騙されないコツ・利用されないコツ・足を引っ張られないコツ

このトピック、エッセンスを簡潔に書きなおしてみました。

●騙されないコツ
★おれおれ詐欺や未公開株詐欺などにひっかかる人が後を絶ちません。どうすれば怪しい話に騙されないで済むでしょうか?

お金がらみの話でせかされた時は注意しましょう。「何時までに」とか「あと、お一人様しか枠が開いていないのですが」のフレーズには要注意です。

次に「うん」「わかった」と肯定させようとする話術に導かれないことです。
相手は騙して、得しようとしています。一度でも「うん」と言わせたいので、そうした話を振ってきます。
「とりあえず、暫定的にこうしておきませんか?」という会話も用心しましょう。

「今日だけお得」というお得話も注意です。
私たちはお得話に弱いもの。「通常は1000円ですが、今日だけ800円です」と言われれば得した気分になり、買うことで得をゲットしようとします。買えば得する、という思いが行動を起こさせるのです。まさに相手の思うツボだと思いませんか?

そもそも買わなければ出費はゼロ。買えば支出は800円なのです。
相手は800円で売っても儲かるようにしているのですから、安いから、という理由で必需品でもないものを買おうとしているときは、「あ、これって必要なモノだっけ?」と自問しましょう。

●利用されないコツ
正義感、責任感の強い人、行動力のある人、純真な人、信じやすい人などは用心です。
相手は自分の代わりに自分の望むことをしてくれる人を探しています。
人を利用する人はその目的が達せられたら、手柄は自分のモノにして、利用した人を邪魔に思うようになります。そんな人に利用されてはバカをみます。
さて、人を利用するに人は以下の特徴があります。

やたらとハッパをかけてくる⇒まじめな人は「頑張らねば」と真に受けてしまう
褒めまくる⇒××さんのためにひと肌脱ごうと思ってしまう
ヨイショされる⇒同上。自尊心をくすぐられ、まんざらでもなくなって相手に操られていく
××君、××君と覚えがめでたい⇒同上。自己評価が低い人は気に入られていると思い、舞い上がりがち

こういう人たちに見込まれないようにするには

バカなふりをする
役に立たない人だと思わせる
山のように動かない

相手の不興を買っても、相手の機嫌を取ろうとしないこと。気持ちを強く持って、自己評価を揺るがされないようにします。

すると、相手は「だめだ、こいつに言っても仕方ない」と去って行ってくれます。


★足を引っ張られないコツ

社会人大学院に通ってた時のことです。皆、仕事をしながら夜、講義に通ってくるわけで、仕事を早く終わらせるためには早朝から会社に行って、自分のノルマはこなして大学院に向かおうとするわけです。すると、その日に限って上司が山のような仕事を振ってきて、結局は授業を受けられなくなり、中退を余儀なくされる人が必ずいました。

大学院をどうにか無事に卒業できそうになると「あいつは転職するためにMBAをとるらしいよ」と社内に噂を流される。そんなケースも少なからずあるのです。

つまり、人は自分の存在を脅かすような対象は作りたくないし、認めたくない。そんな一面を持つ生き物なんですね。

世の中には、「自分は学べなかったけど、部下には学ばせてやりたい」と思う上司もいますが、そうではない場合、どうしたらいいでしょうか? 困難と闘った同胞の例を挙げてみましょう。

大学院を卒業するまで、一切、秘密にした。
理解を示さない上司に、「そんな足引っ張るんだったら、あなたも大学院に来なさいよ」と説得した(その上司は学生になりました)。
理解を得られないまま、退職した。
転職した、などなど。

さて、ここで視点を変えてヒントになりそうな例をお話しします。免疫学の先生がおっしゃっているのですが、免疫力は強いばい菌やストレスと戦うと疲弊して衰えるそうです。
やがては体が負けて病気になるので、できるだけ強い相手とは戦わないほうがいい、というオチです。

大学院の例を出しましたが、何故、嫉妬されるかというと、大人になっても学ぼう、成長しようとする意欲、やる気、向上心はそれを失っている相手には大きな脅威を与えがちです。だから足を引っ張ろうとしてしまうわけです。

だから、何か相手を凌駕するようなものに挑戦する時は、
自分の行動はヒエラルキーを揺るがそうとしていることなんだという自覚を持つことです。そして、いったん、その選択をしたら、覚悟を決めることです。もう、弱いふりはできないし、弱いふりを続けることそのものが相手の憎しみを買うこともあり得るのです。

 それが強いものと戦わないコツにもなります。相手も強すぎるものとは戦いたくないのですから、力関係が変わる数年間をかわしかわし過ごすことです。

人は
得したい、損したくないという損得勘定で動く時期があります。
そこから脱した人は
かっこいい、悪いという、外聞を気にする時期があります。
やがては人の道に外れたくない、ということを考え始めます。
さらには、自分の道を歩いて行こうと思うようになります。

騙されるのは損得の世界
利用されるのはかっこつけの世界
足を引っ張られるのは人の道の世界
で起こることです。

こうした3つの苦い世界をへて、私は私の道を歩いて行こう、という自分の道に至るのだと思います。騙されたり、利用されたり、足を引っ張られたりしてもへこむことはありません。

私はこう歩いて行こうという道にたどり着くためにどうしても通らなければならない道だったのだと思えば。

さあ、自分の道を見つけたらそれを楽しみながらゆっくりしっかり歩いていきましょう。

千里の道も一歩から。

by yoshi-aki2006 | 2012-10-11 15:13 | 生きる力 | Comments(2)  

Commented at 2014-11-27 01:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yoshi-aki2006 at 2014-12-07 10:00
コメントをいただき、こちらこそありがたくうれしく思っています。
宇宙の営みから見れば、人生は水の一滴ほどの時間だという言葉をどこかで読んだことがあります。

それほど短い時間らしいので、せっかくの一滴をにごりなく輝く時間にしたいですよね。
しかも、その一滴を濁らせる理由が他人の行状から引き起こされたものであれば、残念至極です。

是非、よい時間を過ごせるよう、何か他力で乱されたとしてもそれを何倍にもプラスにして、自分がもっと成長できるような糧にできたらうれしいですよね。

また、いろいろお考えを教えてくださいね。お待ちしていますぬ

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