猫知恵に学ぶ 3

うちの猫はなぜか北にいます。
室内のもっとも北が定位置です。

どうして南側の暖かい日の射す部屋にいないのか?
家族ともども、不思議に思うわけですが、その点を
私なりに推理してみました。

彼女は2年ほど、ビルとビルの谷間をねぐらにしていました。
昼間は人の目につかない場所に隠れていて、夜になると工事現場の人の間を行ったり来たりして、猫好きな心優しい作業員の皆さんにお弁当をおすそ分けしてもらったり(だから今も海苔が大好物・・・たぶんおにぎりのかけらを分けてもらっていた名残ではないかと思います)、寒い夜は路上生活の人とともに温めあいっこしたりしていたようです。

私が社会人大学院に行くために夜、その通りを通る機会が多くなって彼女を見つけ、えさやりに通い、二年くらいして拾ってきたわけですが、野外で暮らしていた時に彼女は北には人があまり長い時間いないことを知ったのではないかと思います。

南側にいると、人と出食わし、時には追い払われたり蹴られたりする確率が高かった。
北側は人があまり来ないし、掃除道具などの置き場になっていることが多いから、夜は人が来ない。だから休む時は定位置として北が安全。そう確信したのだろうと思います。

それで北が今も彼女の定位置になっている気がしてなりません。

今も、人と一対一ではその人に甘えるけれど、室内に人が二人以上になると警戒し(たぶん、そうやって捕獲されそうになったことがあるのでしょう)、物音がするととても緊張します。

しかし、人や状況に弛緩し過ぎることのない、その野生的な知性が、警戒心を忘れがちな消費優先社会にいる私には新鮮に見えます。

猫から学ぶことは非常に多いです。
特に外猫生活を体験した猫はとてもとても賢いです。

人もそんな野生の感性を忘れたくないものですね。

by yoshi-aki2006 | 2012-02-15 00:03 | 生きる力 | Comments(0)  

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