」とかいうわけですが・・・。
じゃ、いつするの、いつだったらできたの?
それを考えて、今できることは全部しようと思うようになりました。
だから、家計がけしてそんなに楽勝でなくても、餌をあげている野良猫の去勢はしようと思いました。
その費用。もったいない気もしますが近場に温泉に行ったり服を買ったりするのを一回我慢すればできることです。
最近、他界した知り合いが言ってました。家周りに野良猫が増えて困ってるって。そんなある日、近所のクリーニング屋の奥さんが何十匹もの猫の去勢を全部自腹でやったんですって。
それを聞いて自分は反省したと。猫がうるさい、自分が植えたクロッカスを枯らしたとか文句ばっかり言ってて何もしなかった自分と比べて、虎の子をはたいて野良猫の去勢に動いたそのクリーニング屋の女将さんはえらいって。
そうですよね。
私も「今できるいいこと」は全部やっていこうと思います。
そうやっていろんなことをいろんな人に教わって生きていくんですね。
一杯のワインで気持ちがほっとするように、
私も市井の一人として何か人がほっとすることをし続けて行きたいです。
ワインを飲みながらそんなことを考えました。
そういえば鬼籍に入った故人と赤ワインにはたくさんの思い出があります。
「これ、結構あたり。きっと、おいしいと思うよ」と嬉々として自分が見つけたあたりの赤ワインをよくくれた島村麻里さん(作家)。
赤ワインを二人で四本近く空けたよなあ・・・(帰りは前後不覚となりパンダ目で山手線に乗っていました。乗客が私の周囲一メートルは引いていたなあ・・・・)
Aさんともよく赤ワインを飲みました。
海外のバーで数千万円という金額のワインを見つけて「誰が飲むの?」と現地の人に聞いたらオイルマネーで潤う人や王侯貴族みたいな人がたまーに発注するんだという話を教えてくれたなあ。
向こうでもみんな飲んでるんでしょうか?
by yoshi-aki2006 | 2010-11-19 14:21 | 医食同源 | Comments(0)