経済評論家、一級FP技能士、チャート分析家の木村佳子さんが素敵な明日を迎えるためにお届けする ライフ&マネー メッセージ   ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/fp-money/

by yoshi-aki2006

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JPXの女性講座が開催され、「こんなにもたくさんの株に関心を持つ女性投資家、これから株式投資を実行したいという女性がいらっしゃるんだ!」と取材に来てくださった記者の方が驚くほどの数の女性が東証ホールに来て私の講演を聞いてくださいました。
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90分の枠内で株式投資の基礎をすべてお話申し上げるのは聴くほうも大変。そこでこの講座では、講演の後、3回にわたってホールではない小ぶりの会議室で、10~30名程度の枠を設け、ゼミ方式でお一人お一人の知りたい事柄(例・チャートの見方、新聞の見方、会社四季報、会社情報の見方など)を質疑応答時間も入れて、勉強をする方式を取らせていただきます。

そうすれば講演の後、「質問したかったのに、その機会がなかったなあ」という「もう少し、理解を進めたかった」という聞き手満足を高めることができます。ただいま、ゼミ講座の募集の準備をしていますので以下のリンク先で募集開始になりましたら是非、お申し込みくださいね。

女性講座の継続ゼミのご案内

この講座での私のミッションは「投資をするからには、株式投資をする前よりも投資家のお金が増えていること」。
この当たり前だけどなかなかできない投資の基本を定着させたいという願いからです。

頭のいい人、お金持ち。

といわれる外国の常識。

日本ではどうでしょうか?

頭のいい人、心のいい人が投資で損するケースが多いのではないかと思います。

それはリスク管理のノウハウをきちんと意識化する機会がないからだと思います。
リスク管理を意識していたのにできなかったとしたら、投資をする前よりもお金を減らしてしまいます。
だったらやらないほうがいい、株式投資などやらなかったらよかったという結果になります。

そうなっては残念なのでリスク管理し、貯蓄よりはずっと成果が上がったという結果を株式投資で得たいものです。

ご一緒に知識を磨き、知恵のある投資家になりたいものですよね。
by yoshi-aki2006 | 2015-06-26 10:17 | マネー | Comments(0)
誰しも「どうして私のこと、わかってくれないの?」なんてセリフを人生のどこかで誰かに言ったことがあるのではないでしょうか?

あるいは「何で私のことをわかってくれないの?」というフレーズもあるかと思います。

私も言ったことがあるような気がします(今から考えるとこっぱずかしい! アハハ~)

何で?
どうして?
わかってくれないの?
ちょっと考えたらわかるでしょうに!

人はつい、そう思い、相手をなじりたくなりますが、いやいや、そうではない。相手は全く分からない、思いもよらないことなのかもしれないな・・・。 それが今の私の結論です。

というのも、人は写し絵のようなもので、人にされてきたようにしか人に接せられないものなのではないでしょうか?
自分がされてきたようにしか人に接せられない。
自分が愛されたようにしか人を愛せない。
それ以外の方法は知らない未知の領域なのではないでしょうか。

だから、何で? どうして? わかってくれないの? となじったところで問題解決にはならない。怒るのは一番、効果のないことかもしれません。何しろ、相手の中にそう思う回路、概念、知った世界、旧知の面影がないのですから。

なので、自分の求めている概念そのものを知らしめる必要があるわけです。何回も練習してもらって回路を作るところから始めるべきなのです。

口頭で言って聞かせる。
そして、こうしてほしいことを、繰り返し、練習してもらう。
それで、できなかったとしたら、その人はそれをずーっとこちらが望んだようにはできない。
そう思ったほうがいいです。

ドラマなどでは「どうして私のことをわかってくれないの?」と恋人をなじる花子。きょとんとする太郎。なおもなじり、責める花子。「いや、そんなつもりでは・・・」とうろたえる太郎。「もう、あなたなんて嫌いよ!」と顔をくしゃくしゃにして踵を返して小走りに去ってしまう花子・・・みたいな展開かと思いますが、相手には「理解の土壌、概念、回路」がないと知れば、もうちょっと違う対応になると思います。

