ありがとう! 大阪講演閉幕 暖かいお声がけと差し入れに感謝!

大阪講演終了!
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東京は大荒れの天気だったので大阪はどうかな~と心配しましたが冬と春の入れ替わりの寒さを感じながらも、雨は降らずに晴れてくれました。さて、日中開催であるため、来場なさる方は限られますが、たくさんのお客様にご来場いただきまして心より感謝です!

また、ありがたかったのはyoutube「木村佳子チャンネル」をご覧くださっている方が増えていて、親子で「成果が上がっています!」とお声をかけてくださったり、「あの番組で銘柄を研究するようになって成果が上がってきている。淡路島にいったお土産渡したい」とか言ってくださる方がいらっしゃること。
とても励みになっています。ありがとうございます。
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いろんなお菓子を小分けにして「新幹線で食べてね」と渡してくださる方もありがたく、さっそく帰りにいただきました。飴やチョコ、クッキーなどがバランスよく袋に詰めてくださっていてお心使いが身に沁みます。家に帰ってきたら、あら、愛知県の名物、千春うなぎが届いていました。愛知県といえば、名古屋講演にご来場くださっていた投資家さんが大阪会場にも足を運んでくださっていて、本当にありがたいことです。

できるだけ仕事を選んで投資家さんとの信頼関係が崩れかねない案件はお断りしているのですが、その方針を貫いてきてよかったなと思います。
主催者も選ぶ。新聞社、取引所、商工会議所や日本証券業協会などの公的存在、地域密着型の手堅い証券会社さん、ラジオなどのメディアなどなら投資家さんも安心してセミナー会場に足を運ぶことができます。
投資家さんの名簿だけ欲しがるような短期決戦型のスポンサーさんはお断りする。
案件もなるべく受けない。

幸いにも仕事を選べるので、こちらも落ち着いてマイペース、マイチョイスで仕事ができます。

ところで、大阪は外国人だらけ。韓国、台湾などアジアの方や欧米系の方々の姿が街中のそこここに。定宿としていたホテルも取り壊されて新しく何かが建つようです。本格的に外国人を迎え入れる宿泊施設になるのかな。
大阪は古き良き建物を残したりして風情がありますが、この間まであった個人のお店が無くなっていたりして、世代も入れ替わっていく印象に何かちょっと寂しいなと感じました。
新陳代謝をエネルギーとしている株式市場を相手にしているわけだから、むべるかなではありますが・・・。

さて、書店では週刊エコノミストが発売になりました。
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詳細はこちら

相場観は「月刊木村佳子3月号」で申し上げた通り、3月は一服です。




私も暖かい懐の深い投資家さんに甘えずおごらず研究を続けねば!、と思います。


# by yoshi-aki2006 | 2024-03-14 15:45 | 感謝 | Comments(0)  

「はったり」の上げ底と「野心」のエネルギーを持つ人持たない人の差

久しぶりの更新だ。
今日は誘われてスペインバルでのフラメンコ企画を観に行き、感じたことがトピック。

スペインバルでの舞踊企画はお客さんを持っている何名かの踊り手で構成される。バルはたいていの場合、70~100名くらい入れるスペースを持つ。ケーススタディの一例だが客はダンサーからショーチケットを買い、スペインパルでは飲食費を払う。ダンサーは舞台に参加する費用を企画者に払う。企画者はギター、カンテなどのアルティスタの費用、バルのレンタル料を引き、残りを自身のフィーとする。ダンサーはチケットを売った分、参加費を軽減でき、ノルマ以上にチケットを売った場合は多少のインカムを得る。
見に来るお客さんを確保できるダンサーを集めれば、企画者もそれなりに収益が得られる。

100名が4000円のチケット代金を払ったとすると40万円が踊り手によって集められる。
バルでは100名にドリンクや食事を課していることが多いから一人単価4000円として40万円。
合計、一晩のショーでバルの規模にもよるが80万円前後の売り上げとなる。
バル側はたくさんショー企画があればあるほど安定的収益が得られる。
なのでバル側も営業企画としてセールスするし、アルティスタやダンサーも自分の収入を増やすために主催者となって企画するわけだ。
客が呼べない出演者は最低限の参加費用を主催者に支払うことになるので、教室を運営して観客数を確保できる先生業の人が舞台に立つ機会が多い。来場者を毎回コンスタントに確保できるかできないかがダンサーとして舞台に立ち続けるポイントになる。
ちなみに教室を自前で持ち、企画催しを定期開催すれば多角的な収益源になる。

