老親介護の現場から



本日の動画更新しました。

さて、表題です。
「腰が痛い」
「病院に行きたい」
というので、老親を病院に連れて行きました。
すっかり足が弱って杖がないと歩けない母。

運動の習慣がないので、内臓を格納している腹膜もゆるんで、大きな氷嚢みたいな体の安定性が悪く、見ている側がヒヤヒヤします。
道の端を歩けば邪魔にならないのに、巨体がよろよろと道の真ん中をスローに歩くので、支えるこちらも気が気ではありません。そんな中を自転車が信号無視して突っ込んでくるし、自転車を運転しているのは分別盛りの年齢の人だったりするので、
なかなか生きにくい世の中だなあ・・・・と思います。

さて、病院にたどり着き、見てもらうとどこも悪いところはナシ。
しかし、ここでも問題が・・・。
ほとんど耳が聞こえない状態なのに、補聴器は嫌ということで装着していません。
そして、医者のいうことに聞こえていないのに、「はい、よろしくお願いします」となんでも全肯定してしまうので、悪循環が発生してしまいます。

今回の不調は
別の病院で「眠れません」と言って睡眠導入剤を貰い、それが効いているのに夜半、トイレに起きて、フラフラして転び腰を打ち、
今度はトイレに起きないようにしたいということで頻尿を抑える薬をもらい、そのせいでか、膀胱炎にかかって別の病院で診察を受けたという次第。
病院によっては医者と調剤薬局が親族経営で大量に薬を出すところがあり、そっちで睡眠導入剤をもらい、頻尿を止める薬ももらって、転んだり、膀胱炎になって別の病院に行くという悪循環。

「そんな病院に行くんじゃないよ」と言っても、「話術が面白い」とか、「これを飲めば大丈夫」とか安心させてくれるので彼女にはよき相談相手であるという。

今回伺った別の病院の先生は私から見ると良心的でお薬も最小限度にとどめてくれたし、治療や医療費用も適切でした。

しかし、話し相手がいない中、病院の先生で話が面白い、薬をたくさん出して安心させてくれるとなると権威を崇める傾向がある老親には、頼りになる相手と映るのでしょう。ほっておくと、その薬漬けの病院にまた行くな、と感じました。そうならついていき、医師にお薬の出しすぎをやめてもらうようにしなくては・・・。

病院が終わると、買い物です。売り場で「ここで待っていてね」とくぎを刺しても目を離すとフラフラ売り場を歩き、ちょっとでも値下げシールを張っている現場と出くわすと、買わずにおられない昭和主婦のサガにこちらはイライラが倍増。
しかもレジをすませて袋に詰めているところに「ほら、半額になっている」と持ってくるのには参って、「ダメじゃない、私に見せる前にレジでしょ。ちゃんとレジに行ってお勘定してきて!」と厳しめに言うことに。ほとんど、自分の世界にいる点で赤ちゃん返りしていると感じます。
周りが見えていない!

とはいえ、講演でマイクなしの会場でも楽々大丈夫な私の声量で老親に指示すると、鬼娘が老親を怒鳴りつけ、いじめているかのような印象に。まったくなあ、、、、、、。

ようよう買い物が終わって「こんな大荷物を抱えて帰るのか」とげんなりしているところに、外食には意欲満々で「家では作れないものが食べたい」ということでお店屋さんに入ることに。
エビチリ定食を頼んでおいて、「ちりちりしていて食べられない」というので「ちりというのは赤唐辛子が入っているに決まっているじゃない」とたしなめると、「えへへ」とか言っている。
別のものを頼むと、まあ、よく食べること食べること。

食べることしか楽しみがない、といえばそうだろうけど、見守り側は本当に疲れます。一日でこれだけ疲れるのだから介護の仕事の人の忍耐には頭が下がります。

さて、食事中、「かいへるさんですか」と聞かれました。「は? ああ、介護ヘルパーさんの略称ね」と気が付き、こういう二人ずれは珍しくないのだな、と思いました。

ああ、自分も老いていくのに老親、老家族の世話をしながらの仕事の日々。
おかれた場所で咲きなさい、といいますから、がんばりましょうとも。

さて、株式市場の報道に惑わされるべからず。
大幅に値下がりしています、売られています、とやたら伝えらますが正確には買いが少ないだけ。

夏休み、香港問題、米中問題、北朝鮮などの不透明要因が多いため、買い意欲が少ないだけで、売り殺到ならもっと大幅に下がるはず。

マインドと軸足をしっかり保ち、自分の持ち株をいかに高値で売り、目当ての株をいかに安く買うかに集中です。
木村佳子チャンネルは8月13日火曜日も更新中。
ぜひご覧くださいね。
木村佳子チャンネル




?



by yoshi-aki2006 | 2019-08-13 12:25 | シンキング | Comments(0)  

<< 子育て中に子供をうっとおしく思... 今日も「木村佳子チャンネル」で... >>