社会人大学院に仕事をしながら通うには?

団塊退職に伴い、若い世代が社会人として中軸化している今、また、大学院でMBAをとろうというブームが始まっているように思います。

一番幸せな形が、会社にそういう制度があって、会社のお金で2年間、国内外の大学院に学ぶことができるケースでしょう。

何しろ、会社が「行ってヨシ」とお墨付きをくれるのだから、職場も納得してくれるわけですね。
高額な学費も会社持ち、もしくは奨学金として貸与してくれたり、ということが何より助かります。
それに、見込みのなさそうな人に会社がそんな投資をしてくれるわけもないので、会社がいかせてくれたというだけで、周囲の人にも「あいつ、優秀なんだな」的な見方が広がるメリットもあるかと思います。

しかし、会社が大学院に行かせるケースの中には会社にとってのリスクもあります。
せっかく行かせたのに、MBAを取った後、その社員が転職や退職してしまう。
このケースが少なくないため、行く限りは誓約書を取るなどの退職転職防止策がとられているかと思います。裏返せば、社会人大学院卒業後、転職退職したくなっても一定年数、働かなくてはなりませんし、投資された分、会社に還元もしていかなければならないでしょう。

いやいや、うちの会社はそんな制度がないんです、という場合は、

学費、本代、などの費用
家族、職場の理解にもとずく時間のやりくり
職場の人の嫉妬

などをよく対策したほうがいいでしょう。


私は社会人大学院を2つ、修了しMBAの学位を2校からいただきましたが
最初の大学院は「株式以外の勉強も効率的にしたいし」「業務関係以外の知り合いも欲しいし」「違う脳も使わないと」という3つの動機から
カルチャーセンターに行くようなノリで入ってしまいました。
その大学院は家からドア to ドアで30分で行けるのが一番の選択理由でした。

で、行ってみて( ゚Д゚)。
大学院に入った時点で、同級生の中には入学早々、もう、後は修士論文を書くだけ、というくらい、自分が研究したいテーマがばっちり決まっており、授業を実に効率的に受ける人がいることでした(この人は優秀論文賞をもらっていましたね)。

確かに入学前には面接で教授から研究計画書についていろいろ突っ込んで聞かれるのですが、ともかく入学して勉強したいと思っていたのでその問われている意味がちゃんと分かっていなかったと後で思いますね~(⌒∇⌒)

そういう「よくわかってないで大学院にやってきた」組は大変です。
仕事は忙しいし、大学院では修士論文を書くためのどたんばたんが続くし、都度都度授業の勉強もあるし・・・・。前の日、よく寝ていないまま、炎天下で下手なゴルフを腕前が格上のしかも準備してきた人たちのもとで打つようなもの。なので、修士論文を書く大学院なら研究テーマをしっかり把握してから行ったほうがいいです。

「ああ、いろいろタメにはなったけれど、修士論文を書く大学院はもうおなか一杯」
卒業時には、「もう大学院に行くことはないだろうな」と思っていたのに、2年過ぎたある日、「今しか勉強しておく体力、気力もないだろうし」とまた、ファイナンス系の大学院に行くことにしてしまったんですよね。

ここは前の大学院の隔週授業と違って毎週、講義があり遅刻は15分まで。それが4回続くと一回欠席扱い。15回講義の三分の一休むと単位はもらえないという仕組みでした。

しかも、どどどどどーっと講義があったと思ったら15講義目にバンッと試験。
大学院の方針が教授に対して「オールAという採点でなく5段階分類で評価するように」とお願いされているようで、どんなに慈悲深い教授でも「大丈夫だよ、みんなにAをあげるから」という手形は切れない仕組みになっていました。

やはり採点されるには、いい評価をもらいたい。
この大学院でのテスト漬けの2年間は投下した授業料が高かったこともあり、「なんとしても卒業せねば、お金をどぶに捨てたようなもの」
と必死でした。

また、そういう時に限って14現場とか33現場とか、通常業務では考えられない怒涛の忙しさに見舞われ、本当に地獄をみたなあ…嘆息( ;∀;)

