やれば必ず成果が出る、差がつく「ほう、れん、そうの法則」
2014年 11月 25日
これを略して「ほう、れん、そう」。
著名な経済人が仕事の基本として提唱されて以来、知る人ぞ知るビジネスの基本、人としてのお作法の基本中の基本といわれます。
何か頼まれた。
頼まれたことをちゃんとした。
でも、すぐに報告はしていない。次、顔を合わせた時に言えば、ま、いっか?
ありがちなことですが、頼んだほうはやきもきして報告を待っているものです。
「あれ、どうなった?」と相手から聞いてきた。そんな経験があったらご用心。相手は口には出さないけれど、「まったく、あんな奴に頼まなければよかった。まったく報告がない。いったいどうなってんだ」とかなり腹に据えかねていることが少なくありません。
報告する前に、ほか経由で情報が入っている場合は特に要注意。大いに信用をなくしている可能性大です。
頼まれたり、やっておいてくださいね、といわれたことは必ず顛末を相手から催促される前に報告しておきましょう。
連絡もしかり。
仕事が確定した。相手に連絡しておけば相手は予定を早めに知れて段取りがしやすいですね。それを「ま、いつでもいっか」と知らせない。
直前になって「この日、かくかくしかじかで、予定あけておいてください」などと連絡する。こうしたことも仕事ができない人とのレッテルを貼られかねません。早め早めに相手に連絡するのが基本中の基本です。
そして定期的に、「×日の件ですが、」と確認の連絡をして相手に定着させる。こうしておけば間違いがないものです。「弊社は入り口が2つありましてわかりにくければ携帯くださいませ」など、上手にうるさがられないようなメールを工夫したいですね。
相手から「×日の件はどうなっていますか?」と再々、確認が入るような仕事ぶりでは相手は相当、こちらを信用していない証拠ですし、仕事のできない人と思っているかもしれません。
相手から「予定通りでいいのですね?」と確認されるような仕事をしていないかどうか今一度、チェックしましょう。
ほうれんそう、の「そう」は相談の「そう」です。
こちらが困っていることを相手に相談し、知恵を借りる。相談を通じて情報を共有する。すると相手もこちらの事情をわかってくれる。
頭ごなしにバーンと決め付けず、「こういう具合なんで、どうしたものでしょうか?」と相談することです。すると、コミュニケーションを図ることができ、よい結果に落ち着くことが多いです。
相手にいちいち報告の電話やメールをするのは面倒だし、気が重い・・・・というケースもあるかもしれません。
でも、タイミングを逃さず電話一本、メール一通入れておけば、だいぶ違います。
以前、ある人のご好意で仕事を紹介していただきました。「×日に××で講演してくださいよ」と依頼されました。「はい、承知いたしました」と引き受け、講演が終わってすぐ、「ただいま、無事に終わりました。ありがとうございました!」と報告の電話を入れました。
その電話一本で相手の方から、「よし!」と認めていただいた気がします。
逆の立場で何か、仕事につながる話を人につないでも、「ほう、れん、そう」を守る人は驚くほど少ないです。
ということは「ほう、れん、そう」をキチンとできればひとかどの人から認めてもらえる確率はぐっと高まるというわけです。
ぜひ、「ほう、れん、そう」をビジネスの基本作法として身につけ、磨いてくださいね。しない人より、ぐっと差がつくはずです。
2015年1月は連日のように講演企画をいただきました。機会がありましたらぜひ、ご来場くださいね!
by yoshi-aki2006 | 2014-11-25 23:39 | ビジネス | Comments(0)