枝野官房長官の養老盂司先生「バカの壁」

人の振り見てわがフリ直せ。
誰もいさめる人がいなくなる中高年期には特にこの教訓を自分に言い聞かせています。

枝野官房長官の発言をテレビで見聞する機会が多い今日この頃。
この人の風貌にどちらかというと私は好感を持つ。好感というか親しみですね。
こんな顔した知り合いがいたよなあ、とか、取引企業さんにもこうした外見のよく働く優秀な人がいたいたと思う。
誰かに似ていると思い出してみる人の中には誰かの奥さんや親戚筋の叔母ちゃんも混じる。

多分、仲間としては憎めない、一緒に仕事したい見事な人なのだろう。

が、官房長官としてはいかがなものか。

言語、声量明瞭、意味不明。

だからなんだよと突っ込みたくなる抑揚のない棒読みコメントでは何も伝えていないのと同じだ。
記者会見での発言を聞いていると、絶対に非難されたくない、発言した以上のことも以下のことも言わないという養老盂司先生「バカの壁」に例としてあげたくなるような必死な「防衛」「保身」のパワーを感じる。

ここからは想像なのだが、「あとであれこれ責任問題となるよりは暗愚にみえても愚直を貫く」方針で突破しようとの作戦と見る。
彼はどこに突破したいのか。
将来の総理の椅子であろう。
だから決定的な失言だけはしない、したくない。その強烈なメッセージが抑揚のない血の通わない記者会見の発言になり、聞いているこちらはいらいらするのだ。

枝野さんは嫌いではないが、やっぱり民主党に政権能力はないのではないか、との思いを持つ。
知らないからいえないのだし、なのにスピーカーになってしまっている。その危うさを枝野さんは誰より知るから保身の発言が続くわけで、「わかりません」「知りません」「調べていません」と居直れば済むのにそうすれば政権担当能力がないのに役職についている矛盾に自らつまずく。

だから養老盂司先生「バカの壁」になる。気の毒に、と思う。

そして冒頭の人の振り見て我がフリなおせに私は戻る。
私も知ったかぶりはすまいと襟を正そう。
わからないよ、神様だけが知ってる未来のことは。
大事な人がいつ死ぬかなんて誰も知りようがない。
金のこともそうだ。マーケットの行方を神様のようには見通せない。
研究成果を聞いていただく。人としてみてきた感じた因果律をご披露する。できることはそれだけだ。

それをさも神のように知っているように話すマーケット関係者と同じ穴のムジナにはなるまい。
特にテクニカルアナリスト。
自分のことを神さまのように思って振舞う人もいる。
誰もわかってなんかいるもんか。
三流証券会社勤務の経歴を理事長などの肩書きでロンダリングしようとしている人はいないのか。

そんな役職や肩書きは月日の波が洗い流していくことだろう。

今日、見たNHK番組でああ、こんな先生に教えられたいなと思わず名前をメモした。
前川和彦先生

理路整然とした話方の向こうにはものすごい知識量を感じさせた。どこから質問されても的確に回答されるその姿に研究者の姿を見た。
願わくばそのような研究者に繋がりたいものだ。
影響力の武器の使い方だけ長けたエセ専門家の蒙昧に絡めとられずに。

by yoshi-aki2006 | 2011-03-24 12:08 | 人間考察 | Comments(0)  

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