さて、この時、忙しいながらも余裕な人が周囲にはいました。
聞くと「聴講」などで大学院入学前からいくつか単位を取っていて大学院に入学してからの時間配分に余裕を持たせている賢い人たちでした。

卒業までに24単位必要だったのですが4期で割ると1期6単位。
ふつうなら余裕~と思ってしまいますが、
単位を落とすというリスクに備えて、1期8つ授業を取ることになるのが事前準備ナシ組にありがちなパターンです。

が余裕組は1期5単位くらいで平気なのです。
すでに4単位くらい、入学前に取っているので、時間繰りが楽なんですよね。

この試験漬けだった早稲田大学大学院ファイナンス研究科は今は経営管理研究科に統合されたので試験はどのような仕組みになっているかわかりません。

が、いずれの大学院でもいえることとして
大学院に行く前に
自分が大学院で何をしたいのか、よく考えたほうがいいし
方向性が決まって学びたい授業、教授の目星がついたら聴講生として場慣れしたり、単位も取っておくほうがいい、ということです。

そんなこと、あまり深く考えずに行ってビックリ!
ひたすら、「ああ~」と思っていたある日、とてもいい評価をもらっていたある人から、
「えっ、木村さん、準備せずに入学したんですか。僕は何年も前から周到に準備してから入学しましたけど」と逆にビックリされました。

が、地頭が優秀な人はものすごく忙しい会社や組織に属していても首席で卒業してましたけれど(@ ̄□ ̄@;)!!

こうして卒業力を高めることと大切なのは家族、職場対策です。
新婚ほやほや、奥さん子育て中の男性は
奥さんから「どうしてほったらかしなの?」と随分、つめられていたようでした。
そういうケースを何人かは見ましたね。

奥さんにしてみれば仕事、学業はともかく、教授を招いての飲み会、科での飲み会、学生同士飲み会などもあるので、
遊んでいるように見えてしまう。

家族の理解、サポートは大切ですよ。
奥さんを伴って学校を見せたり、奥さんも聴講するなどの工夫も必要ではないかな~。

職場では上司、同僚が嫉妬する対策をとる必要があるのではないかと思います。
自分の部下の学歴が上がると自分を抜かして出世される恐怖心を持つ上司がいるし、
同僚も学歴が上がった同僚に対し、面白くない人もいるのが現実です。

だから通っていることを隠している人もいました。

対策なくして社会人大学院卒業はできず。

入学前にしっかりと対策を。
最初の大学院の原田保教授も2つ目の大学院の大村敬一教授も同じことを指摘されていました。
「どうして大学院に来たのか、よく考えなさい。大学院に使った金額分、本を買って読めば得られる知識と大学院で学ぶのとどう違うのか。知的好奇心を得たいだけなのであればどうしてカルチャーセンターに行かなかったのか、自分で答えを出すように」

と。行くからには行くだけのことをしたいですよね。事前準備もせずにノリで行ってみて苦労したからこそ、お伝えできることですね101.png 

でも、どちらの大学院も行ってよかった!
苦労はしたけど103.png楽しかった~105.png102.png

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早稲田大学大学院が誇るガバナンス研究での大学識、首藤恵先生とファンド運用会社を経営している有名社長のYさんと(お二人とも著名人でいらっしゃるので肖像権の考慮から★印を入れさせていただきました)


ご参考までに修士論文研究テーマの例として
職場の課題や会社の業態に関する課題が会社人として役に立つ研究テーマではないかと思います。

例えば
成熟産業に勤めていらっしゃるなら、
★オールドエコノミー業態からイノベーティブ・カンパニーへの転換には何が必要か
とか、
★職場の最適人材配分の研究
とか、
★女性のⅯ字カーブをどう改善するか
とか、
★保育施設が社内にある場合とない場合の社員のストレス度
とか、

何か自分の職場、会社の問題解決と成長に寄与することを掘っていくと、授業を受けていけばいくほど、働きながら学ぶことの効率がぐぐっと増すように思います。

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by yoshi-aki2006 | 2017-09-17 10:19 | ビジネス | Comments(0)  

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