貧困女子からの脱出

NHKで「女性の貧困が増加している」というテーマを取り上げていました。
さまざまな貧困例が取り上げられていましたが、ちょっと首をかしげる部分もありました。

それは母親、娘二人が各々ネットカフエに長期滞在しているというケースでした。長期滞在すると滞在費は一人一日当たり1900円になるとのことでした。

長女がアルバイトしているコンビニで買ってきたものを姉妹で一日一食、分けて食べている映像もありました。

が、待てよ。一日一人1900円なら家族3人で一日コスト5700円。一か月31日で176700円にもなります。
年額にすると2120400円で結構な額です。

月176700円、ネットカフエ宿泊費用にかけているなら礼金敷金ナシの月10万円未満で借りられる家を探したほうがコストは低減できますよね。

姉妹は月10万円のお姉さんのコンビニバイト代とお母さんからの数万円でやりくりしているそうです。ここから二人分のネットカフエ宿泊費を引き、一日の可処分所得を割り出すと1038円です。これで姉妹の3食費用を割り出すと一食173円になります。

確かに厳しい数字で、衛生品などを買うとひっ迫してしまうのは理解できます。

だけど、ネットカフエに月額18万円近くも支払う生活を見直したり、市場で安い食材を調達してきて、一食あたりのコストを下げて、栄養バランスを整えたりと工夫すれば、今よりも生活の質は上げられるのではないかと思います。

その浮いたお金で学校に通えていないという妹さんを中学校に通わせることはできるのではないかなと番組を見ていて思いました。

お金の貧困というだけではない問題があるように思えてなりません。
ライフプラン、暮らし方のイメージの貧困なども考慮する必要があるのではないかと感じます。

どうやったらこの人たちは貧困から脱出できるのだろうか?
効率的に出口にたどりつき、確実に現状から脱出できるのだうか?

番組を観終わった後、私なりに考えました。

貧困の背景には「消費者としてのコンプリート志向」も強いのではないかと思います。

人はコストのかかる生活を知らず知らずに選択してしまっていて、自分が生きたい人生を考える以前に、よき消費者としての訓練が日々の暮らしの中で先行し、ストレッチされているのではないでしょうか。

知らず知らずに高コストな生活を送るように仕向けられていて、それに気がつかないまま、消費生活を提供する側は高度な戦略で消費者をつかみつづけ、それにより可処分所得が縮み続ける生活者の中から、次第に貧困層が生まれているのではないか?

その罠に取り込まれていることに気がついた人は高コストな生活から脱出できるのですが、気がつかない人は高コストな生活費を払い続けるのではないかと思います。

前述の例なら、電光熱費込みではありながら月額176700円のコストがかかっているネットカフエでの親子生活を見直すことでしょう。

それと「声を上げない、サイレントプア」問題もあると思います。母親と娘二人でネットカフエ生活。声を上げて行政の何らかのケアを受けられないものでしょうか?

貧困は忍び寄り、人を貧困のるつぼに引きずり込みます。そして過酷な条件で働き続け、SOSも発信しないサイレントプアの沼地に沈みこませていきます。

この罠に引っ掛からないためには、目先は低コストであるけれども、実は高コストなものに手を出さないことです。そして、いっとき苦しくても安定的な収入が得られる仕事に就けるような取組をすべきです。

取組を実現するには一つ一つの「必要だと思ってしまっているコト」をコストという面で見直したり、自治体への問い合わせをしてみるところから始めましょう。自治体への問い合わせでいきなり、いい情報にヒットすることはないかもしれません。徒労となってもあきらめず、自分をすくうことができる情報に出合えるまで、問い合わせることです(自治体の住宅整備委員をさせてもらいましたが、母子家庭用住宅も用意されている自治体があります。応募が少ないこともあり、枠があいていることもありました)。
親身になってそういう問題と向き合っておられる民生委員の先生がいらっしゃいました。民生委員の人に話を聞いてもらうことからヒントが得られるかもしれません。

さて、貧乏は悪循環する、というのが自説ですが、たとえばの例をあげてみましょう。
たとえばタバコです。
タバコを吸うと健康被害があるといわれて久しいわけですが、おいしい(目先の楽しみ)ことが蓄積すると長いスパンでは健康被害(大損失)をもたらします。

