気になる都議選、どうなる勢力図 株価への影響

いよいよ都議選ですね。

公用車を使った毎週の湯河原別荘通いや子供の絵本まで公的資金から支出していたのではないかと舛添要一元都知事に怒り爆発した都民の付託を受け誕生した新都知事・小池百合子さんでしたが、
この一年の動向から、今、かつてほどの支持は得られていないように感じられます。

というのも就任早々、「築地ブラックボックス」「オリンピック問題が勝手に一部勢力で決められている」と「悪人を懲らしめる」劇場型パフォーマンスがしきりと繰り広げられましたが、

病み上がりの石原慎太郎氏や
浜渦元副都知事を百条委員会に引っ張り出したりしたものの、大騒ぎの割には何も出てこず
返ってあざとさが感じられたり、

森元総理の「遺言」という本で明らかにされたオリンピックにおける築地の重要な役割が知れ渡ると、「築地ブラックボックス」というロジックで攻め立てるにも無理が目立ち、

結果、オリンピック費用問題も豊洲移転もほぼ当初の計画どおり、ということになったので、
「何のための大騒ぎだったのか?」と感じる人が増えているから、といえます。

突如、思いついたかのように築地「食のワンダーランド構想」が付け加えられたものの、
市場関係者から「そんなの無理」とはねのけられてしまっている。
組合長からは「我々誰一人として二拠点化したいとの話は出ていませんよ」とくぎを刺される始末。

すると小池都知事の豊洲移転中断と選挙間際の移転決定は
結果的には官民に無駄な費用を使わせただけ。
結局、都議選まで引っ張って選挙に利用したかったのでは、と勘繰られることに。

特に豊洲移転を引き延ばして垂れ流しになった税金の額は舛添元都知事の税金の無駄使いを大きく上回るのではないかともみられます。
すると小池都知事の思惑通り、都知事イエスマン集団といわれる都民ファーストが得票を伸ばすとは思えないとの見方が出てきています。

誰が都知事であれ、権力者=都知事をモニタリングし、暴走、独断のストッパー役になってくれる是々非々の人、政党を選びたいと思っても、反権力の立場を期待される共産党が今回は都知事側に。これは困ったなあ。

明白な都知事批判勢力は自民党、維新、民進党というのが悩ましいですねえ。
自民党・下村博文さんはお上品なのか、どこか「他人事」のような目をしておられるし、つかみが弱すぎます。

とはいえ自民党が惨敗すると株式市場には響きそうです。
日銀が毎月5000億円も株式市場に資金提供しているから大きく崩れにくいものの、せっかく2万円に乗った日経平均株価には凹み原因になりそうですね。

かつてリーマンショックが来る前に、リスク対処に動き出した人々に今こそ学びたいですね。


7月1日は大阪で杉村太蔵さんとご一緒に登壇いたします。


ぜひお越しくださいませ 
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by yoshi-aki2006 | 2017-06-25 12:16 | アンテナ | Comments(0)  

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