NOの受け取り方

NO。
人からダメ出しされたとき、どう対処するかで明日が決まる。そんな気がする。
電気工事に来てもらったA社。
A社のAさんは寸法を間違えたり、取り付け場所を間違えたり、様々にチョンボがあった。
が、工事中、それを積極的に改善することはついになかった。
値引きするでもなく、誠意をもって対処するでもなく。
「ああ、でもしか屋さんだなー」と感じた。果物をたくさん手土産にくださったりして、向こうはそれなりに気を使っているようなのだが、こちらはちゃんとした仕事をしてもらいたい。ただ、それだけ。
が、仕事が半端。そして、それを羞じないところが「二度と頼むまい」という気持につながる。
自分がそうならないように、神様がお手本を寄越してくださったんだな、とも思う。

そして最近、こういういい加減な仕事をする人の特徴が少しずつわかってきた。
人の話を聞いていない。
話をするとそれなりに返してくるが、聞いているという感じに微妙に「ほんとに聞いているのかな」という疑わしさが混じる。

私も耳のいい先輩に時々叱られる。「まだ、話の途中だろうが」とか「話を途中で変えるな」とか口の悪い先輩は私がちゃんと聞いていないとすぐわかるらしく、「人の話を聴け」と注意してくれる。

そのことがわかるようになってきた。
こちらがオーダーを出す。口では「はあ
・・・」といっているが今ひとつ、「やってやろう」とそのオーダーに立ち向かってくる気配がしない。
もしも、オーダーを成し遂げようとするなら、ツボをつかんだ質問があるはずだが、それがない。
するとこちらは「あー、やる気ないんだな」と感じ、「次は別の人に頼もう」と決意する。

私も仕事相手にそういう生返事をしないようにしなきゃ。
人の振り見て輪が振りなおせ。
そんなことを思った次第。
NO、といわれたときほど、徹底的に相手のクレームに誠実に対処する。
そうすると、その客は一番のひいき筋になる。
そういえば、同じような話がIRプランナー仲間との新年会で出て、お互いに強くうなずきあったテーマだった。
NOといわれた時ほど丁寧に徹底的に対処する。
最後まで手抜きしない。
それがプロの条件かもしれない。
電気屋Aさんは親が資産家で言ってみればボンボン。きっとまだ地獄を見たことがない人かもしれない。

by yoshi-aki2006 | 2008-01-14 20:13 | 人間考察 | Comments(0)  

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