吸い続けている間、お金もかかります。
部屋は汚れるし、衣類や体ににおいもつきます。
タバコを吸おうと場所を探して、時間やお金をロスすることもあります。

タバコの先を落として衣類を焦がしたり、髪の毛やまつ毛、眉毛を焼いたりというリスクとも背中合わせです。

タバコという一つのアイテムから「金銭」「リスク」の大損害が連鎖し蓄積していくわけです。

これがいい方向に働くほうがいいに決まっています。たとえばお米は一粒が1600粒の実りになるそうで、上手に種まきすればたくさんのリターンが得られるわけです。

人に平等に与えられているのは1日24時間。そして、いつかは寿命が来るという条件です。
効率よく、その時間をリターンの大きなものに使えれば現状は変えられると思います。

私も家庭の事情などで高校を中退し、大検をとって大学に行くまでの生活ではアルバイトを3件掛け持ちし、1合の米をおかゆにして3食食べしのいだりし、未来の自分のために貯蓄をしました。幸いにも当時は金利が高かったので助かりました。

アルバイトでは「まかない食」が食べられるお店や「寮完備」「住手当あり」「交通費全額支給」などを必死で探しました。学園祭では八百屋さんから大根の葉をただでもらってきて、それを具にしたおにぎりを売ったり、雨合羽を仕入れて、雨が降ったら即売して臨時収入を得たりしました。あの時、頑張って働いて良かったなと思います。体が健康だったことも恵まれていました。

しかし、人生は山あり、、谷ありです。働いて大学に行き、資格も取って次第に仕事にも恵まれるようになりましたが30歳代ころから貧血がひどくなり、健康問題が深刻になった時期がありました。

貧困も辛いものですが、体が思い通りにならないことも情けないものですよね。
何年も苦しみましたが、ひょんなことから名医を知り、完治してもらって以来、奇跡的に仕事にも学校にも趣味にも自在に動けるようになりました。

貧困に悩む若い女性はあきらめずに、今いる自分の空間から自分の夢を実現できる世界に道を作ろうと「自分頼み」でがん張ってほしいと思います。

今、振り返って思うのは心温まる接し方をしてくれたのは自分も辛い境遇でありながらも、一生懸命生きようとしていた人達や人のことを思いやれる深い気持ちを持っている人達でした。
逆に足を引っ張ってきたのは周囲のいい年をした大人たちでした。そういう人たちは自分たちがどれほど恵まれている立場かということに思い至らないばかりか、世の中の弱者や過酷な状態から這い上がろうと努力している若者を利用して自分の望みをかなえようとしていました。たいていは甘やかされて生きてきた人たちです。

貧困から這い上がろうとしている人はどうかそういう大人に利用されないようにして、大事な自分の人生を生きていただきたいと思います。

貧困とは無縁だという人達は少しでも自分が恵まれていると思うならば

ハンデイを背負って貧困層といわれる世界で過酷な日常を送る人が質の高い人生時間を得ていく努力を支援するために、

●ズルをしない・・・自分がさらに得をするために、欲ボケたことをしない
●自分が恵まれていると感じて感謝した分、そうではない人らへの貢献をすべき
●自慢をしない

などの生活規範を実践すべきだと感じます。

だから、私はブログにこれ見よがしに明らかに格上の有名人と一緒のフレームに納まった写真を掲載して、露骨に自分の価値を底上げしたり、「あれを食べた、この有名店に行った」と食べ物の写真を載せない人が好きです。

また、このトピックで続編を書きたいと思います。

by yoshi-aki2006 | 2014-04-27 23:55 | マネー | Comments(9)  

Commented at 2014-05-08 12:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-05-08 12:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ゆうき at 2014-05-20 22:48 x
おそらく、普通にアパートを借りたくても、保証人がいないから借りることができないんだと思います。 
Commented by yoshi-aki2006 at 2014-05-21 06:57
ゆうきさん

コメントありがとうございます! そうですか! そうですよね・・・・。
人間関係、家族の連綿としたつながり。
お金だけでなく、そうしたことも失くしてしまっているんですね・・・。

