マッサンの時代、日本人は何を食べていたのか? ウイスキーのおつまみ考
2014年 12月 25日
なんだか次第に「ウイスキー飲みたいな~」と思えてきて、それとともに「ところでマッサンの時代って日本人はどんな食生活を送っていたのか?」という好奇心がモーレツに湧いてきました。
まず、マッサンの時代っていつ?
マッサンは1918年、大正7年の時、24歳でスコットランドの大学に留学します。
なぜ、大正時代にウイスキー造りを思い立つのか?
マッサンはそもそもどんな舌をもっていたのか? 推理してみました。
舌は3代かかるといわれるほど、奥深いため、マッサンは豊かな食生活を送られていたに違いありません。
マッサンは広島の造り酒屋の息子さんでしたから、おそらく舌は肥えていたはず。
酒が造れるということはよい水があり、よい米がある証拠だし、瀬戸内海の海産物やら岡山などのおいしい果物やら、四国の三盆糖などの格別の味わい深いものを食べておられたのだろうと思います。
さらにマッサンの親はどんな食生活だったのでしょう? 朝ドラでは泉ピン子さん演じる味にうんちく満載のお母さんが登場しますが、親御さんの若かりし時代は明治。
明治の時代、1868年1月25日(旧暦・明治元年1月1日)から1912年(明治45年)7月30日は44年続きましたが海外文化がどどどーっと日本に入ってきて、日本人がそれまで食べなかった牛を牛鍋やカツレツなどで食べ始めたり新しい味覚がどんと刺激された時代です。
当時、ソバ屋ではカツ丼なども提供されるようになり、カレーとの出会いもありました。
マッサンの親御さん世代はこうした欧米の食生活と親しみ始めたのですね。
マッサンママは「うすけなんぞすかん」という姿勢ですが、世の中にはワインなど外国のお酒と接するペースもでき始めていたのだろうと思います。
で、そうした親御さんの息子として「新たな味」への挑戦をするマッサン。
そのマッサンが日本に帰ってきたのが1920年。
この時、日本は第一次世界大戦後で不況でした。
この時代にウイスキーを作ろうとサントリーの前身の寿屋・鳥居の大将(ドラマでは鴨居の大将)と出会い、1929年にようやくウイスキーを世に送り出します。
ちなみに1929年はニューヨーク株式市場が大暴落した年ですね。
その後、本格的な不況が世界を席巻し始めます。
それでも本格的に物資が不足する戦争中とは違い、庶民の食卓は「ごちそうさん」で見たようなおかずが並べられていたろうと思います。
マッサンはその後、さらに理想のウィスキーを作るべく、1934年に北海道余市に行きます。
奥様のリタさんは漬物、塩辛を手作りしていたそうですから、日常食はやはりご飯に味噌汁、お漬物などが食卓に並んでいたのでしょう。
マッサンが自分自身のこだわりウイスキーを世に送りだしたのは1940年。世界が激しく動いていた時代でした。
マッサンとリタの物語
人々はどんな状況でどんな肴でウイスキーを飲んだのかな?
戦争直後はともかく、
鮭とば、ひもの、くるみなどのナッツ類などと飲んだのかしら?
ウイスキーのコハク色を見ていると、どこか動的なイメージに胸が騒ぐ気がするのは日本に誕生した時代が世界の激しい動きをほうふつとさせるからかもしれません。
グラスを傾けながら、その「動」とどう接するべきか、静かにここで見つめなさいという示唆を与えてくれる気がするのがウイスキーの魅力なのかなと思います。
来年もけして平坦な道ではないと思いますが、ウイスキーを飲みながら、何をどうなすべきかを検討したいものですね。
酒の肴には何が合うのでしょうか?
燻製やナッツ、フイッシュ&チップス???
お勧めレシピを探してみました。
クックパットでウイスキーにあうおつまみと入力するとこんなレシピが・・・・
詳しくはクックパットで御調べくださいね。
キリンもレシピを公開されていますねとっても参考になります!
キリンのサイトでもレシピが用意されています。
おいしいお酒とお肴で一杯し、しっかりと今年の疲れをオフし来年も元気で務めたいものです。
一月は集中的に西日本にうかがいます。
福山、山口、防府会場のご案内です
年末に発売される日本証券新聞と週刊チャートブックの新春特別号に原稿を寄稿させていただいています。よかったらお手にとっていただければと思います。
よいアフタークリスマスをお過ごしくださいね!
(講演/木村佳子,総合司会/高岡尚代さん)
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by yoshi-aki2006 | 2014-12-25 11:20 | 事象観察 | Comments(0)