ダンサー側は舞台に立つことによって自身の経験も積め、チラシなどで名前が知られ、生徒を獲得することにもつながるから広告効果も見込める。

ただ、よい舞台を務めて「この人が出ているなら観に行こう」と名前で観客を呼べるダンサーになるにはこうした企画ものだけでなく、別の山の登り方も必要になる。

例えば海外で修業し、その際に有名なダンサーに学んだり、現地でソロで舞台に立つなど実績を積み、それをプロフィールに盛るなどして経歴に箔をつける。
ダンサーを撮影させたらピカ一と評判のセンスのいい写真家に撮ってもらい、それをホームページやチラシに使う映像によるイメージ戦略も必要だ。

海外有名ダンサーと日本でもコラボ公演する取り組みも有効である。
「××子が日本に呼んでくれる」「おれたちに仕事を作ってくれる」という実績を作っておけば話が実現しやすい。

こうしたことを継続的に行うにはビジネス感覚はマストだ。
ただ踊りがうまい踊りバカではだめなのである。

支援者がいれば踊りバカでも話は違ってくる。敏腕マネージャーが仕切ってくれるとか、才能を認めてタニマチが付くとか。
家族が団結してサポートしてくれるとか。

それには「この人のために何とかしてやろう」と思ってくれる人と出会える運も持ち合わせなければならない。

ただ、踊りが好きだから踊っているとか、自分の好きなように感情の赴くままにふるまって満足しているにとどまれば自己満足で終わる。大多数の人はそのカテゴリーに属し「素人」か「素人に毛が生えた程度」のダンサーで終わる。次第に年齢的にむつかしくなったり、金銭的に続かなくなっておしまい。お金と時間を費やして自分の好きなことをやっただけ。

株式投資や事業でも同じことがいえる。「自分が好きなようにやって楽しんで終わり」では消費に過ぎない。
株式投資の場合は山を引き寄せる成果をあげないとむなしいし、自分も家族も不幸になる。
事業の場合は商売が成り立って従業員の継続的雇用や地域社会、取引先、消費者に貢献することで社会的存在として命を与えられ、それが喜びとなって経営者に返ってくる。
一方通行だけではむなしくはかないのだ。

企画モノだけで舞台人として終了するかリサイタルが開けるくらいの存在になるかは踊りが決め手になるのではない。
踊りや外見の問題ではなく、ある種のド厚かましさや自分の能力以上に野心を持っていなければならないのだ。

さらにその時代に頑張っていた人というだけで終わらず、長く歴史に名前をとどめるには、多くのプロからリスペクトされること。
教室運営などビジネス面で成功している場合、ともすれば「社長が踊っている」踊りになってプロからのリスペクトは得にくい。むつかしいものなのだ。
ビジネス面で仕組みができた後はサポートしてくれる人に任せたほうがダンサーとして大きくなれる。
子供か夫か兄弟か。
あるいは苦楽を共にしてきた仲間か、知人か友人か。
しかし、ここにもむつかしさがある。芸能界でもよくあることだが、有名になればなるほど、関係者が金品を持ち逃げしたり、経理をごまかしていたりする。
子供とのトラブルならまだ、あきらめもつくが、上り詰めようとする人は子をなしていなかったりする。

さて、先般拝見した企画モノの舞台。
出演者の一人と縁あって喜んで観に行ったのだが、ご本人は「納得がいかない舞台で申し訳ない」という。そんなことはみじんも感じなかったが、踊り手として自分でいろいろと感じる部分があるのだろう。
「もっとこうしたかった」「もっと踊れた」と査定してしまうようだ。
その向上心が彼女をさらにさらにと導いていく。

一緒に彼女と踊ったという人も見に来ていて「踊り始めるとき、彼女のスイッチがオンになる瞬間がわかるのよ。そして、やはりすごいなとその時、改めて偉大さを感じた」といっていた。

そんな彼女は私には雲上の人。何か申し上げるような立場では全くないが、こんなに緻密に誠実に踊れる人なのにもっともっと轟く知名度があってしかるべしなのに何かがそれを阻害しているとするならば、「はったり」や「我こそは」という野心だろうと思う。

