女性と仕事~女に甘え、頼ってくる男に気を付けよう!

女性の社会進出が促進されていますが、多くは男性が考えた女性進出プランですね。
実際のところ、女の人がそんなに頑張らなければならないものかどうか、女性が一番リアルにわかっていると思います。

女の人の体は子供を産むためにプログラミングされた比率が高いために、それを踏まえた無理のない生活をしないと体が悲鳴をあげます。

生理周期で体調が変化し、頭脳活動もその影響を受けるのは女性なら大なり小なり経験されていることだろうと思います。
生理が軽い人もいますが、ものすごく重たい人もいて、重い人は頭痛や生理痛、貧血を抱え、その期間は辛くて仕事どころではないこともあります。
そんな状態で仕事をフルにこなすことは難しいです。
続けていると病気になったりもします。

子供を産んだら、一定期間の産休を経て、社会復帰を促される時代ですが、少し前の時代では家を守る担い手として「女性は家庭に入れ」みたいな風潮があったのです。
決めているのは男性たち。
身勝手であり、ご都合主義であり、理想論。

要は自分たちの都合の良い要求を都度都度、状況に応じてきれいな言葉で飾り立てたり、脅したりして女性に押し付けている。
そう考える視点を私たち女性がもっていないと振り回されます。

子供を産んでも、ちゃんと育てないと後々、高い代償を払うのは親である自分です。
親が自己実現に夢中になって子供の気持ちも考えない場合も
親が働き通しで子供を構わない場合も
その後、ツケが回ってきているケースがそこここに見受けられます。

さて、今日の表題は男のご都合主義はつまるところ女性に対する甘えからという認識のもと、「女に甘え、頼ってくる男に気を付けよう」ということをお話ししたいと思います。

もう、ずいぶん昔になりますが、女性に甘えるのが天才的にうまい老人Bさんがいました。
大会社を定年退職して早い話が毎日が日曜日状態の暇人。
何の肩書もない、大勢の人の中のひとり。
でも、プライドの高いBさんは「自分こそ世の中で一番」「会社では社長になれなかったやり残しをこれから解消する」「自分にふさわしいのは世の中で一番という認証」という欲を捨てませんでした。
「自分はホントはたいしたモノなんだ」という幻想から目覚めることができないのです。
そこで、どうするか?
昔取った杵柄で仕事分野だった領域の研究会の運営委員のような形で席を得て、次第にそこで存在感をアピールするようになりました。

その際に利用するのは、主に女性と世慣れしていない若い人。

家庭の主婦でありながら、何か専門技術を磨きたいと会に入会してきたA子さんに自分の勉強会の会場セッティングや集客をおねだりする。
A子さんは「何で私が?」と思うわけですが、ITやSNS技術を多少とも持っているから、お安い御用、と思えることは手伝ってあげることにしました。

それだけにとどまらず、Bさんは何かお困りごとがあるとすぐにA子さんに「頼むよ~」とすがっていく。
すがられるとA子さんもしょうがないよね、といいつつ手伝う。

A子さんと私は研究仲間だったので私にもBさんから「頼むよ~」がありましたが、際限のない「お願い事」に辟易し、次第にフェードアウトしました。ともかくエンドレスのお願い事で切れ目がないため、きっぱりお断りしないとたちまち身動きが取れなくなってしまいます。

こちらはBさんみたいなお金リッチ、時間もリッチな暇人とは違います。一分一秒争う生き馬の目を抜くフリー戦国時代を生き抜く現役。自分が動いて稼がないと経費も給料も税金も払えない個人事業主です。ところがBさんはそういう配慮は全くできない人でした。サラリーマンしか経験のない人だし、大企業病でもある上、女ばかりの女系家族に長男として生まれ、ちやほやされて育ったこともあると思います。

若手や女性に甘え、思い通りに動かす術に非常にたけていました。

ただの老人なのに、権威ある人のようにふるまうのも上手。エラそうにするのも上手。
、困ったこと、解決したいことができるとすぐに女性に甘えて頼ります。

が、このBさんは助けてもらって問題が解決すると、ケロッとして一切、お礼も言わず感謝もしないのです。お中元や歳暮も、個別になにかお礼の品を渡すこともありません。
食事などに出かけたとしても、大会社の持ち株や企業年金などで松の緑が映える立派な門構えの広大なおうちに住むお金持ちなのに自分の財布を開くことはありません。お金を貯める人は違うなあ、と驚くばかりの光景を何度も目撃しました。
「ここの代金は研究会で払ってもらおうよ」とか、経費で落ちるわけでもないのに勝手に決めつけて平気で言うし、誰か金回りのよさそうな人がいると、
「そうだ、××君にごちそうになろうよ」とレシートを人に押し付け、会計を押しつけられた人がレジを済ませている間にそそくさと靴を履き、逃げるようにその場からいなくなります。その足早さにはこれまた驚かされました。

