謝罪とあいさつにその人となりが現れる~小保方晴子さんの4.9会見に感じるもの

「謝罪の王様」という映画をDVDで見ました。
謝罪の王様公式サイト 音がするのでクリック時、びっくりしないでくださいね
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(画像は謝罪の王様公式サイトより)

ちなみにこの映画は好きずきがあると思います。が、出演者の尾野真千子さんと松雪泰子さんはすっくりと別の役化けをされていて、見目麗しく、とっても印象的で、観て損した感はありませんでした。

さて、映画のテーマでもある謝り方ですが、日常でもその人の人柄や頭の良さ、悪さ、育ち方、教養のあるなしが謝罪の仕方には、実にはっきり出てしまうものですね。

私が考える一番の謝罪の仕方は「後を引かない謝り方」です。
もちろん、何をしでかしたかにもよりますが、
ごめんなさい!
と心から詫びる。

相手が怒り心頭でとても許してくれそうもない。そんな時でもやっぱり、心底、詫びることです。
相手はその「許してくれそうもないのに謝ってきた」というその人の勇気に免じて、許してくれることがあります。


その場で心から許してもらう。
そういう謝り方ができればいいのですが。

もし、相手が許してくれたら、感謝しましょう。あとあとまで面倒なことにならない結果をくださったのですからね。


こじらしてしまうのは心から詫びていることが伝わらない詫び方です。
ぐだぐだ、ノロノロ、うだうだ、いやいや、しぶしぶな生半可な詫び方では、小さな怒りを大きく育ててしまいます。そんなだったら、謝った意味がない。
「いつまでも相手を怒らせる謝り方」。一番やってはいけない謝り方ですね。


世の中には相手に悪いことをしたと自覚していても、謝らない人もいます。

そういう人はたくさんの敵ができてしまいますから、ずっと、勝ち続けなければならなくなります。弱ってきたら今まで我慢してきた人が一斉ほう起して叩きに来ますから、相当な覚悟が必要です。
逆切れする場合もしかりです。
逆切れの報酬は「あの時、あんなふうに逆切れしなければ・・・・」という後悔を後になってすることになります。

そんな生き方は疲れるし、大変じゃないでしょうか。

このほか、世の中には、謝罪を知らない人もいます。
相手に迷惑をかけたり、悪いことをしたらしいれど、「それって私のせい???」と他人ごとで、その「悪さ」が実感できず、謝る概念すら持ち合わせないわけです。

そういう人は、「天然」などと揶揄されて生きていくことになりますが、いつかどこかで代償を払うことになるのではないでしょうか。たとえば子供に適切な謝り方を教えられなくて、その子が苦労するとか、どこかで大雷のような怒りと遭遇するとか。

人生、困ったことにならないためには若いうちから謝罪の作法は身に着けたいですね。

さて、4.9の小保方晴子さんの会見が一日のニュースを席捲しましたね。
2時間35分もの長い生中継。
視聴率も高かったのではないでしょうか。

一体、何の会見だったのかしら?
ねつ造ではない、ということの反論の記者会見でした。

謝罪の言葉もありましたが、全体的に不思議な印象の2時間35分でした。

その不思議さが彼女のこれまでを物語っているように感じました。
一番の謝罪力とは心から詫びて、相手が怒っていた状態を自らの意思でリセットしてくれるような詫び方であるとするなら、今回の会見は成功したのでしょうか。

by yoshi-aki2006 | 2014-04-10 01:27 | ビジネス | Comments(0)  

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