多数派・都民ファーストは都知事や都政のモニタリングができるのかしら?
2017年 10月 13日
都民は「大都市、東京の長として危機管理ができるのか」と
えらい怒りましたよね。
その時の議会の多数派、自民党はついに守り切れず、
「もう、辞めなさい」と引導を渡したんでしたよね。
絵本問題、絵画問題、豪華すぎる海外視察、もありましたが、湯河原問題も大きかったと思うんですよ。
そして、そんな都知事を許しているのは議会であり、特に長老がブラックボックスだとして人相の強烈な長老が悪の権化のような言われようで、
議会が機能していないように受け取られました。
都知事は仕事もしないで湯治? 視察? どうしてそれが許されているの?と
都民は怒り爆発状態だったんでした。
で、さすがの公明党も自民との協力関係を解き、
颯爽と登場した小池百合子さんが「私はジャンヌダルク。火あぶりになっても構わない」とまで言い切って、長老退治に乗り出す覚悟を示した。
そこまでいうか、その心意気やヨシ!
と都民は小池さんを信認したのでしたよね。
人相の強烈な長老退治まで、応援してやらねば・・・・、とそう思った人も多かったのではないかしら。
ところが蓋を開けてみたら、
「築地は守る、豊洲は活かす」という小池都知事肝いりの「築地再生会議初日」に小池さんは冒頭の7分しか会議に出席せず、
希望の党の遊説に出かけてしまったといいます。残念過ぎる・・・。この日はせめて、しっかりと会議に出れば筋が通ったのに。
都民は今、何だか、都知事選や都議選挙にだまされたような気分になっているのではないでしょうか。
都知事に立候補したときから、今日の希望の党の絵図は描かれていたのかな。
遊説に出た時、あれこれ議会で批判されないように、だから
都民ファーストを作ったのかな。
音喜多さんが「希望の党の応援させられるのは自明なので、今、脱党します!」ときっぱり、衆議院選挙の始まる前に宣言したのは
なるほど、そういうことだったんだと。
小池さんは都民ファースト大勝を見届けると、党首はさっとやめてしまい、あとは自分を批判させない勢力として利用して、
ポイ捨てなんだろうか。
人のポイ捨て、は都知事誕生の協力で音喜多さんや上田令子さん、のような初動を助けた人、
小池新党の初動の若狭さんや細野さん、希望の党の人と金に寄与した前原さんなど
結構、「ステップ」として踏み台にされている印象です。用が済んだらポイ捨てなんでしょうか。
安倍さんの時も安倍さんが有利なら安倍さんにつき、地方票では石破さんが勝ちそうだとなれば石破さんという風に、
判断基準が小池流のようですね。都政ポイ捨ては困るんですけどね。
それと小池さんはご自身と確執があった方には徹底的に仕掛けていかれるようですね。
対抗馬を立てている選挙区は因縁のある方の選挙地ばかり。
都知事に立候補したときのいきさつを後にインタビューで
「石原慎太郎さんから呼び出され、猪瀬氏が石原さんの息子さんの芸術関係助成金をカットして困っている。君が都知事に立候補してくれないかと頼まれた」(大まかな趣旨)と答えておられました。
その時、小池さんは一応は検討されたようでしたが、「石原さんはそう言いつつ、実際は舛添さんを応援していた。何なのよ、と思った。しかし、その時、都知事という手もあるな、と思った」とも語られています。
私の勝手な推測ですが、猪瀬さんが失脚するあたりから、私には小池さんの今日のプランがずっと描かれていたのだろうと思います。スキャンダルで失脚されていく、小池さんにとっては確執のある人々に点と線がすーーっとつながって見える。
女性初の総理を窺う小池さんの意気。
その強さ。
そうであるなら、今、立ち止まってリセットすべきものが小池さんにもあるのではないかしら?
都民としての原点に戻ると、
小池さんは衆議院選挙の後、希望の党の党首でい続けるのでしょうか。
それともさっとやめて、また、風が変わるのを待つのでしょうか。
いずれにしても、都民ファーストの議員さんには都知事と都政のモニタリングをしっかりやっていただきたいですね。
それを公明党にもお願いしたいです。
場合によっては公明党が連携を解消してきちんと都政、都議会のモニタリングをしていただきたいと思います。
何のために莫大な費用をかけて都知事選挙と議員選挙をしたのか。
大義がない解散を攻めておられる立場であれば、余計、ブーメランとして小池都知事が顧みなければならないと思います。
都民ファーストの議員さんもしっかりしないと再選はされないでしょう。
しっかり都政を公正中立に質していただきたいです。
これだけ都知事がいなくても都政が回るなら、いっそ都知事を廃職して、
人寄せパンダの役は「香香」にしていただけばいいのでは?
東京はお金持ちな自治体だから、回っているけど、会社なら、「長」が留守にして回っているような組織は凋落や倒産と背中合わせです。
孫や子供にツケ、しわ寄せがいかないように有権者もしっかり「長」を見極めなければなりませんね。
衆議院選挙後の都議会に注目したいと思います。
都の委員会などの予定があり傍聴もできるのですね
【追記】
小池さんは注目度の高い人だから、いろんな記事があるのですが
「安倍一強の打倒を口にするが、自民党のことは批判しない」その理由について
小池百合子さんは安倍さんを降ろして、自民党の副総裁になる可能性
を伝える記事がありました。
誰とそんな絵図をかいているのか、そういう野望が小池さん側にあるだけなのか、真偽のほどはわかりませんが
希望の党の得票も含め、「結果を見てから判断する」と小池さんが発言している言葉の意味はそういうことなのかもしれないですね。
有権者の信念、信条もあり、よほどの小池さんフアンでない限り、そう都合よくは運ばないのではないのでしょうか。
しかし、そうなったら都知事職は誰にまかせるのかな。
それにいろいろなことがオリンピックまで間に合うのかしら?
新国立競技場では若者が自殺までしている過酷な急がされ工事を強いられているのに・・・。
もっとも、記事がホントかどうかはフタを開けてみないとわかりま
せん。
小池百合子さんの迷走を別の切り口で指摘しているコラムもありました
東京新聞はスクープの多さでは断トツで兜町でも「東京新聞が抜いて材料になり」「日経がフォローして高値になる」と言われる存在ですが、その論説委員が鋭く突っ込んで読みごたえがあります。
また、私がアメブロにデジャブ感あり
とした事象について、
問題意識を持っていらっしゃるコラムもありました
なかなか見ごたえがありますよ。
それと、下のコラムも併せて読むと、かなり厳しい情勢かもしれないですね
海外メディアが小池百合子さんや希望の党をどう紹介しているかのまとめ
小池百合子さんがフランスのルペンさんやアメリカ民主党のヒラリーさんのようになってしまう可能性はあるかもしれないですね。
ともかく小池百合子さんはせっかく大量得票で都知事に選ばれた人です。それを胸に、都庁を留守にしないで都知事職への専念を願っています!
さて、10月19日名古屋レオパレス、11月3日大阪・光世証券、11月6日東京セミナーなど11月は講演ラッシュです。
ぜひ、ご来場くださいませ。お待ちしています!
講演日程はこの通りです
#都政 #都知事 #衆議院選挙
by yoshi-aki2006 | 2017-10-13 11:03 | 事象観察 | Comments(0)