1ドル50円説

この数年、一貫して金地金を進めてきたけれど、今日、金価格は一段とアップ。
1ドル50円説_f0073848_2245181.jpg

チャートは田中貴金属の日足。
4700円台に入ってしまいましたね。

ドル円は木曜日のマネーパートナーズ の木村佳子の為替コラム書きましたように、チャート分析では「下値目安として76.53を下回ったら、思わぬドル安もあり得そうなので用心したいですね。」というのが私の意見で、現在、その価格を下回っていますので一層の円高ドル安が進みそうです。

少し前のことになりますが、オバマ氏は経済対策の必要から純輸出倍増計画を打ち出しました。120円あたりがブッシュ大統領の時のレートでしたから単純にはその半分、60円になってもおかしくないし、人民元ベースでも人民元高ドル安の流れで円高が進むことも考慮しておく必要があるといえるでしょう。

私が第一商品為替セミナーなどで過去お示ししたドル相場は65円台ですが、今日、書店を歩いていたらエコノミストの浜矩子さんが新刊で一ドル50円説を出しておられました。

浜矩子さんはドル終焉説を早くから唱えておられる勇気あるエコノミストです。
余談ですが私は浜矩子さんファン。一方的に親近感を持っています。
願えばかなうできっと彼女とはお知り合いになれそうな気がするし、お話できれば、エコノミストとしてだけでなくお人柄も好きになってしまうのではないかと思います。というのも
薄っぺらい解説ではなく文章がうまくて、すごく教養がある人だって事が文章を読めばすぐわかるからです。

さて、読後はまたの機会にご報告するとして・・・。

今、私は単純に外貨ものを薦めるのは難しいなと感じています。
確かに歴史的円高ではあるものの、パラダイムが変わる寸前のようで怖いなーと思うからです。

パラダイム転換の一つの兆候は、たとえば日本の政治。民主党がだらだらした状態を続けていると、ある日突然、顧客(国民)を失うことになりかねません。日本国民が政治を刷新するために選ぶ道は?
イギリスの暴動も他人ごとではないですよ。
その時に日本はどうなっているでしょう。その時、私たちの経済状態は?

もう、アラフォーが知っているあの楽しいノー天気な消費生活謳歌の時代には戻れないのは確か。
しっかり将来を見据えて自分の資産は自分で守って行きたいですね。

私も勉強を続け様々な未来の可能性について講演会などでお示ししたいと思います。

講演会は皆様のお声をいろんな主催者(セミナー開催企業)にリクエストいただくことで実現します。
地域のセミナー開催企業などにリクエストくださいね。10月、11月は各地にそうしたリクエストで実現した講演会がたくさん開催されます。近くに参りましたら是非、のぞいてみてくださいね。

by yoshi-aki2006 | 2011-08-19 23:11 | マネー | Comments(0)  

<< 島田紳助さん、見切り千両の明日... 年収300万円時代の日々の生活... >>