寿司屋の大将が「これがうちで使っているお塩。太古の昔に出来たものなんですよ」と見せてくれたのはルビーのような鮮やかな赤い色の岩塩だった。
神田の名店の寿司屋さんだが、塩ひとつにもこだわり、お客を引き離さない味を産み出している。どうりでそこでいただいた寿司が夢にまで出てくるわけだ。何でもおいしいが、ヒカリモノをそのとっておきの塩でしめて、人肌のほの温かいシャリで握った寿司はホントにいける。

アジアの山岳地帯で採れたというピンク色の岩塩を散歩の際に見つけたのでさっそく求める。塊を砕くコツは手に岩塩を持ち、ノミないしはトンカチのとんがったほうでカチ割りを作る要領で。小さくしたら後は挽いて使用する。

海水から作ったちょっと青みがかった湿った塩をサンマロだったと思うが、現地に赴いた時、市場で一キロほど買った。奥様やお子さんに喜んでもらおうと休日はシェフに早替わりする料理が趣味の知人に分けて差し上げたのだが、「パスタやスープの仕上げにその塩をちょっとだけ入れるとしょっぱくならずに好みの味に仕上がる」ととても気に入ってくださった。

「もっと買ってくればよかった・・・」と思っていたら出先でゲランドの塩田で作ったセル マラン を見つけた。さっそく知人の分も買い求める。


サラダをこの塩だけでいただいてみたがなかなかいける。体の中からみずみずしくなっていくような気がする。

レタスなどの価格も落ち着いてきたのでミネラルたっぷりのとっておきのお塩でサラダをたくさん食したい(木村佳子)。

by yoshi-aki2006 | 2006-02-27 00:57 | 医食同源 | Comments(0)  

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