相手が恋人とか配偶者に限ったことではなく、世の中で起こる対人関係もみな、「人は自分がされたようにしか人と接せられない」、これをもっと演繹すれば「人はその業界で通用するなじみのあることがスタンダードだと思っており、相手に自分の世界で通用することをしてしまう」ということになります。

そう思えば、相手は容易には変えられないということがわかります。
だったら付き合う相手を選ぼうということも理解できるはず。

できない相手に「こうしてくれ」「ああしてくれ」というのは無駄なこと。

それが恋人や配偶者なら、話して理解の土壌を醸成していくことになるでしょうが、ビジネスや交友関係なら「ああ、回路がない」と感じる人とは深堀しない、付き合わないに越したことはないです。

そう感じたきっかけは、昨夕、「赤坂テレビの××という番組の××でーす」と携帯に電話がかかってきたことからです。
「実は25日の朝番組で木村さんの監修で株価がこんなに上がったのでどんどん株を買いましょう! という企画を放送したいのです。明朝の放送のため、急いでおり、是非、協力してくださいませんか?」といわれました。

「えっ?今からどんどん株を買う? このタイミングでそんな企画やるんですか? いやー、そりゃ株価は強いけれども今から買うなら、用心してもらいたいですね」みたいな話をして、「ETFなら分散投資できるので、ま、時間と価格分散して買うというなら、ま、手はないことはないですけどね」みたいな話をして、「今、電車に乗っているので×時に事務所にかけてくださいよ」といい、用事を早めに切り上げ、事務所で待つことしばし。

約束の時間を5分過ぎてもかかってこなかった時、「ああ、もうかかってこないな」とわかり、さっさと別の仕事に取り掛かりました。普段お付き合いしているアナリストや企業の方は時間に超正確ですし、一度依頼したことの段取りが変わるときはビシーッと筋を通して話をされますので、約束をたがえるということは自らのビジネスマン生命をかけていることを知る人ほど恐れるものなのですが、てれんこてれんこした感じの電話の声の相手にそういう厳しい規律は感じられなかったので、「やっぱりね」と。

で、翌朝。
まず常識のあるビジネスマンならこんな時間はかけないよという朝。
「赤坂テレビの××っつー朝番組の××でーす。すみません、僕、この企画の担当からはずれちゃったんでー」
と件の男性。

ま、怒られることを承知でかけてきた勇気に免じて「一応、株のカモさん製造機みたいな企画を放送されたくないので聞かれたからには責任があると思って用事を早めに切り上げて電話を待っていました。大人だったら、どんな状況でも電話一本かけるでしょうに、その暇もないほどお忙しいお仕事なんでしょうから、ま、頑張ってくださいな」と流して切りました。

が、・・・・・。あっ、そーか。そういうことか、と思い直しました。

たぶん、その人は下請けの下請けのその下請けのお兄ちゃんで、赤坂テレビの名前を出せばどんな先生でも、「あ、そう」と許される状況がめっちゃ楽しくて、わざとやっているんだなと。

きっと赤坂テレビの××という朝番組の担当ということが唯一、その人の使えるご印籠というわけで、それを取ったら何もない状況の人なんでしょう。

人はそれが許される環境が当たり前と思って生きている生き物。

なんでこちらの状況をわかってくれないの? と思ったところで相手にはその回路がないわけで、このケースは自己満足のためのエサさがしとして人を利用していると言えます。


そのことをわかれば、ああ、この人はこういうことが許される世界に生きて、人にもこんなふうにいい加減に接してこられた生育環境の人なのだろうなあ、と思い、ご縁がなくてかえってよかったと儲かった気持ちにさえなったのでした。

このことは本や講演などにもいえて、共感のできない人の書いたものはどこまでもこちらには「変」に思えるものです。投資家道にも通じることですね。
信じられる会社、信じられる仕事、信じられる製品。
そういう発行体への投資が大切ですね。

自分のアンテナを信じて、これからも歩いていきたいものです。

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このときのいきさつはマスコミの株式市場に対する報道姿勢と絡めて、フェイスブックでもかなり盛り上がったトピックになりました。

