バブルのプロセス

株が大ブームになっている中国に「株神」と名乗る男が現れたのだそうだ。
日本のバブル期にもその手のキャラクターが幾人も登場したなあ!
あの、神頼みの女将さんも大衆には商売をしなかったけれど、朝の禊に担当証券会社社員が総出で参列していたのだとか。

不動産業のベテランに「ハンコの相がどうのこうの言い出したら、おしまいだよ」と聞いたことがある。神頼み、運頼みになること自体、相当、イカレてきつつある証拠というわけだ。つまり、経済的合理性より、ボラティリティにウェートをおき、神頼みで乗り切ろうとしている人は危ないのだ。

中国はそのうち、一端はどこかでオーバーランの部分の修正を余儀なくされるだろう。

さて。「下流から最後の這い上がるチャンス」とこのたびのバブルをとらえ、著書に表した人がいる。誰しも二度とあの時の失敗はイヤだろうし、子々孫々にバブルのプロセスを家訓にして残しておけば、家宝となるかもしれない。

まず、最初はちょろちょろ、中パッパ。ご飯の炊き方と似て、バブルも最初はそんな具合に始まる。みんなバカじゃないから、「最高値はつかみたくない」「最高値で売りたい」と思う。
しかし、賢い人ほど早売りをし、富み薄く、
欲が深い人はいつまでも手放さず、下落に慌て、

匹夫は他者の勢いをはやし、他者の失敗をあざけり、つまり右往左往をし、
みんなそのうち坩堝に飲み込まれてわけが分らなくなる。

今にして思えば。
人の給料が20万円なのに、株の売買で汗して働いたことのない人が20万円を易々と儲けるとき、それがバブルである。そして、それはなからず、ひっくり返される。
波にさらわれて、二度と彼岸に帰ってこられなかった人も少なくない。
特徴として「陶酔型」の人に多かったような気がする。バランス感覚に欠け、いきっ放しになってしまったわけだ。
ちょっと歯がゆいくらい小心な人。お祭りで盛り上がる里の日常は営々黙々と働くのが習わしのように帰っていく基点をしっかり持っていた人が生き残れた気がする。
私たちの目の黒いうちに起こる、最後のバブルであるとの認識は10年以上まえから、講演会で申し上げてきた。この波はまだ始まったばかりであるが、最後の数年は動きが早まる。基礎固めを今のうちにしておきたいものだ。

by yoshi-aki2006 | 2007-06-10 12:40 | マネー | Comments(2)  

Commented by ぬらりひょん at 2007-06-10 20:43 x
先生こんばんは。
先週は長期金利が上がってJ-REITが下落といういやーな展開になりました。
しかしまだ金利1.8%ちょいなのでまだバブル初期という感じがしますね。
今週末から私のような会社員はボーナスが出ると思うのでガーンと買う人もいるかもしれません。
私はちょっとだけ買おうと思います(^^)
Commented by yoshi-aki2006 at 2007-06-11 09:32
ぬらりひょんさん
今度のバブルも最後は大激流になりそうですね。
生き抜きましょう!!

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