街の風景

今回、大阪出張の折に知人の見舞いで近郊都市に足を伸ばし、「大阪の現状」に
少々、複雑な気持ちを覚えました。

まず、若者の姿。
みんながみんな、そうとは限りませんが、
電車の中のマナーが悪いです。詰めて一人でも多くの人に座らせようと気を使わない。
東京のほうがコンセンサスがあり、公共マナーはまだマシだと思いました。
しんどいのでしょうが、体育会系の大学生がねむりほほけていて、持っていた剣道か何かの道具から手を放してしまいました。その棒が前の人のお尻にバーンと倒れ、当然、その人はびっくりして振り返ります。でも、寝ぼけていたのかしら。学生さん、ごめんなさいでもない。
謝らないんですね。

電車の中で、ゆでたまごを剥いて食べる中年男。
足元に殻を落としたまま。へーキ。ぎょーぎの悪いやっちゃな~とびっくりしました。
こんな人は東京では見たことはありません。

電車の中で携帯で大きな声で吉本まるだしにしゃべる金髪の若いお姉ちゃん。
よほど注意しようかと思いましたが、「私はサル。注意したら噛み付くよ」と顔に描いてあったので、「携帯を持ったサルか。人間語が通じないようでは注意してもしょうがないわな」と思いました。サルが去った後の座席には使った綿棒が2本、捨ててありました。電車の中で化粧をするサルでもあるようです。

駅について、タクシーを待っていると、駅前に三台駐輪してあった自転車を今度は若い男のサルがにたり、と笑って倒しました。大きな音がします。でも、しらん顔して歩いていきます。黒い半パンをはいて、のそのそサルは去っていきました。

どうした、大阪の若い衆。
みんながみんなそうではないと思います。
しかし、何かが劣化してるか、壊れてるか、なんかそんな風に見えました。
どうしたら、いいんやろね。
ああいう姿を近隣の国の人はどう見るだろう?

近隣の人というと、東京に帰り着き、「子供なのにずいぶんメタボ体型だなあ・・・・」と出腹な兄弟を見ていたら日本語でない言葉を声だかに話しながら母親がやってきました。
最近、とみに海外からの旅行者が増えているようですね。

そして、ごみの散らかる渋谷の交差点ではホームレスらしき人が必死でごみを掃き清めて街のゴミ箱に捨てていました。彼がかたした歩道はすがすがしくきれいでした。
ありがとう、と声をかけたいと思い、引き返したらすでに彼は人ごみの中にまぎれて見えなくなっていました。
そして・・・。交番にはリュックの中に不審なものを持つ若者が連行されて来ました。
ああ、ここは?

何が大切なことか、サムシンググレイト、神様のような存在から全部、見せられていると感じないではいられませんでした。

by yoshi-aki2006 | 2008-07-28 04:32 | シンキング | Comments(0)  

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