フェイスブックにアカウントをお持ちの方、公開記事にしていますのでご興味がございましたら是非、ご覧ください♪
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by yoshi-aki2006 | 2015-06-25 11:40 | シンキング | Comments(1)
最近、立て続けにコンビニでの支払い票から個人情報を取得し、加害した犯人が検挙されましたね。
コンビニ経営者が窓口に通販等の支払いにやってきた女性の個人情報を利用し、呼び出したあげく狼藉・・・・とか、個人情報を悪用したとか。

いつかこんなことが起こるんじゃないか。
誰しも気にしていた矢先・・・・。

私たちも油断していましたよね。便利だからつい。

次第に「個人情報、大丈夫では?」とか、「ま、期限切れになるより、ココで支払っておくほうがいいか」とコンビニに立ち寄りついでに支払通知票を処理するのが日常的になっていましたよね。

もちろん、コンビニの大多数の窓口の人は人の個人情報を悪用することなく、誠実に処理してくれていると思います。でも、千・3つというように1000大丈夫でも、確率3が危ないわけです。

なので大多数の誠実な窓口の人には申し訳ないけど、用心せざるを得なくなります。

とんでもなことに巻き込まれないために、特に若い女性は気を付けたいですね。

住所、氏名、電話番号などが全部、取扱者に見られてしまうのだから、見られて大丈夫か? と処理する前に、慎重になりたいですね。

結局、金融機関での処理が安全ということになるのでは?

そして、そもそも論で言えば規制緩和が罪作りなのですよ。こうしたことが起こることがわかっているのに、リスクを放置したまま、規制緩和したわけですから。

リスクを負うのは私たちユーザーです。
どんな規制緩和でも法律改正でも現場でリスクを負うのはユーザーですよね。
ところが、法律を改正する人は特権者として何重にも守られていることが多いではないですか。

生活者が現場にさらされる。そのことを肝に銘じて、これからもいろんなことに気を付けたいものです。
さて、国会が9月27日まで延長され、安保関連法案の成立を目指すようですが、

この法案もよく考えてみれば、もしも家族に自衛隊員がいたらどうなんでしょうね?
危ない行為を自衛隊員だけに押し付けるようなら、今、日本が沖縄にしていることを自衛隊員にもすることになります。

なのでもし、この法案を通すのであれば、国民徴兵制度とセットでないと不公平ではないでしょうか。自衛隊だけ危ない現場に行ってもらう、というのでは不公平で無責任です。

国民徴兵制度とセットならこの法案はどう思うのか? 自分の兄弟や会社の同僚が徴兵されるような事態は受け入れられるのか? 安倍総理にはお子さんがいないそうですが、自分の息子がいたとして国際紛争地帯に輸送を担う仕事に就かせられるのか? あるいはご自身も任務に就かれるのか?

他人事、と考えて済ませてしまうにはあまりにも大きな法案です。私も自分が徴兵されたらどうなのかを考えながら、よく検討したいと思います。

さて、株式講演会の日程がこれから7月にかけて14現場の大変なスケジュールになってきました。
スケジュール一覧です。

もしもお近くで開催されることがありましたら、ご参加のほどお願いいたします!
お待ちしています~!

今週は6月25日東京証券取引所 18:30~女性限定セミナーですよ♪

7月1日、2日はリンク先の右側の該当日に詳細が掲載されています

お待ちしていますね♪
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by yoshi-aki2006 | 2015-06-23 12:17 | アンテナ | Comments(3)
6月11日の時事ホールでの講演にたくさんのご来場をいただき、大変ありがとうございました!
補助席をご用意させていただくほどの大盛況で皆様の株式投資に関するご関心の高さに敬服! そして、感謝でいっぱいです。
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                         (当日の模様の一部です)

25日の東証大ホールは女性向けの講座18:30~ですが、東京方面での男性も入場可能なセミナーは7月22日にやはり東証大ホールで18:30~開催されます。
こちらは早々とお申込みを締め切ったとのことですが、7月22日まではまだたっぷり日がありますし、予定が入ってご来場になれない方も必ずいらっしゃいますので、当日参加という方法もご検討くださいませ。