なんとか解決できるよう考えたいことですね。

いいヒントをいただきました。

ありがとうございます。
Commented by なっつ at 2014-05-26 21:14 x
最近はアパートを借りるのに保証会社を使うこともできます。初期費用に数万円、あとは年間1万円ほどかかります。
敷金礼金がなくても、最初の1カ月分の家賃、紹介手数料、保証会社への支払いがあるので、それだけは貯金しなくてはいけません。
ネットカフェ代と食費で手いっぱいだと難しいかもしれません。
自治体に相談にいけば、3か月など期限付きで部屋の提供と就職支援をしてもらえることがあります。期限内に仕事がみつからなければ、またホームレスに逆戻りです。
生活保護は、住所がないと出ないです。
担当者によって対応がまちまちであるため、感じ悪く対応されて気持が折れたり、「まだ働ける」と追い返されて「もう受給できない」と諦めてしまう人もあるとか。
民間の支援団体に相談して、付き添ってもらうといいようです。
DVから逃げている場合、家族に居場所を知られるのが怖くて(生活保護の場合、まず家族に援助を頼めないか問い合わせがあるため)役所に相談できないこともあるようです。
そして、家がなく、睡眠不足で、疲労がたまっている、そういう人に有効な情報がいきわたっているか謎です。
Commented by なっつ at 2014-05-26 21:15 x
支援制度があっても、それを当事者が知って活用できないと意味がありません。
大阪の豊中市だったか、行政が一軒一軒まわって、困っている人がいないか訪ね歩いているところがあるそうです。
これまでに、育休切りされて困り果てたシングルマザーや、失業して餓死手前の青年などを保護したそうです。留守がちで状況を把握できない家も多いようですが、いい制度だと思いました。
ホームレスへの人にも、相談に来るのを待つのではなく、こちらから探して出向く…ときめ細かく支援ができるようになればと思います。
Commented by yoshi-aki2006 at 2014-05-26 23:27
なっつさん

いいお話ありがとうございます。
それくらい行政は踏み込んでもいいのではないかと思います。

地域の人も関心を持ちたいですよね。
私も、子供が激しく泣く声を聞くと、一応、掃除するふりをして見に行ったりしています。
たいていは子供がぐずっているだけだったりするのですが、今でも後悔しているのは、駅で子供を罵倒している母親でした。
彼女のスカートは汚れていました。
「子供を見ていてあげるから、お手洗いに行って身繕いしていらっしゃい」と声をかけたかったけど、勇気が出ませんでした。

なかなか踏み込むって勇気が出ないのですが、少しずつ、できることからしていきたいと思います。

民生委員の先生とも連携して地域のお困りごとに少しでも手を差し伸べたいものだと思います。

また、ご意見をお寄せくださいね。
Commented by AS at 2014-11-23 13:31 x
初めてコメントをさせていただきます。

>知らず知らずに高コストな生活を送るように仕向けられていて、それに気がつかないまま、消費生活を提供する側は高度な
戦略で消費者をつかみつづけ、それにより可処分所得が縮み続ける生活者の中から、次第に貧困層が生まれているのではないか?

まさにその通りと思いました。
仕事の選択に関しても、目先だけでなく、長期的にスキルを身に着けていけるのかどうか?という視点で選ばないと
いけないと感じています。

私は、会社をリストラされてから、WEB業界の派遣で働いています。普通の事務よりは、100円ほど時給がいいのですが、
ひたすらWEBをチェックするという仕事内容から脱却できません。目先のお金は少し良い、しかし、長期的にみると、
この仕事を続けることはとっても危険です。交通費も月1万2千円かかります。

例えば、交通費のかからない歩いて行ける場所で、積極的に仕事をできる環境を探すこともできるのです。
例え100円安くてもスキルが身に付く、長い目でみたときに、自分が生きていくための糧になる仕事を選択するべきと
思いました。

会社の上司からは、”マクドナルドの店員の仕事だって、尊い仕事。笑顔でがんばているんだから”とという言葉。
ともすれば、”そうだ。仕事は一生懸命やるべきだよね”と思わせるという裏側には、あわよくば低コストで働いてもらい
つづければ助かる。新しく人を採用するのも大変だし。という”毒”が含まれた言葉、だと思いました。

私の場合は、”起業するしかない”と考え、生活費を絞り、その中からいくらか投資して、稼ぎ、その稼ぎの中からまた
勉強や、自分のビジネスを広げるために頑張っています。

そして、私も貧血を患っておりまして、なかなか良い先生がみつからず、です。
よろしければ教えていただきたいです!
Commented by yoshi-aki2006 at 2014-12-07 10:08
コメント、ありがとうございました!
頑張っておられるご様子、素敵だなと思います。

貧血でお困りですか?
婦人科系の原因での貧血でしたら、私を治療してくださった先生が道を付けてくれると思います。

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