情報弱者とコロナ報道


「あら、今日はすごく人が少ない!」
定期的に開催されているある場所でそんな声が聞こえました。
12人が4人に。
三分の一の数です。

理由をみんなで考えました。
「コロナ罹患者数が増えているからじゃない?」

おそらくそうだろう、ということになりました。
確かに報道では罹患者数は多くなっていることばかりが伝えられます。

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しかし、検査数が多くなっていることは見逃されがちです。なぜかメディアではそのことにほとんど触れません。
せめてNHKだけでも分母である検査数がいくらに対し、分子にあたる罹患者数はいくらで、その結果、陽性率が何%、と伝えてくれればいいのですが、陽性者数の大きさだけを強調してしまっているため、やたら恐怖をあおり立てるだけになってしまっています。

高学歴な人が多いNHKでそれがわからないわけはありません。なのに、こんな報道ばかりだと逆に恐怖をあおることが目的なのか、と勘繰りたくなります。

陽性者数より陽性率が重用なデータであり、さらに病床に占める重篤患者はどの程度なのかなども合わせて報道してもらいたいです。
治った人のことも報道しないと恐怖だけがばらまかれてしまいます。

インフルエンザのように罹患して重篤な状態になる人もいれば、治って普通に暮らしている人もいる。新型コロナだけ特別扱いにしないで、各自が正しい自己防衛ができるように導かないと、
かつての戦争をミスリードした時のような報道になってしまいます。

いや、ひょっとしてその下地つくりのために
やたら恐怖をあおっているのかもしれません。

ついこの間まで北朝鮮からの恐怖心をあおるかのような報道がありましたが、日本人があまり「北朝鮮の恐怖」に反応しないのでこの新型コロナを使って
「(これだけ罹患者数が増えて)怖いよ、怖いよ」とやっているのかもしれません。

戦争の時にはメディアが敵をコロナと同じように報道していたことは歴史が証明しています。

ちなみに情報弱者は情緒で物事を判断しがちです。
「罹患者が増えててやばい」とか
「ちょっと怖いですね」とか。

「分母が増えているのだから罹患者が増えるのは当たり前ですよね」。そう言い切る人の声はほぼ、メディアでは紹介されません。

もし、海外からの、特に中国からの訪日客が止められていなかったあの時、入国の際にPCR検査をしていたらどうだったのか?

数のマジックに騙されないで、冷静に数字の意味をとらえられるようになりたいですね。






by yoshi-aki2006 | 2020-07-12 09:28 | アンテナ | Comments(0)  

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