社会性なき偏狭の異人対策

知人と邂逅。
近況を報告しあった。
Sさんのただいまのお困りは「現場に人がいないこと」「社会性のない人に振り回されていること」「体調」

これって管理職の共通した悩みではないかと思う。

予算が削られ、また、人的資源への投資観点のない経営がなされる結果、「できる人」に仕事が集中して「どこかの店長」みたいな過剰労働が強いられる。

結果、体ヘロヘロ。部下もヘロヘロ。しかし、取引先からは大会社だから「まさか、そんな過酷な現場ではないだろう」と様々過剰な付き合いが要求され、仕事が次々振られてくる。

これに付き合い先、取引先、同僚、部下の家族へのサービスも派生する。

しかし、その家族の中には「××の件でご連絡しましたがどうしてお返事いただけないのでしょうか」といったおよそビジネスの現場にふさわしくない感性の人も混じる。

これは私も大いに考えさせられた。今はむちゃくちゃ忙しいのでメールに返信がなかろうと自分も返信が遅いわけなので、「お互い様」とスルーできるが、
もし、暇で社会とあまり接点がない状態なら、「お返事まだでしょうか」モードになると思う。

「なぜ返事がもらえない?」「私のどこが悪い」に始まり、相手を恨み、周囲に悪口を言ったりということだってないとはいえないだろう。

困るよなあ! もっとあっさりせーよ!

そういいたいところが、そうはいえないお付き合い先・・・・。

そんな話を聞いて、
社会性を磨くって大切だなあ!
社会への視野を広げるって一生続けなければならないなあ!
と思わせられた。
昔、男の人が意中の女性を人前から隠してひっそりさせていたのはその女性に社会性を持たれると「なんだ、あんたみたいな男、世間にざらにいるんじゃん」と悟られてしまい、自分ひとりのものにできなかったから、という理由が大きいのではないか。

しかし、自分が社会性を問わず、相対的評価を恐れている限り、世界は広がらない。
偏狭の異人で終わってしまう。

ま、そんな困った人に自分がならないように「お互いタフに生きようぜ」てなことで、本日は散会~! と家路に着いたのでありました。

by yoshi-aki2006 | 2008-06-06 10:41 | シンキング | Comments(0)  

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