「ド厚かましい人」と言い換えることができる人種と彼女は遠い。
彼女を評して「天女様のような人」という人もいる。
時折、「おや、あなたはもっと攻めて踊らないのね」という厳しいキリリとした表情を見せることもあり、けして優しいだけのフニャ子でないことは確かだが、基本的には慈悲観音のような人柄だ。

「誰よりも私が一番」という自負心が野心となってド厚かましく「我こそは」と主張しない良さと物足りなさのどちらを取るか?  それを考える間にどうか、お年を召しませんように。ファンとしてはそれを願うばかりだ。

【木村佳子 講演会のお知らせ】
テーマは株式投資、新NISA、マネーマーケットの見通しになります
日本証券新聞社 3月13日大阪セミナー詳細






# by yoshi-aki2006 | 2024-03-11 00:53 | ビジネス | Comments(0)  

相手が想定以上の大バカ者であった時、人はどう対処するのだろうか?

気をつけなければならないことがある。
それは賢い人ほど、問題解決をしようと意気込む人ほど、困っている人を助けてやりたいと思う人ほど気をつけなければならないことである。

以前、ある専門家の会での話。
私はその集まりで長らく、紅一点、役員待遇だった。
毎月、会合があり、30名近いおっさんたちと弁当を食べ、さあ、今月の議題は・・・・と会議が始まる。しかし、毎回3時間以上も大紛糾してしまうのだ。
こういう案はけしからん、だの
それはよく吟味してからにしなければならない、だの、
意見はもっともらしいが、要は気に入らない相手が出した案はつぶしたい、というマウンドがありありだった。
もう、やめたい・・・・。
何度もそう思ったが、なかなか、やめることができなかった。

それが20年近く続いたある日、おっさんAグループとBグループが完全に対立してしまった。
賢いおっさんはすぐ、役員をやめた。
角を立てずにやめたから、その点でもその人は賢い人だったと思う。後で考えると私もその人に倣えばよかった。

紅一点としてはどちらにもつかず、さらっとかわしているつもりだった。
後で考えるとこれがバカだった。

AB双方から呼び出され、呼び出した人の過去の栄光話と、それぞれの悪口を散々聞かされた。聞くと、「へーえ、それはいかんですよなあ」と思わせられる。が、どっちもどっちだ。

会合の後、流れで飲み会になることもあった。
あるおっさんはその席で大演説を始める。
そして、若手に必ずはっぱをかける。

私にも「木村君、君が頑張らんといかんのだ。ああいう連中はかくかくしかじかでダメなんだから」
みたいなことを延々と、とうとうというわけだ。話しているうちにその人は正論の旗印を高らかにかかげ、ナポレオンのような英雄になって酔いしれていく。もっともっと後になってからだが、世間にはこういう人がいることを知る。酒が入るとナポレオン。素面ではお母さんのエプロンに隠れてしまうタイプ。

そのうち、「当初の規約であった報酬以上にお手盛りしている輩がいてけしからん」という話が紛糾し、AがBを、BがAを訴える騒ぎに発展。悪口合戦のるつぼから火の粉がどんどん飛んできた。
その時の顛末は話が長くなるのでここでは割愛する。
現在、関係者の多くは鬼籍に入り、私も役職から離れて久しい。 会はいろんな経緯を経て今は正常化している。

さて、Aグループ、Bグループの一連の騒動で対立を煽る側に回っていた数名のおっさんたちがいた。その一人が飲み会で演説していたナポレオンさんである。
ナポレオンさんは、Aグループの××が気に入らん、Bグループの▽△はけしからぬ、などとしょっちゅう言っていた。
どの人も名だたる大会社のそれなりの地位についている。ナポレオンさんも知らない人がいない立派な会社の役員だった。
今よりずっと若かった私には、「あの天下の××企業の役職者。自分より見識の高い人」との思いが強かった。

その人がそういうのだから、それはけしからない話かもしれない。そう思っていた。特にBグループの●●がけしからないという。ただ、私たちに言われても困るんだよなあ、と聞くたびに思っていた。
あまりにおっしやるので、「一体、長年、何故、●●さんのことをそんな風におっしゃるのですか?」と畳み込んで聞いてみたことがある。
20年間、聞かされてきた、どうにも不可解な批判・・・・。
「飲み会の席でおっしゃっていてもらちがあきません。私たち若手に言われても、どうも解せません。詳しく何が許せないのか教えてください」

するとナポレオンさんは、「それはねえ、それはねえ」と言いよどんだ後、
かくかくしかじか、
かくかくしかじか、
なんだ! だからわしは●●が許せんのだ!!

