ビジネスマナーの劣化現場多発

私も20歳代前後のときはきっと「ビジネスマナーをしつけられていない人」と思われていたことでしょう。
今でも、

会食のとき、バーっと自分だけ早く食べてしまったり
首相の筆頭秘書だったような世慣れた立派な人に挨拶するとき、体は出口、顔はその方を向いていたり、
言葉使いなど

とても人のビジネスマナーを云々できる人間ではないことはよーくわかっている。

が、最近の現場。
むきたてのゆで卵のようなあの若い連中の
ビジネスマナーはないよな。

多分、私の世代の息子、娘たちだと思う。
どうも、いかんぞ、私たち親世代。
あんまりしっかりしつけなかったんだろうなあ。
一緒に遊んでいた親世代だったような。

まず、つり銭やレシートを渡すとき、絶対に人と手が触れたくないように渡す人が多いこと多いこと。
人の手を触るのが嫌というか怖いのだろうが、おつりは手からこぼれ、レシートはひらひら飛んでいく。

お前なあ、と説教をするのも面倒だ。
朝から人を叱るのは疲れる。
予想期待収益率に反することかも、と思ったりする。

せこいなあ、私も、と思うけれども、あまりエネルギーが残っていない気がして、期待収益率の高いことに集中したいと思う。すると黙るわけですね。

いずれ、私よりももっと活火山な人間に遭遇して雷を落とされたほうがこの子のためになるよなあ、と思ったりもする。

しかし、昨日は久しぶりに説教たれました。
ある投資信託を買おうと電話した大手証券。
私はその投信が絶対欲しい。
今ある投信を売る。
これは基準価額を回復し、まずまず、うまく金を回せた。
気分がいい!
コールセンターの女性もすごく優秀。
ところがその後かかってきた電話で暗転。
普段はきっと「ざけんじゃねーよ」みたいな言葉使いをしていそーな、若い支店女性のものの言い方が自分たち社員の段取りベースで話をまくし立てるので、
「はー、それはあんたさんの会社の手順であって客はなんのこっちゃさっぱりわからんなあ」
と反論した。
証券会社の通話は録音されているから、私の言い分を聞いてその会社の人事はよく考えて欲しい。
金商法の取り決めで客には説明責任があるが、
普段は「ざけんじゃねーよ」と話していそーな女性の巻き舌の説明はまったく血が通っておらず、意味不明だ。
年季の入ったおばさんとしてはばっちり、説明している相手が理解していない点を突いて質問しまくる。

相手はいらいらしつつ、「かしこまりましたっ」とか「さようでございますっ」とほかの事をしながらあいずちを打っているのが丸わかりな返事をしていたが、

「たぶん、この投信は私のような人からのオーダーは多いと思うから、きちんと説明できたほうが、きっと貴女も早く手数料を上げられて出世すると思うよ」

とこんこんと説明したら、声のトーンが変わって次第にちやんと
聞いてくれるようになった。

でも捨てたものではない子もいる。
スーパーのレジで「お客様、こんなクーポンお持ちではありませんか?」と丁寧に聞いてくれる子がいた。
「えー、ない。どっかいった。いいわよ、別に」というと
「大丈夫ですよ、ゆっくり探してください」とにこやかに言ってくれる。
クーポンは出てきて100円得した!
その子の落ち着いた対応で、なんだかすっごく気分が晴れた!
その子のおかげで楽しく買い物ができ、一日気持ちが晴れ晴れした。

こんな子もいる。ちやんと大人の親世代が責任をもって現場の若い子を見て育てたり、感謝したりしなければいけないなと感じるこのごろです。

by yoshi-aki2006 | 2011-02-01 09:46 | ビジネス | Comments(0)  

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