さて、この頃、びっくりな事件が多いですねえ・・・・。
ニュースを見るたび、「えッ? 何で?」と思うことがしばしばです。

優先席に座った足の悪い高齢者が隣りのスマホ人間に注意し、刃物ざたになり電車が緊急停止した事件。はたまた、公道をサーキット場のように走行し、ワゴン車の家族を死傷させたり・・・。子供が泣き止まないので、暴力をふるったり、会社の資産を横領したり、顧客のポイントを自分の口座に移したり。なんとまあ、障害者の作業指導中に暴力をふるったり、学校の先生が子供に平手打ちしてケガさせたり。

「なんで???」と思います。人道的に問題であるのはもちろんのこと、経済面から考えてももったいないですよ。事件事故を起こせば社会人生活はパーです。仕事を失えばその先は無収入になるわけです。

一時の感情で収入源を絶たれてしまうなんて実にもったいです。そんなに自我、欲望を貫いて、どれだけの価値を生み出せるのか? そのことがわかってないですね。

毎月15万円の給料が継続的に得られているなら、それは考え方を変えると、2億円を1%で運用して得られる金額の月割にほぼ等しい金額を得ていることになります。
たとえ月額15万円でも、ずっとそれを得られる人生と得られなくなる人生では全く違います。失くすモノが大きすぎると考えれば、うかつなことはしないのでは?
事件事故を起こし、無収入になれば、2億円を飛ばすのと同じなのです。
そして、よくよく考えれば、それはとってももったいないことなのです。
まずはそのことに気がついて、大いに自制すべき。
月給15万円と思うか、その金額は2億円を1%で運用した月額手取りに等しい額と思うか?

一端、職を失ってまた、月15万円得られ続ける仕事を探すのは大変なこと。
2億円稼いで、毎月月額で利息を受け取る道が選べるのでしょうか?
それは難しいですよね。

だから、毎月収入が得られる生活をとことん大切にすべきです。
それがわかっていないから平気で事件事故を起こしてしまうのだと思います。
実にもったいない!

しかし、周囲を見回すと、みんな目の前の自分世界への集中に熱中してそういうことはあんまり考えていないように見えます。

今日も電車に高齢者のかたが乗り込んできたので、さっと席をたったら、なんと目の前の男性(45~55歳くらい)がスマホの操作をしながらすぐさま座っちゃったんですよね。スマホに夢中でさらに集中するために自動的に座ってしまった感じでした。
あのー、という間もなく、高齢者の方はあきらめて車両内を手すりにつかまりながらフラフラと歩いて行っちゃったんですよ。

誰一人としてタブレット操作から目を上げず、みんな自分の世界に浸り込んでるんです。耳にイヤホンをつけちゃって。若い人も中年も。

この光景に私は強烈な違和感を感じるのですが・・・・・。
ちょっと目を上げて周囲を見て、自分ができる社会貢献を見つける手もあると思うのですが。
投資を通じて社会を良くしていく取組は投資の醍醐味で、最近それがわかる人が増えているだけに身近なところからも社会の福利厚生に寄与できるよう、行動したいものだなと思います。

さて、さ来週は東証での女性向け講座が開催されます。
是非、ふるってご参加くださいね!
by yoshi-aki2006 | 2015-06-13 01:49 | アンテナ | Comments(1)
2016年6月以降の景気をどう維持していくかが政府の課題であり、投資家の注目点だったわけですが、
「やれることは何でもやる!」ことをスローガンに掲げたアベノミクスにとって景気維持にもっとも効果的な場所が選ばれましたね。

2016年6月開催予定のサミットは三重県伊勢志摩で開催されることになりました。詳しい経緯をまとめておられる廣谷徹さんのブログを発見いたしましたのでリンクさせていただきます
こちらはヤフーニュースです
現地はリニア中央新幹線発着場所の名古屋に近く、今回の決定によって近隣県にもよい効果が生まれると思います。
三重県伊勢志摩は奈良、和歌山、大阪に近く福井、京都などにも相乗効果が出てくるでしょう。サミットで世界に地名が映像とともに配信される機会が増え、それが観光需要を生み出す効果として大いに期待できるので、関連企業は2016年6月以降の決算にもいい数字を残せそうです。
オリンピック以降の観光需要につなげていければいいですね。

オリンピックですら開催国はその前年、前々年あたりには息切れ状態の景気となりがちなので、オリンピックやアフターオリンピックを意識してできるだけ景気減速にならないような仕組み作りが重要ですよね。