酒の勢いもあったのだろう。20年目にしてようやく明かされた話。私はひっくり返るほど驚いた。
なに?
ねんごろになっていた銀座のホステスを●●さんに寝取られただと?
そんなこと自分で●●さんに言えばいいじゃないか。自分の代わりに言ってくれる人、かたきをとってくれる人材求めて20年てか?!

バカいってんじゃないよ!
そんな理由で研鑽している若手にはっぱをかけて、●●さんに引導を渡せと騒いでいたのかこのおっさんは!
そんなおっさんを尊敬して、一生懸命勉強してきた自分も若手も、ホントにかわいそうだ。
このナポレオン氏のホントを見抜けなかった私ってなんてバカ?

しばらくして、私はナポレオンさんに淡々とした内容の書状を送り、以降、会合には出なくなった。
ナポレオンさんは自分の子分に「こんなん、いわれた。ぼくちん、どーしたらいい?」とおっしやっていたとか。チーン。ご愁傷様。

ところでナポレオンさんはAB双方に薪をどんどんくべながら、どちらにもいい顔をしていた。そして、宿敵●●さんが駆逐されると戦で奮迅した同胞、後輩には知らん顔してAグループにすり寄っていたそうだ。すがすがしいほどのクズという言葉があるが、そんなのにかすりもしない真正クズだったんだなあ。

ところで、私は自分のバカと決別できただろうか。
バカと遭遇したら、ともかく離れる。そして相手が想像を絶するバカであった場合、自分の不明を恥じ、自分の内なるバカを毅然と一掃しなければならない。

情勢が落ち着いてきた頃、対立を煽っていたおっさん群にナポレオンさんにも薪をくべ火力強化をしていた人の顔がすーっと浮かび上がってきた。
この人は被害者のふりが上手で、対立が抜き差しならなくなるにつれ、目立たないように後ずさりしていたが、一連の騒動にかかわっていた弁護士が「一番の悪党はその黒幕さんだね。どうにもひどい輩だねえ」としみじみ言っていた。

この人から見たら、みんなみんな大バカ者に見えたことだろう。
たくさんの専門家が利用されてエネルギーをむなしいことに費やした。
ところで、この人は52才の時、本社の出世コースから外され、外に出された。それをものすごく悔しがっていた。

本店人事部には見えていたのだろうな。


# by yoshi-aki2006 | 2024-02-12 19:12 | ライフスタイル | Comments(1)  

6時間待ちで診察10秒のクリニックが嫌いになった件

1年に数回、通っているクリニック。極度の貧血ではありながら、ほかでは「そのうち治る」となかなか処置してくれなかった根本原因の筋腫の手術をしていただき、その後はほぼ、薬をもらいに行くだけ。

それでも数年に一度は「血液ドック」を受けることがある。公的な健康診断でも受けられるが、書類が送られてくる時期が限られているし、そのクリニックでは「認知症リスクチェック」など新しいチェックも勧められたりする。
もちろん、患者に勧めたら互助的にクリニックにも大きなメリットがあるのだろう。

この数年、何の検査も受けておらず、どこか悪くなっているのではないかな、と気になっていた。医師に聞いてみたい症状もある。そこで薬をもらうだけでなく、診察もしてもらおうかな、と考えたのがことの始まりだ。
触診してもらい、10万円近い金額の血液ドックとMRIをすることになった。
紹介状をもらってビジネス街の中心にあるセンターに出向く。
MRIは10数年ぶりだ。しかもこちらは保険適用になる。
場所柄、運転手付きの車でドアも開けてもらう企業の役員風の人も混じり、朝の早くからセンターは大盛況。各クリニックから「MRI受けてらっしゃい」と私と同じように紹介された人たちなのだろう。システマテックに一人ずつさばかれて、どんどんトンネルの中に誘導され、検査が進行していく。

MRI検査は、強力な磁石と電波を使って、磁場を発生させたトンネル状の装置の中で、FMラジオなどで用いられている周波数の電波を体にあて、体の内部の断面をさまざまな方向から画像にする。

