生き方に迷ったらこの言葉を思い出そう!~鈴木富雄医師の素晴らしい言葉

どう生きていったらいいか、迷うことがありますよね。
ありがとうございました、よろしくお願いしますと一日に何度も何度も口にし、相手のことを優しい気持ちで見ているつもりなのに、

時にものすごく嫉妬されていて、意地悪なことをされたり、
能力があると過剰に警戒されて「あいつがいると自分の権益が脅かされそうだから」と邪魔にされたり、
こちらの段取りが相手には面白くなくて足を引っ張られたり、

信じられないような心根の人の比率が最近とみに密度が高くなっている印象を受けます。

嫌になっちゃうねえ、どいつもこいつも自分の権益ばっかりに汲々としてさ。。。。と思うようなとき、

私は9月29日に見たNHKの総合診療ドクターGに出演された鈴木富雄先生の言葉を思い出そうと思いました。

この番組は時間があるときはできるだけ見るようにしているのですが登壇される医師はどなたも素晴らしい方ばかりでこれまでに何度も感銘を受けています。

そんななかで9月29日の回は特に胸にしみました。

その日のドクターG、鈴木富雄先生は「患者様とうまくいかないとき、つい、その方の病床に行くのが嫌になることがあると思います。しかし、その時に思い出してください。この患者様はどんな人生を送ってこられ、どんな人を愛し、また、どんな人に愛されてきたか。どんなことをうれしいと思われるのか。そういうことを考えながらそのかたの病気を診させていただく。それが医師という仕事です」(正確には表現できませんがそのような意味のことをおっしゃいました)

この言葉にものすごく救われました。

そうなんだよな。

仕事を通して私たちは自分のスキルをアップさせようとしたり昇進や評価を求めたり、報酬のことなどを考えたりするけれども、それだけにとどまってやしないか。

仕事を通して成し遂げるべきは人の役に立つこと。本当にその人の役に立って相手が抱えている問題を取り除けた時なのだ、と。
社会にある問題を一つでも解消できたときなのだと。

だから私も仕事の向こうにいらっしゃる多くのニーズを抱えたお客様の役に立つことを念頭に猛進しよう。そうしたら会いたい人に会えるから。途中のさまざまな減退要因はスルーできるから。

会いたい人=「ありがとう」の笑顔をたたえた人に会えたときがきっと自分のGoolなのだし何度も何度もその地に行かなければならないと。それが仕事のモチベーションになるんだと。

そう思いました。

ありがとう! 鈴木富雄先生。
素晴らしい言葉にとても元気づけられました。

そしてこの番組にも感謝です。

ちなみにどんな放送だったかを簡潔にまとめられたブログを見つけましたのでリンクさせていただきますね。

この日のテーマは感染症についてでした。

この病で最終的に亡くなった知り合いがいるだけに、診断の部分にも関心を持って拝見いたしました。


追記 2015年10月放送の鈴木富雄先生の珠玉の言葉メモ
 また、鈴木先生が薫陶されている放送を拝見する機会に恵まれました。

 その日の放送は最初、3人の回答者である若手医師が一致して病名を挙げた後、
その病気の例外的症状を次々に紹介する映像を見せ、講義しながら正しい病名に導いた後、鈴木先生が最後にこんなメッセージを若い医師たちに伝えます。
「皆さんが今迄、蓄積してきた知識は国試に通るためのものでした。しかし、今日、皆さんがなさったことは診察し、検査を通して、正しくロジックを展開し、病名を特定するという行為、つまり、医学をなさったのです。それこそが医学なのです。これからは国試に通るための知識でなく、それを現場で医学に生かしてください」(意訳ですがこのような意味のことをおっしゃいました)。

国試にとおる知識を現場で生きた知識として応用し、正しい診断ができる医師になってください。知識では「その病気ではないはず」と思えても、実際の病気名では起こりにくい例外的症状が出ていることもある。医学は 「こういう症状が出ているが、だからといってこの病気ではないとは言い切れない」という疑いを持ち、診断、検査を通して、正しい病気の特定をすること。そうすれば適切な治療ができて、早く回復させることができる・・・・。
「医学とは何か?」が伝わる素晴らしいメッセージでした。鈴木富雄先生、素晴らしい講義をありがとうございました!

by yoshi-aki2006 | 2011-09-30 09:57 | 感謝 | Comments(2)  

Commented by 村石太レディ at 2011-10-09 22:19 x
ドクターG おもしろい番組ですね。
Commented by yoshi-aki2006 at 2011-10-10 06:51
村石太レディさま

とてもためになる番組ですね。

<< 秋の長寝 金価格の行方 >>