明日のある人 2

依頼されて講演をする機会が多いが、こちらが主催者となっていろんな人に講演や仕事をお願いする機会もある。

頼まれる側から頼む側に。

立場が変わると舞台裏をはじめて知ることになる。

立場が逆転して知る赤ッ恥、青ッ恥の数々に冷や汗ものだ。

例えば、国立大学の超有名な先生でも今をときめく売れっ子フリーランスの先生でも、交渉次第ではびっくりするくらいの安い講師料で講師を引き受けてくださる。
交渉の時にこちらが筋を通して真剣に主旨説明をすれば「よし、いったるわい」といってくださるものなのだ。

傾向として一流といわれる人ほど、講師料にごちゃごちゃ助平根性を出さない。二流三流な人ほど、いくらでないと困るだの、ナンだのとうるさい。

私は予算管理もしなければならないので、ごちゃごちゃいうセンセイは断ることにしている。
「ああ、そうですか。それは失礼しました」と。
「うちは学術団体と同じ料金体系でやらしていただきますので」、と。

そのかわり、過去ご登壇いただいた先生たちの講演録は事前にお送りする。
それを見ると、たいていの先生は引き受けてくださる。

一流の先生はこちらが全ての条件をお示ししてご依頼すると「はい、分りました」といって後は当日まで一切のややこしいことがない。

しかし、依頼するや何度も何度もお電話があり、ああでもない、こうでもないと始まり、挙句会場で本を売ってもいいかとか、とってもとっても大騒ぎなケースもある。

講演の前には「レジュメ」といって会場配布資料を主催者に渡すのだが、これがぎりぎりになっても用意できないかたもいる。メールで督促しても「あ、そうでしたっけ」。がちょ~ん、である。
レジュメを督促し続けて前日にやっと入った、なんて講師は二度と呼びたくないが自分はそういうことを平気でしてしまう(反省猿ポーズ、すんまそん!)

また、企画側は講師が遅れてきやしないか、当日間違いなく来てくれるかとひやひやする。
講師が未着で会場は満席。私が講師未着のいいわけをしている夢を見て夜中に跳ね起きるくらい、心配なのだ。

だから、前日フォローアップは欠かせない。私は自分が講師として呼んでいただくとき、この前日確認電話がイヤだった。「子供じゃないんだから、分ってるってばさ」と。
しかし、実はかけるほうはもっとイヤなのだ。相手が「わかってるってばさ」と出てくるのが分っているだけにぶーッと対応されるとドッと重たい気分になる。

立場が入れ替わって初めて主催者側の気持が手に取るように分る。

二度と呼びたくない講師やまたぜひお願いしたい講師。それもよくわかるようになった。

それと、服装は大切なんだな、とつくづく思う。彼とデイトだったら、していい格好でも、
ビジネスシーンでは絶対タブーな格好がある。今の私にはやっとそれがわかるようになったが、ちょっと前まではわからなかった。

ビジネスで成功したければ守ったほうがいいルール。知っておくほうが得である。
マニュキュア、アクセサリー、化粧、服の色、ヘアスタイル。
ちょっとのことで違ってくるのだ。

また、社交辞令、言葉、態度。これらも重要だ。
愛想がよいだけでは仕事は動かせない。そのことを知るべきだ。

この人とやって行きたい。
また、頼みたい。
この人がそういうならオッケー。
そんな信頼をもたれるような人。

そういう人が必要とされているのだ。
ならなくっちゃナー、私もなー。

by yoshi-aki2006 | 2006-07-14 02:57 | 人間考察 | Comments(0)  

<< 銀行のビップルーム探険 悪策・・・郵便局、宅配便配達の... >>