それでも女性や若い人を手足につかえたのは、「使えそうな相手」に研究員など資格のアンパンをぶら下げたり、自分こそ権威ある人、采配が振るえる人と思わせることが上手だったからです。

次から次へと手先となって働いてくれそうな女性を見つけ、相手を使い倒し利用し、挙句、最後はあきれられて向こうから絶縁されたり、肘鉄を食らわされたりするわけですが、協力してくれる女性をどこかからまた見つけてくるので、Bさんが困ることはありませんでした。

Bさんの奥さん、娘さんもBさんの研究会を盛り立てていくために一生懸命手伝っておられましたし、研究会に参加した女性たちも手伝っていました。

が、その成果はすべてBさんが独り占め。手伝ってくれた人には一切の栄光ナシ。感謝の言葉もお礼も何もナシでした。
ところでBさんは同性である男性にはからきし、弱腰でした。
男性との交渉事にはまったくの及び腰で、裏から女性の力を借りて、物事を動かしておいしい所をいただくということを繰り返していました。

当然、男の人からの評判は良くありませんでした。
そして何故か、男性とはすぐにお互いに悪口を言い合う仲になってしまうのです。

私はこうしたタイプの人を何名か知っていますが、どの人も驚くほど良く似ています。
困ったことは女性に甘えたり、頼って解決してもらい、便宜を図ってもらったりする。
問題が解決するとケロッと忘れる。

人を利用し尽くして、礼もなく、感謝も言わず、最終的にはポイ捨てする。だから評判は悪いです。

が、こういう人は最初は猫なで声で困ったふりをして力のある女性、気前のいい女性、行動力がある女性に頼っていきます。

結論としては
こういう女に甘えてくる男はろくなものではない→適当にあしらって利用されるターゲットにならない用心が必要、ということです。成果は独り占めにされ、利用されるだけです。
かかわった時間もお金も真心も自分にはフィードバックされてきません。

●自分への利益優先と誘導が生きる最大の目的→だから弱い立場の人にほど、ここぞと付け込むし、奪えるだけ奪おうという頭の回路を持っている
●自分だけが可愛い→相手の面子、立場、都合はどうでもいい→相手が嫌がっている感情にはとても鈍感→気がつかない頭の構造になっている。だから「常識で考えたら嫌だとわかるはず」「普通だったら理解できるはず」という論理はこういう人には成り立ちません。
●自己利益最大化の頭の持ち主なので人の金や時間、労力に対するコスト負担はなんとも思わない。自分が得することだけに意識が向いている。
●利益誘導が最大の目的→そのために愛想が良かったり、猫なで声で接近してくる→利用できそうな相手を見分ける目は確か
●相手を自分の欲望を満たすセグメントに分類している→高嶺の花でもバツイチなどハンディのある女性に接近(彼女にできそう)→気前のよい女性を見分ける(財布代わり)→気のいいおばちゃんを見つける(世話を焼いてもらえる)など。

もしも、そういう人に接近されたらできるだけ思い通りには動いてあげないことです。
「困っているんです!」と言われたら、
「そうですか、私も困ってるんです」と応じて、愛想よくしながらもけして相手にしないことです。
お安い御用、と応じると際限なく甘えてこられ、利用されてしまいます。
かかわった女性はバカを見ますから、くれぐれも女に甘ったれてくる男には気を付けましょう。
あるいは飴と鞭方式も有効です。
利用だけしてきて、お返しがない場合、二度と協力はしない。
でも、納得できる対応で返して来たら、その場合だけ、協力する。
こうして都度都度、ギブアンドテイクの関係を成立させることです。

甘ったれ男は『ギブ、ギブ、ギブ』だけを求めてくる育ち間違っている男です。
世の中の女性はすべて自分のお母さんであり、妻であり、妹であり、娘であり、部下であると思っており、甘え取った成果はお返しナシの家族関係(親密さ)でチャラにできるという考えが体に染みついている=育ちが悪い=男なのです。

ちなみに甘えてくる男が可愛い甘いマスクのイケメンであるとは限りません。
Bさんの顔はバクにそっくりで何故A子さんのような聡明な人がああまで操られるのか、はたで見ていて不思議でした。

あなたのまわりのバク男。
上手に対応したいですね。

この女性版はまた別の機会に。

by yoshi-aki2006 | 2015-09-14 07:45 | シンキング | Comments(0)  

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