観光立国、その前に! ~美瑛町の苦悩によりそう心
2013年 08月 15日
北海道の大自然を堪能したい人には今、大人気の観光スポットだとか。
しかし、そこに観光客が押し寄せ、スマホ撮影、写メ趣味の行き過ぎで畑で作物を育てる人の日常に配慮がなされず、地元にはいうに言われぬ悩みが募っているそうです。
畑にずかずか入ってくる。
作物の芽を踏み荒らしても平気。
自分たちの写真を撮るのに夢中・・・・。
こういうことって、つい、やってしまうことかもしれないけれど、今一度マナーについて考えたいですよねー。
確かに自分のフェイスブックやブログに写真を載せるとビューがぐっと上がるし、「いいね」クリックも増える。だから、どこでも写真を撮り、使える写真はどんどん載せる・・・・。
だから、つい、レストランでもプロムナードでも観光地でも、どんどん撮ってしまうわけですが、写真に撮られたくない人も世の中にはいるはず。
畑で作業しているところを断りもなく写真を撮るのって、確かに相手の気持ちを無視した失礼な行為。
撮っていいですかと聞いて、かりに、いいよ、と言ってもらえたとしても、ホントはいやかもしれない。
そういう、「ひょっとしたら嫌なのかも?」と考えることができるかどうかで人間としての深みが違ってくるのでは?
自分だったらどうなんだろう? と、考えてみることも必要ですね。
普通に畑で仕事をしている姿が、見ず知らずの人のブログに勝手に載せられて、「北海道に行ってきました。美瑛はとってもきれいなところでした!」とか書かれていたら、さぞかしびっくりでしょう。
無断でどこかに乗せられているのって、いやかもしれない。畑仕事している姿ではない写真が良かったのかもしれない。そんなことを相手の立場に立って考えることって必要じゃないのかな。
観光客は一日の一瞬のことかもしれないけれど、畑を踏み荒らされる人たちは毎日毎日のことなので、作物の売り上げにも響いてくるし、精神的にも参りますよね。
キレイな景色のもとには日々、その地で努力して環境を維持している人がいるわけで、その地元に対する配慮が訪れる側には必要ですよね。
というわけで、今一度、スマホ撮影の心得を押さえておきたいですね。
かくいう私も失敗の経験があります。
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(私の失敗)
板前さんが作ってくれるあまりに見事な料理の数々に、驚嘆。
ご本人の前で「撮影していいでしょうか」と聞き、「いいよ」といわれたので撮影し、載せた写真もすぐご本人に見せたのですが、微妙に顔の表情が「・・・・」となっているのが気になりました。
帰り際、そのオーナー板さんが「実はうちは隠れ家的な雰囲気を大切にしているので、ネットをみて、わーっと人が来られるのは困るのです。よろしくお願いします」と頭を下げられました。
あ、いけないことしてしまった!
すぐに気がついて削除しました。
お店の宣伝になると思ってしたことでしたが、載りたくないケースもあるのです。
かとおもうと、「どんどん載せてねー」というお店屋さんもあります。
このように人によって事情は違うので、それをしっかり見分けられるまでは写真をどんどん撮っていいってもんではないのだなーと思った次第。
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by yoshi-aki2006 | 2013-08-15 23:06 | シンキング | Comments(0)