株式評論家もサービス業

すんごく忙しい猫の手も借りたい締め切りラッシュの最中、「早く、メールで原稿をおくらなきゃーーーーー」という時に、読者と名乗る男性から電話がかかってきた。

「今、とっても忙しい」と断ったが、せっかくなので話を聞くことに。
私の本の中のある部分についてのご質問である。
とってもまじめな方で、とつとつとご自分の質問を説明される。
しかし、伺っていると、原稿の締め切りに間に合わない。
ちょっと、あわただしい、ぞんざいな対応になってしまった。
すると男性は「では、結構です」と電話を切ってしまった。

せっかく私の本を買って下さったのになあ。
日ごろ、自説としてお客様の声をよく聞け、よく聞く会社が伸びるといっているではないか。

そう考え直して、原稿作成、送信は一端中止。書庫に行き、自分の本を取り出し、男性のご質問の箇所をよく読んでみた。そして、おもむろに電話をかけなおす。
「先ほどはバタバタしていてスミマセンでした。ご質問の部分は・・・・」
と説明すると、男性も気を取り直して、話の続きを聞かせてくださった。

かいつまんでいうと移動平均線と株価の関係を短期、中期、長期の3本とも説明する必要はないのではないかというご質問であった。それについて、「こういう理由で取り上げた」とご説明すると、「そういうことだったら分ります」と理解してもらえた。

知らない人からいきなり電話がかかってくると、そして、それが忙しい最中であると、
私の場合、結構、頭がパニ食って、とっ散らかってしまう。

しかし、株式評論家もサービス業の一種だ。
ましてやお金を出して本を買ってくださった私の大切なお客様である。
そのお客様からの質問に丁寧に答えられないのはやっぱりよくない。

今日はそんな反省をしました。
ちゃんとご説明すればわかってくださいます。
大切なお客様。
もっともっと大切にしなくては、と思いました。

追伸
読者様、ごめんなさいね。最初の電話でとってもとってもパニ食っていて。
何しろ、これからも延々と10本の原稿を朝までに仕上げなければならないという締め切りラッシュ。みんなタイムリミットが来ているものばかり。

お昼は作表とメールで込み入った打ち合わせの真っ最中でございました。
ホント、申し訳なかったなあ・・・。

by yoshi-aki2006 | 2007-01-31 16:32 | ビジネス | Comments(0)  

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