さて、今回の関連企業はたくさんあります。名古屋~伊勢志摩だけでも

近畿鉄道
高島屋
JR東海
TAZAKI
などがありますし、
飲食店や物流関連、派生産業となるともっと恩恵を受ける企業が増えますね。

伊勢志摩といえば皇室御用達的な伊勢志摩観光ホテルがありますが2016年春には耐震補強工事が完了する予定だとか。丁度いいですね。

伊勢志摩観光ホテルといえば、今は亡き叔母に素晴らしい景色と食事を味わってもらいたくて家族と出かけたことがありました。そういえばあの時も株価は大いに盛り上がっていましたっけ。

その時のお席はオフシーズンを選んだことから、伊勢志摩の素晴らしい夕日が眺められる特等席に座らせていただきました。

晴れやかな真昼間の素晴らしさを
穏やかで豊かな夕日を微笑みながら眺められるようにつなげるには
投資家は出口戦略のデザインを今からしっかり描いておきたいですね。沈まない太陽(再生されない朝はないのと同義語ですよね)はないのですから。


さて、広島は雨にもかかわらず多数ご来場を賜り、誠にありがとうございました!
6月11日は15時より、東京築地の時事ホールで講演させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします!

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詳細とお申し込み先にリンクしますね

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by yoshi-aki2006 | 2015-06-06 09:49 | マネー | Comments(2)
本能寺の変というと天下統一をほぼ手中にした織田信長が京都・本能寺で明智光秀に討たれた事件ですね。

織田信長がいた世界といない世界ではまったく違うことを思うと残念でならず、織田信長が戦火を逃れてジンギスハーンとなってモンゴルや中国で活躍したというロマンや明智光秀の器についていろいろ思いを巡らせるわけですが、今一つすっきりしない思いがありました。

それは、信長ほどの人物が何故、お小姓たちだけで本能寺に宿泊していたのかという点です。

天下にもはや自分の敵はいないという慢心?

おごり高ぶり故の油断?

信長らしくない・・・・。そんなことはありえない。
ずっとそう思っていました。

本能寺の変を歴史で知って以来、何かしっくりこないものを感じていたところ、この本を読んで「なるほど、そうだったのか! そうであろうとも!」と思いました。
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結末を書くと読む楽しみが半減するので控えますが、信長は自分の策略によって寿命を縮めてしまったのですね。

策士、策に溺れるといえばそれまでですが、明智氏の末裔である著者は、「自分の子供の代に厄介なことになりそうな芽をのぞいておこうとするのが親心」とその策略について述べておられます。

戦国時代というのはそれほど過酷な世界であり、親は親、子供は子供という今の時代とはまったく違っていたわけですね。
親の慢心や無責任、不始末が子の世代に厄介事を生み、お家断絶の悲劇にだってなった時代には一人ひとりの責任ある行動が強く強く求められたわけです。

だから信長は行動し、そして、やはり同じ思いの明智に討たれた、と言えるかもしれません。

自分が信長であればどうしただろうか?
明智なら?
家康なら?
秀吉なら?

どう行動すればお家は安泰だろうか?

それを考えてみるのも一興です。

それと、本能寺の変はその後の勝者が作り替えた物語になっている点にも驚かされます。
思い込みって疑ってみる必要がありますね。

信長が油断していた?
明智光秀が「おのれ、ゆるさん」と逆上して主君を討った?
何故、秀吉は明智を討てた?
秀吉と家康、どちらが勝者?
家康という人物。
千利休はなぜ切腹した?

