50歳前半はトップランナーほど「よい負け方」を取得する修行期では?
2018年 01月 06日
いやー、よかった!
モニカ・イグレシアスさん、すごい踊り手ですね。
魅入られました♪
体が前輪駆動のように全部違う動きができる!
それが次の踊りにつながっていく。
長身であり手足が長いことを強みにできるダンサーで、小柄な人の達者な踊りもいいものですが、長身であるダンサーの魅力にも気つかされます。
第二部はヌメロ型の舞踊中心。
一部のモニカさんの芸術的、物語的舞踊とは趣向が違っていて実にいろいろなことを感じさせられた舞台でした。
踊りも歌も、単にスタイルがいいとかやせているとかそういうことではなくて体がしっかりできていることが大切なんだなとか、
有酸素運動が続くので口を開けざるを得なくなるのですが、顔の表情に作り替えていくことがポイントだな、とか、
小さい箱で見るのと大きな舞台で見るのとでは印象が違うということなどなど。
さて、今回は「上手な負け方」の取得についてです。
年賀状をやり取りする時期ですが、
肩書を入れるべきかどうか、結構悩みます。
私の名前はあっさりしたよくある名前なので、もらった側に「ああ、あの木村さんね」とすぐ思い出してもらえるように肩書を入れる年賀状を使っていたのですが、
昨年のは入れないで出してみました(追加分には考え直して入れました)
が、人の年賀状を拝見すると、
10つほども肩書をばーーーーーっと入れておられる賀状もあります。
ご年齢は還暦を超えられてそろそろ古希では?
そういうはがきを拝見すると「終わってない人だなー」と思います。
「終われない人だなー」というニュアンスに近いかも。
まだまだ、現役だぞう
まだまだ、頑張るぞう
ホレホレ、こんなに頑張ってるぞう
どうだい、ぼくちん、こんなにえらいぞう
ってメッセージと受け止めて、
すごいですねー(びょうきにならんようにしてくださいまし)
ご活躍ですねー(えらいよ、すごいよ、わかったよ)
ますますのご活躍を(まあ、せいぜい頑張ってくださいな。そして、もっと出世しておいしいものでもおごってね。おごってくれたためしはないけど自慢の年賀状を毎年見てあげているんだからたまにおごってくれてもバチは当たんないと思うよー)
と。
50歳代に悔しい思いをため込むと
どうだい俺様、こんなにえらいぞう、いつまでもがんばってるぞう
という状態に陥るのではないか。
不完全燃焼組の還暦以降のバクハツ的ガンバリ。
一方、ずーっとトップランナーで来た人の50歳代は「あれっ?こんなはずでは?」の連続ではないかと想像します。
30歳前後の肉体精神力充実の態度デカソーな若手が舞台で華を持たせてくれない。
「あれっ?」
と思う。
ぼくちんがトップだったはずなのに・・・。おかしいな。
それでバタバタするケースもあれば、鬱っぽくなるケースもあるかと思います。
が、勝って勝って勝ってきた人こそ、50歳代は「上手に負ける」修行期ではないのかな。
ここで上手に負けて、つまりここのステージでは戦わず、次の新たなステップを踏み出していくシグナルと受け止めれば、また、若手とは違う華が次のステージで咲かせられる。
なーんてね。
というわけで、私も今年、もっともっと成長したいと思っています。
よろしくお願いしまーす!
by yoshi-aki2006 | 2018-01-06 13:23 | シンキング | Comments(0)