ビジネストーク ものは言いよう ケースで学ぶ顧客を増やす言い方 減らす言い方

このところ、大阪講演が続いており、
11月18日北浜フォーラムにて日経平均株価を使ったストラテジーをお話しするほか、
11月28日には大阪梅田で「100歳まで生きても大丈夫なお金の話」をさせていただきます。

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そして30日、大阪朝日ホールで日本証券新聞社主催のセミナーで基調講演させていただきます。

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さて、今日はビジネストークです。

あるボディワーク系の現場で若い講師が「もっと私のいうことを真面目に聞いてください! あなたは私が教えたとおりにしていない!」と自分のお父さんくらいの受講者にみんなの前で叱責している現場に遭遇しました。
若いな~。
そう思いました。
若い講師さんはさすがにちょっと言い過ぎたと思ったらしく、
「だって、こうしないとこうなるでしょ。だから私は言ってるの」と丁寧に説明を始めましたが、
次の講習に該当者の受講者さんはたぶん、こないか、来てもちょっと居心地が悪いだろうな、と気の毒に思いました。

「あら、そのやり方だと危ないですね。私がお教えしている方法でやっていただければ安全ですよ」といえば、受講者に伝わるのにな~。

どんな現場であれ、相手のメンツを人前でつぶすような言い方はNGです。
これは上司と部下、お客様と販売者、医師と患者、教師と生徒、親子、夫婦でもいえることです。

相手のメンツはつぶさない。

このことを肝に銘じておかないと、恐ろしいことになります。

どんな人格者でもメンツをつぶされると顔に出さなくても相手を「恨み」ます。
するとそれは「念」のようなものになって、潜在意識となって該当者に向かって飛ばされます。

というとなんかオカルトチックですが、「思い」の力が強いエネルギーを放つものであることはご存知でしょう。
ちなみに徳をつむとはこの逆で、いいことをしていると感謝の念の恩恵を受けられるのです。

さて、相手が自分の言っていることを守っていない場合で相手に自分の指導通りにしてほしいと思う場合、叱責は逆効果だと思います。

相手が思わず、そうしたくなるように導かなくてはなりません。

それには喜んで行動してくれるような言い方が大切です。
成功している人の言葉はこびをよく観察するとうまい言い方をしていますよね。

強い叱責型の人は言い換えればまっすぐで不器用なのだと言い換えられると思いますが、
相手が「なるほど」と納得して動いてくれるような言い方ができることが大切です。

お客をなくす言い方は相手のメンツを人前でつぶすような言い方です。
お客を増やす言い方は相手のメンツを立てて、気分よく動いてもらえるような言い方です。

そういえば先日、来日したトランプ氏も持ち上げ方がうまかったですね。
安倍首相と一緒にゴルフ場に集まった政財界人の前で「安倍さんはいいリーダーだ。君たちはいいリーダーを選んだ。私でもそうする」と安倍首相を持ち上げていました。人前でほめることが大切だということをよく知っているのです。

さすが大デール男!
トランプ氏の次の大ディールプランのヒント

人を動かすことの前に自分を思い通りに動かすことが難しいんですけどね~102.png






by yoshi-aki2006 | 2017-11-16 21:45 | ビジネス | Comments(0)  

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