思考訓練は相場を考えるのにも役立ちますし、今の日本の過ぎし来し方を考えるヒントにもなります。
たとえば中国のスプラトリー諸島での軍事拠点作りについて、中国側とアメリカ側の考え方を視点を変えてたどってみるとか。

これは考えれば考えるほど面白いテーマで、自分たち世代、子供たち世代にも拡張するとなおさまざまなストーリーが考えられます。

すると投資に対する考え方の参考にもなります。

個人の消費満足追及主義とは全く異なる戦国時代の人々の行動規範。その大名たちの息づかいに触れることで視点を拡張する機会が得られ、読んでよかった一冊でした。

さて、相場も歴史と似て、

おもろうてやがて哀しき相場かな、という部分がありますので慢心しないで付き合いたいですね。
by yoshi-aki2006 | 2015-06-03 16:14 | アンテナ | Comments(0)
1980年代の半ば。結構な値段だったのですが松下電器の床置き式のクーラーを購入したところ、室外機がものすごくうるさくて困ったことがありました。

おまけに水も漏れるため、カスタマーサポートの人に来てもらい見てもらいました。
とても感じのいいカスタマーサポートの方でしたが、音と水漏れ問題は解決せず、その後、畳は腐り、階下にも漏水し、本当に困りました。

しかし、天下の松下製品。
設置方法に問題があるのかなーとあれこれ試しみているうち、別メーカーの製品に刷新。

さて、その当時の松下にはこんなことが起こっていたのか、とわかるのが「パナソニック人事抗争史」(岩瀬達哉氏作)で実に興味深く、読了しました。

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うちだけではなくほかでも大騒音問題は発生していたのだと確信できましたし、経営不振に陥った顛末はなるほど、そういうことだったのか! とも思いました。

株主、消費者の存在よりも「なんであいつが」という人事抗争がまかり通り、大切な経営資源を無駄にし、ビジネスチャンスを見誤ったのですね。

もったいないなあ・・・・・。

ビジネスの見地から絶対に推進すべき事柄でも「気に食わないあいつが推進した事業だからつぶすんだ」なんて株主、投資家からするととんでもないことです。

ま、人はそもそも非合理的なもの。いや、経済行為自体が人の非合理的判断から発生するもの、といえるのかもしれません。

そういえば私の住まいの近所に見事な庭園と家の中に能舞台があるという古民家がありました。四季の折々にはお庭の草木が花をつけ、借景として日々楽しませていただいていました。
ところがいろんなご事情からその古民家は人手に渡り、その隣のまだ十分にきれいで素敵な小規模マンションまで壊してワンルームマンションを建てるのだという建築計画を聞き、
「人間ってバカなことするなあ・・・・」
と思いました。

ワンルームマンションなんて立地上、とても難しいのに。

こぎれいな小規模マンションですら人が入居しないので人手に渡ったのに、リサーチしないまま、家を壊し、マンションを壊し、ワンルームマンション????

別の区画でもまだ新しいとても立派な建物が壊され、24時間パーキングになりました。解体工事の親方たちが「中はすぐ使えるくらいきれいだよ。もったいなさすぎるなあ」とおっしゃっていました。

なんでまだ使える豪華な建物を壊すんだろう?
そう思いましたが、これも「壊したらもっと価値が上がる=儲かる」という判断のもとでなされた行為でしょう。

連日の工事車両の作業音を聞きながら、「施主はまさか損するとは思わずに工事に着工しているのだろう」と思います。
松下電器の人事抗争もその当時は「これがベストな人事なのだ」と周囲が納得して勧められたのでしょう。

何千億円もの資源を投入し、社長が交代すると、前社長の路線は粛清とばかりに大損してでも撤退する決断がなされる。その損失も「それがいい結果を生む」と信じられて進行したことなのでしょう。
ユニバーサルスタジオも当初は松下がやる事業のはずが、やらない。プラズマに入れ込んで液晶で出遅れたことも立派な学歴、職歴の人達が決定したにも関わらずコケテしまった。

根本に「あいつが気に食わない」「気に食わないあいつの提案は聞き入れられない」との思いがあったのではないか?と考えさせられます。

これは松下に限ったことではなく、どこの会社にも大なり小なりあることでしょう。
特に成功体験を持つ会社ほど、人事抗争ゆえのつまずきがあるように感じられます。
シャープも、ソニーもかつての成功体験から次のステップに進めませんでした。

経営判断と人事抗争。大組織の難しさですね。
投資する時の会社の見方の参考にしたいと思います。

さて、セミナーのお知らせです。6月は以下の3か所で開催させていただきます! ふるってご参加くださいね♪

6月5日広島
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6月11日東京
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6月25日東京・女性講座
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by yoshi-aki2006 | 2015-06-01 02:31 | アンテナ | Comments(0)