長野県飯田までバスで四時間!
2006年 09月 03日
なんと新宿からバスで4時間もかかる!
「他に行きかたはないのかぁ~!」
ヤフー路線検索で悪あがきする私。
豊橋まで新幹線で約100分。飯田線に乗り変えて飯田まで144分!
バスだと座ったっぱなしで4時間(そのかわりエコノミー症候群になる可能性はある)。
100分+144分=244分。60分で割ると4時間超(エコノミー症候群にはならないかわり移動で階段上り下りがある)
さあ! 明日はどっちだ、ジョー!
やっぱバスでいくべしか?
イメージトレーニングをはじめる私。
明け方起床。原稿のルーティンワークを済ませ、満員電車に揺られて新宿へ。そしてバスに乗り込む。
予行演習と称し、講演資料をかばんから取り出し練習するまもなく爆睡する(であろう。毎度のことだ~)。
さらに、着後、乗り物全般に弱い私の脳みそはシェイクされてとっちらかり状態。ぼーっとしている最中、地元のお歴々さまがご挨拶に見えられる。
ご挨拶の時、ちゃんと舌が回るだろうかぁぁぁ?
人間第一印象が大切だからして!
して、その後は?
30分の間にいぞぎ昼食かっこみという難行が待ち受ける。
低血糖、低血圧なのに急ぎ食事をすると睡魔に襲われる。
大丈夫かぁぁぁ?
残せばよいようなものの、出されたものは全て平らげよという先祖伝来の家訓が私を縛り、残すと激しい後悔に見舞われる(食べ物を残すのはバチ当たり!とのフレーズが山彦のようにこだまするのだぁ~)
脳みそ各パーツがスノーボールのように浮遊し、考えがまとまらない状態の頭。
かっこみの消化に追われる消化器。
睡魔に襲われ、半目開き状態。
その上、登壇して涼しい顔で90分間、舌技をご披露いたし、地元の皆様の喝采をいただかなくてはならぬ!
講演にはいろいろなニーズが寄せられる。
初心者にも分りやすく!=かしこまりましてございます!
中級者にも聞き応えを=かしこまりましてございます!
詳しく、分りやすく、面白く、早口にならず、もたもたせず、ためになる話を=ははーーーーっ、かしこまりましてございます~!!
講演が終わるとアンケートが採られる。
その内容は全部、講演者にフィードバックされる(私は必ず拝見させていただく)。
せっかく足を運んでいただいたのだからぜひとも満足していただきたいからだ。
しかし、IQが高いかたとそうでないかたに等しく物事の本質をお伝えするのは至難の業だ。
例えばトレードで成功できるのは1000人に一人もいない。通常はトレードすればするほど儲けは少なく、損失は大きくなる。だからカレンダー投資を、オートマリッチ投資を理解して欲しい。
ところが日本語が通じない人がいる。
通じて理解してくださっても、それと自分は別と思う人もいる。
かくして、デイトレするのは能力のある人だけよ、と申し上げてもデイトレして大損し、しかも「いつかきっと上がる」とロスカットもせず、信用取引やFXのポジションを持ちながら旅にでる人がいる。そして、そういうリスナーにも評価されるわけだ。
出来がよくて当たり前。悪いところは直したいと思うが実に仕事は奥が深いちゅーかなんちゅーか。
さ、それはともかくま、またバスに乗り込み、いざ家に。帰りはエコノミー症候群になろうと、行きほどは深刻には思わない。
帰ると「今日の酒の肴はじゅんさいがいいのう」とのたまう家族をフライパンでどついてやりたくなるのをぐっと我慢しつつ、千手観音状態で家事、仕事だ。そして山のような督促メールにせかされて夜は野麦峠女工哀史のキーボードたたきが待っている。
出張前、イメージトレーニングをしながら、手に汗して緊張するが、実はこの時が山場である。
当日はイメージトレーニングどおりに行動し、まな板の鯉と化してもくもくと行程をこなせば一日は終わる。
仕事前後に温泉だ、観光だとうまくはめ込む人もいるが、私は仕事場から仕事場までまっしぐらでないとダメだ。気が散って集中できない。
さあ、木曽山脈ふもとの飯田の後に控えおろうは筑後川沿岸の大川(地図では佐賀から近いようだ)行きであるぞよ。むむむ、今から早、武者震いが・・・・。
by yoshi-aki2006 | 2006-09-03 16:24 | シンキング | Comments(3)
中央フリーウェイも駒ヶ根あたりは景色はいいですが、ゆったり度は飯田線です。