心の穴を埋めるコツ

人は完全な生き物ではありませんよね。
外見は破綻していなくても、心が破けていることもあります。

「あ、おかしいな!」と感じたときは自分で治す努力をする。
他人に指摘してもらって「そうか!」と気がついて治すことも必要ですね。

最近、「あー、それはどうかなー」「そんなことをしていてどうするんだろう?」という事例が私の気持にひっかかってきます。
そして、そういう事例はたいてい、40歳台の女性に多いのです。

私も39歳から40歳になったとき、ものすごく、空虚な気持になりました。
あーあ、私もこんな年になっちゃって終わりだ、とか
し残したことがたくさんあるのに、全然到達できていないという空しさ、とか
若さだけが一種の指標だったような気がします。
若いとオッケー。
でも40歳だと×。
そんなふうに思えていたような気がします。

グチグチ言っていた時、仕事先の男性から
「子供をお産みなさい」といわれました。そのときはその意味がよく分らず、「?」と思いました。

今、その意味が非常によく分ります。

タクシー会社、デパートなどでクレーム処理をしている人達が共通しておっしゃるのは
「執拗にクレームをつけてくるのはたいてい40歳前後の女性」と。

ここからは私の仮説です。
霊長類の寿命は人生50年と言われるように産んだ子供が成人する頃、あるいはその子がとついで子を産み、孫に恵まれた頃が一杯一杯だったのではないでしょうか。
24歳で出産し、その子が20才になり、さらにその子が24歳で出産し
孫ができた頃が霊長類としての寿命最適モデルだったのではないでしょうか。

ところが今は晩婚化が進み、40歳でも結婚していない人がたくさんいます。
また、子供も産まないで50歳、60歳までいくケースも少なくありません。
それぞれに事情があり、そういうことの是非をいうことが主旨ではありませんが、
霊長類として体と心のバランスには自分で注意する必要があるのではないかと思います。

執拗にターゲットを追い求める。つまりストーカーまがいのことをする。何かに依存する。
嗜好におぼれる。しつこい。病的に見栄を張る。消費社会の価値をランク付けして、勝たなければ気がすまない。
「お客様は神様です」とチヤホヤしてくれる会社に無理難題を言ったり、せっかくの相手を破滅にまで追い込もうとしたり、何の落ち度もない人に言いがかりをつけたり・・・・。

これは霊長類として自然体ではなく無理をしていることからの派生行為だと思うのです。
寂しさゆえの狼藉三昧ではないのでしょうか?

何か、心の穴を埋める対象を自分で見つけないと、荒廃した老年を迎えるでしょう。
子供を産みなさい、といってくれた人は「あなたの心の空虚をナントカしないとダメだよ」といってくれたのだと思います。
豊かになれること。それを上手に見つけられれば楽しく生きられると思います。
それを探そう! と思うだけでも違うのではないでしょうか。

by yoshi-aki2006 | 2007-08-14 10:29 | ライフスタイル | Comments(0)  

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