中国の小金持ちが日本のマンション投資でババを引く可能性は?

ベランダに出ていたときのこと。
「××××◇◇◇、●●●●!」
「××××◇◇◇、××××◇◇◇、●●●●××××◇◇◇、●●●●!」

と日本語ではない大きな声での会話が聞こえてきました。すごくかしましい!

何事かしら?

と背伸びして、声の方向を見てみると近隣に建設中のマンション現場の前で15人くらいの一団が図面を開いて「あーでもない」「こーでもない」とダークスーツの業者さんふうの男性の周りでやり取りしているんです。

「ははーん! 中国の小金持ちの投資家だ」と思いました。

女性の数が多く、日本のバブル期と比較し想像するに彼らのマネータイムは昭和62~昭和63年頃の日本の状況と似ている印象。

あの当時も日本の小金持ちは女性が積極的に動いていました。今の中国もあの当時の日本と似て、「利回りのいい投資マンション、買っておくべきよ」と女性がリードしているのかもしれません。

しかし、これってなんか危なっかしい・・・・・。

件のマンションは私のお散歩コースにあり、これまでの建設過程をつぶさに見ていますが、窓がほとんどない部屋も多く、ベランダは西日が当たるのみ、しかもかなり、きつきつな設計で「なんだか住みにくそうな、効率だけを考えて作られた不思議なマンションだなあ」と思っていたのです。

そうか、最初から中国人の投資家向けに作っていたんだな・・・と得心が行きました。

いくらで販売するのか知りませんが、もともとその土地には空家率が高く、効率が悪いからと手放された賃貸マンションが建っていたのです。

今はどうなのか知りませんが、都内といえども空室率ってけして少なくないのでは?

別のお散歩コースには大手不動産会社が販売管理しているマンションを少なくとも3件は見かけていますが、建ち上がった後も電気がついている部屋はごくわずか。現在もモデルルーム公開中で、テッシュ入りの物件チラシを物件前でスタッフさんが道行く人に配布しています。つまり、大量に売れ残っているのです。

中国の小金持ちはそうした情報はおそらく知らないのだろうと思います。
大手不動産会社の高級住宅街に立つ立派なマンションが大量に売れ残っており、すでに建っているアパート、賃貸マンションも空室率が高めという日本の実態を知らないのでしょう。

中国人向けの情報には「都内一等地に建設中の投資用マンション! 価格は×××で利回り××。今がチャンス! 」とうたわれているのだろうと思います。
見た目素人集団の中国の小金持ち風の若めマダムたち。

彼らの姿は情報格差はいかにして生まれているかの実例であり、今も姿を変え、日本人にも起こり得ることです。
そして、人の姿は投資で後悔したくなければよくよく調べなければならないということをリアルに教えてくれます。

また、中国の経済状態が一気に冷えさえしなければ日本の不動産は意外な高値で彼らが投資用に買う、ということも十分可能性として考えられます。ババつかみ、高値買いのリスクを負うのは彼らであり、業者は彼らのクライシス・セールにもビジネスできるので彼らのビジネスのかじ取りはいい着眼点であると思います。

逆説的にシニカルに言えば

●分散投資には情報格差と業者リスクが潜在する

●小金持ち(しろうと)は利回りにつられて、リスクに目がいかない素人集団に属しがち=業者にとって最もおいしい商材になる

●儲けの最大化を目指すなら、どんな対象であれ鬼にならなければ無理

ということでしょう。

そうだな、我が家も中国人になら高値で売れるかも。
投資で成功している日本人が節税目的で買ったマンションを少しずつ売り始めている中、投資用不動産を今から仕込もうという彼ら。

昔、ニューヨーク、マンハッタン島にあるコンドミニアムに海外不動産投資をした頃の自分の姿と中国人の投資家マダムたちが被りました。

お金は巡るよ、いつの世も(^^)


さて、来週からまた、講演が続きます。

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by yoshi-aki2006 | 2017-02-07 15:08 | マネー | Comments(0)  

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