売り場のお客さんマナー
2006年 09月 04日
シニア夫婦が書店の会社四季報、会社情報売り場に陣取っている。
奥様のほうはツバをつけた指先で会社四季報のページを繰り、自分の持ち株を調べているみたいで、ぶつぶつ小声で読み上げている。
旦那の方はマネー雑誌の有望株特集をこれまた、他の雑誌の上に読みたいページを広げてのご閲覧・・・。
すみません。わたし、旦那の広げている雑誌の下にある月刊誌を買いたいんですが・・・・。
待つこと数分。ラチがあかないので「すんませーん」と退いてもらって本をつかんでレジに。
私が書店を立ち去るときもご夫婦はずっとその場で会社四季報、会社情報、株雑誌の閲覧つーかたち読みつーかを続けておられた。
時々、株の本、データ集、お金雑誌の周囲にはこうした光景が見受けられる。大損して資料を買う金もないのか? いや、そんなことはない。株は買えるけど、資料は買えない。そんなかたが結構いるのだ。
立ち読みは、ま、ある程度は仕方ない。どんなかみたいという程度の範囲であれば、試食と同じである。
しかし、指にツバつけ読み込みをはじめるとなると話は別だ。次にその本ほ買う人にとっても書店にとってもそれは対価を伴う「商品」であるからして、それを私物化するのは明らかにマナー違反だと思う。
食品売り場でも、野菜や果物をいじり倒して選ぶ人がいるが、あれも困るー。レジするまではそれはお店のモノである。なので、買うときはきれいに買うのがマナー。上から順番に取っていくとか、取りやすい場所からかごに入れるとか。
ラップされた生鮮食品や豆腐を買いもしないのに指で押したり、手でいつまでも持って挙句、その体温で温まった商品を棚に戻す人がいるがそういうことはやってはいけない。
もちろん、腐っていたり、痛んでいる商品はつかみたくない。でも、店の人に対して、それから後からそれを買う人が気持ちよく買えるようにするマナーは必要だと思う。
本の立ち読みで指先ツバ付け、ページ繰りなんて、あんまり。
ところで!
名古屋の書店では立ち読み不可能なようにナイロン紐で縛ってある。
さすが尾張。しっかりしとられますでぇの!
by yoshi-aki2006 | 2006-09-04 12:07 | 事象観察 | Comments(0)