謎の日本人が作ったといわれるデジタル通貨ビットコインが暴騰

株価の値上がりもさることながら、ネット上で決済できるデジタル通貨「ビットコイン」の暴騰がすごいことになっているようです。

今年の一月にデジタル通貨の一つ、ビットコインの価格は15ドルだったらしいのですが、4月には179ドルになったそうでエコノミストが取り上げるほどの話題になっています。

その後、暴落したり、反発したりと激しく動いていることから、次第にボラテイリティに魅力を感じる人のアンテナにも引っかかっている模様。

エコノミストが伝えるところによると、このデジタル通貨を発明したのは日本人のナカモト・サトシ氏。
2009年にビットコインを作った後、フェイドアウトしたらしいのですが、その後、どうされているのでしょうね?

ナカモト氏がビットコインから手を引いた(?)後、この通貨はリンデル(セカンドライフで使われるデジタル通貨)やQQコイン(中国のデジタルサイトで使われるデジタル通貨)同様にデジタル通貨の一つとして次第に成長していきます。

今ではこうしたデジタル通貨専門の取引所まであり、ビットコイン取引所としてカリフォルニアや東京が有名で、特にフランス人が運営している東京のマウントゴックス取引所が最大の規模といわれています。

さらにはリアル通貨であるドルに交換サービスをするビット・ペイなる企業まで誕生し、ユーザーが自分のデジタル財産を保管できる「お財布サービス」を提供する会社まであるそうです。

こうしたデジタル通貨は銀行という機関を通さずにインターネットにつなぐことさえできれば、ワールドワイドにお金を流通させることができ、便利といえば便利ですが、違法取引が可能な点とハッカーに簡単に盗まれてしまうこともある点に注意しなければなりません。

冒頭に紹介した価格変動はキプロスから逃げ出した表ざたにはできない類のお金の流入の影響があると見られ、今後もリアル社会での何らかの動きがデジタル通貨の価格に影響する事が考えられます。

現実市場に流れ込まずにデジタル通貨に流れ込んだ挙句、ハッカーによって盗まれ強制的に「富の移転」をさせられてしまうなんてとんでもないことなので、銀行に預けられる資産を選択できる人はあえて近寄ることはないという考え方が一つ。

いやいや便利でいいじゃないかとリスクは納得ずくで使う考え方も一つ。

いずれにしてもデジタル通貨を国家や行政のチェック機能を外したフリーな世界の「荒野の決済通貨」と見るか「便利なワールドワイドな通貨」と見るかにはもう少し観察する時間が必要ですね。

ただし、「便利なワールドワイドな通貨」としての魅力に注目して、すでにビサのような大手企業は参入機会を狙っているのではないかと指摘する声もありますので、引き続きアンテナを張っておきたいテーマではありますね。


<近況報告>
早稲田大学大学院新入生歓迎パーティを先輩たちが開催してくださいました。学部から応援団の皆さんも参加してくださいました。楽しいひと時に日々の勉強の大変さをしばし、忘れることができました♪

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by yoshi-aki2006 | 2013-04-21 12:40 | マネー | Comments(0)  

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