洗脳

オレオレ詐欺が頻発しているニュースになんとも妙な印象を受け続けてきた。
何でそんなバカなダマシに引っかかるのか?
思い込みってのは恐ろしいな!

心当たりのある息子、娘、孫がいる親、おじいさん、おばあさん宅に劇的な状況の電話がかかってくる。

オレオレ詐欺は単純な構造だが、実に効率よく「てこの原理」で要所要所を刺激する。
まず、平穏な日々を送っている人に劇的状況をぶつける点だ。
不思議なことだが、人には「人の不幸はミツの味」というか「葬式、結婚式などの慶弔祭事に燃える」というか、劇的なものに惹かれ、引き寄せられるべースがある。

その正直な「他人の不幸は蜜の味」を自責する気持もあり、反作用で自責の念にかられもし、過剰に力になりたい、助けたい、何とかせねばという気持になる。

そこに官憲役が登場する。警察官、弁護士など一般的に権威と思える人から「振込みなさい」と命令される。そこでもやもやとした感情は一気になくなってしまう。迷うのは罪悪だとまで思うのだ。
しかも、一刻も早く振り込むことで、孫、子から「おばあちやん、ありがとう」といわれるゴールが待っている。感謝されることに渇望感があるため、ゴールを目指して驀進してしまう。

詐欺犯は私たちが社会的生活の中で知らず知らずに身につけた行動様式の中から洗脳に効く要素を見事に突いているわけだ。

てこの原理で人の心を操る人。オレオレ犯だけでなく、いろいろなものに化けてたくさんいるなあ。

by yoshi-aki2006 | 2008-03-30 12:14 | 人間考察 | Comments(0)  

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