さよなら叔母さんのやかん

f0073848_21164550.jpg

どうです? 結構、年季の入ったやかんでしょう? 多分、美大に通っているときか、いやーもっと後かな。
叔母が「なんかこうてやりたいがな。何がいい?」と聞いてくれたので、私は「やかんが欲しい」とリクエストしたら律儀にちゃんと買って来てくれたのでした。

「もっとファッショナブルなんが良かったかなー」と気にしていたけど、私は気に入ってずっと使っていました。
しかし、とうとう、ごとくの上で水が漏れるようになり、やかんとしての一生をまっとうしました。

叔母さん、ありがとう。ホントは取っておいて鉢とかオブジェにしたいところだけど、シンプルライフの提言どおり、写真に撮ってお別れするね。

ものでもこんなに捨てるのが惜しいのに、ましてや人をや。叔母はやかんより一年早く、昨年秋に亡くなりました。

気のせいか、ものすごく「受信」してしまい、亡くなった人がしきりと話しかけて来て、いろいろなことを教えてくれる。だからあまりさびしくはありません。

叔母は懸命に生きた人でした。煮えたぎったやかんのふたのようによく働き、子育てをし、家事を切り盛りして今、その子供たちはみんないい人生を送っています。

叔母は私のこともさりげなく気にしてよく励ましてくれました。叔母さんのやかんをしっかり写真にとって、私も湯のように人を暖める心を忘れず生きて生きたいな。そう思いました。

by yoshi-aki2006 | 2011-02-28 21:34 | 感謝 | Comments(2)  

Commented by hikosaka at 2011-03-01 07:30 x
我が家には調理道具は母の遺物の塊だらけ?いまだ現役です。母の口癖、「道具は一生物」と言っていました。
家内も今だ使っていますが「鋳掛屋」さんは見かけませんね?残念ですが
Commented by yoshi-aki2006 at 2011-03-01 11:57
hikosakaさま

なんだか内側がびっしり穴の前兆状態でさすがにお直しは無理っぽいのですが、鋳掛屋さんねえ!
いいお話を教えてくださいました!
まず言葉がすごく素敵ですよね。ひとつ賢くなった!
ありがとうございます!

<< ホワイトデーのお返しはコレ! 熱烈に求愛されたときに見極める... >>