経済評論家、一級FP技能士、チャート分析家の木村佳子さんが素敵な明日を迎えるためにお届けする ライフ&マネー メッセージ   ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/fp-money/

by yoshi-aki2006

決められる人、決められない人

「何食べる?」と聞かれて、
「何でも~」と答えるケースって結構あるように思いますが、
「何でもって何よ?」
「えー? 別に何でもいいよ~」
という人って意外と対応に困るというのが相場ですね。

協調性があるように見えて、実はそれが協調ではなく責任回避と見えてしまう場合があったり、
相手に合わせてくれようとする点で優しい人とも受け取られますが、相手に気に入られようとしている打算や相手に合わせることで貸しを作っているとも受け止められることがあります。

確かに決めるという行為には責任が伴います。
「今日は蕎麦が食べたい!」
と、いさんで皆を引き連れてったら定休日だったとか、
意外とまずくて不評だったりとか。「なんだよ」と責められるケースもありそうです。

でも、決めたからこそ、結果があったわけで、結果を見て、今度は改善すればいいということも言えるのです。

さて、今日の表題、「決められる人、決められない人」。
そろそろ、日本も態度を鮮明にしなければならなくなってきました。
「えー、どっちでもいいよ」という態度は許されない事態に差し掛かっています。

というのも今度の選挙はTPPに参するのか、しないのかが争点の一つですが、野田総理はオバマ氏の再選を待って、どうでもオバマ政権でTPPを推進するためにアメリカと綿密に打ち合わせした上で解散したのであり、「選挙後は民主+自民+公明の連携でTPP推進に舵取りを鮮明にする腹づもりだと私には見えるのです。つまり、「決める政治」への転換を迫っているのです。

尖閣を国有化したときから、TPP推進も含め、中国との関係よりはアメリカとの連携に重点を置くとの政策です。

ただし、世の中には色々な意見があります。
たとえばTPPはアメリカの陰謀として反対している人たちがいるのも事実です。

その観点に立てば、アメリカがとりわけ、TPPで、
保険分野、牛肉の自由化、自動車分野の自由化に重点的要求を持っていることから、

過去、世界一おいしかった宮崎牛の種牛まで口蹄疫で殺処分になったこと、
アメリカの高速道路で突然、トヨタの自動車が止まったとのクレーム、
今回のトヨタ始まって以来の大リコール、
ひょっとして、東日本大震災で生損保が保険金の支払いに追われたことなども、
ひいては日本郵政株放出や、
カルビーのポテトに照明器具のガラス破片が混入していたことまでも、

陰謀だ、と言いたくなるかと思います。

しかし、それをほじくり続け、そうした話を検証したり、議論している時間はもう残っていないでしょう。
何しろ、オバマ大統領再選で流れは作られてしまっていますから、まず間違いなく12月16日の選挙後、民主+自民+公明でTPPを推進していかざるを得なくなるでしょう。

ここはできるだけ前向きにTPPで国益をどう得ていくかに考えを切り替えて競争の中で生活できていく方法をしっかり獲得したほうがいいと思います。
TPP推進の過程で企業負担は増すものの、対応設備投資でいったん、景気は上向く期待も持てるわけで悪い話ばかりではないのも事実です。

ただ、今になっても政府がTPPの説明を国民にできていない点が残念です。

情報がなければ競争しようがないわけで、野田総理には賛成推進というからには、是非、国民に今からでもいいのでしっかり説明してほしいですね。

さて、今年は国会見学をしてきました。
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行ってみてびっくり!
ああ、ここに入ると空気が読めない人になっていくんだなーとしみじみ実感しました。分厚い赤いじゅうたん。いたるところにトイレが完備。すれ違う警備の人たちは最敬礼して道を開けてくれる。

一端、先生になってここに入ってしまうとだんだん世の中の空気が読めなくなっていくんだなあ・・・と思いました。

コメ農家、酪農農家、日本郵政、保険各社、自動車関連会社。
少なくともTPPを推進しようという議員さんたちはそういうステークホルダーにこそ、キチンと説明しなければならないし、私たち生活者にもできる限り、今、知り得ることや考えられる話をオープンにしてもらいたいですね。

各国連携の先輩、ユーロの中のギリシャになって強い国から財政支援してもらうような国との連携がないのかなども知りたい事柄です。

日本に限っては世界一の債権国家なのでむしろ、ギリシアになりそうな国がTPPに混じっていないかどうかをチェックしなければならないでしょう。

サブ゛プライムローンに端を発したリーマンショックを思い出せば、優良債権の中に不良債権が混じっていて、そうした債権が含まれる債券所有の金融機関の株価と企業格付低下に始まり、大信用不安に陥ったのでした。

TPPの中にサブプライムやギリシヤに相当する財政状態の深刻な国が混じるとせっかくの連携も将来の大きな金融不安につながります。

日本もアメリカもTPP推進に当たって商売面の関税だけでなく、双方の財政に責任を持たねばなりませんよね。

その点を国民は消費税増税ですでに対応を迫られているのだから、国政を預かる側が誠意ある説明をしなくてはならないですね。
そうしたニーズにこたえてくれる
政治家が是非たくさん当選しますように!

私もいろんな面からしっかり勉強して、政治・経済・生活のヒントになる情報発信ができるように頑張ります!
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by yoshi-aki2006 | 2012-11-21 12:29 | アンテナ | Comments(0)