放射線を浴びるレントゲンとは違うけれど、私は磁気に敏感なせいか、今も頭がぼーっとしていて、その点では「あんなの受けなければよかった」と思う。
もし、疾患が見つかれば「やっておいてよかった」と思い直すのだろうか。
この結果がでるには10日ほどかかる。
クリニックにはその結果をもって、血液検査の値も同時に聞く、ということになっていた。
しかし、血液検査の結果は中3日くらいで出るので一刻も早く知りたい。
そこで、前倒しで、クリニックを訪ねた。もちろん予約の上だ。

すると、土曜日ということもあって、いつもにも増して患者が待合室にあふれている。しかも若い子ばっかりだ。細くすらーっとした女性が多い。世代が若返ったんだな。いや、曜日のせいかな。
みんなそんなに婦人科系で気になることを抱えているのか? ピルをもらうのだろうか。受付でパッチをもらう人、呼ばれて診察台に乗る人。一体どこが悪いんだろう? 

そんなことを考えながら待つこと数時間・・・・・。あまりに呼ばれないので確定申告に必要な一年分の数字を電卓で打ち終わる。習い事の振り付けの確認もした。
まあ、家にいたとて、猫と遊んだり、だらだらして後回しになりがちな作業もできたのだから、あきらめもつくが・・・・。

6時間をゆうに過ぎた頃、ようやく名前を呼ばれた。
11時半にクリニックに着いて、呼ばれたのが17;30だ。飲まず食わずだったのでダイエットには良かったのかも。
待合室には私ともう一人の女性だけ。一体、なんでこんなに待たされるのだろう?
診察が伴わないからなのか?

診察室に通されても一人しかいない看板先生は忙しそうにバタバタしている。看護師らが背後を何度も何度も風のように通り過ぎる。
やっと先生がツールに座ったと思ったら、「どこも悪いところなし」。
ほぼ、それで終わり。
いろいろ説明を聞きたい。質問すると「勝手にしゃべらないでー」「ちょっとまってー」とか言って患者を見もせずモニターのデータに目をやっている。
「先生、私、この点が気になるのでそこが衰えているのではないかと思うんですけど」というと「決めつけないで―、自己診断禁物ー」と制される。だから診てもらいに来ているんだろうが、よっ、センセイ!

しかも、私が知りたかった項目は血液ドックの検査内容には入っていないことが判明。
「全部、検査する」と聞いていたのに、まったく拍子抜けだ。

ベテラン看護士がサポートに来るとセンセイはすぐにどっかへ消えてしまった。6時間待って、診察10秒。
今日は結果だけ知らせる儲からん患者という位置付けなのかな。いや、そういうことだろう。今日の会計は580円だったもん。

「また4月くらいに血液検査にいらっしゃい。今度はその部分も項目に入れましょう」と言われたが、うーん。もう行きたくないかな。
近所の空いている内科に行くほうがいい。
うん、そうしよう。

それにしても。日本の国会議員だけでなく、お医者さんもいろんな意味で考えさせられる。
医師は一人一人の命と健康をサポートする技術者だ。しかし、クリニックを経営する場合は経営者、多様な患者を相手にするサービス業でもある。
看板先生ひとりのクリニックではそのバランスがむつかしいのだろう。

コロナが契機かそうでないかはわからないが、注射するのしないのでものすごく潤ったクリニックがある一方、大変なところもあると聞く。いずれにしても医業とカネの問題は今の日本の国会議員の症状と似て、なにやらザワザワ、ザラザラしている印象だ。

まったくなあ。

すがすがしいニッポン人としみじみそんな想いを共有したいものだと思った。











# by yoshi-aki2006 | 2024-02-11 07:12 | 事象観察 | Comments(2)  

人相をよくする生き方

どなただったか忘れてしまったが、「人相をよくする生き方をすべきである」と発言されていて「まさに!」 と思った。
松下幸之助さんだったか、稲森和夫さんだったか、大経営者が主宰する社長に向けた勉強会に参加されたAさんから教えていただいた気がする。

どういう人相がいいのか悪いのかには主観が入るけれど、「ああ、この人は信用してもよさそうだな」とか、「この人はなんかうさんくさそう」とかはその人を見ているとそこはかとなく伝わってくるものだ。

一生懸命仕事していれば伝わってくるものだし、裏がありそうな人はどこか怪しい。

もし、会社を少しでも良くしたかったら社長みずから、人相をよくする生き方をしなさい。そうすれば銀行も取引先も従業員も、そしてお客様も支援したいという気持ちになるものだよ。

意訳するとそういうことだろう。

昨今、森野なんちゃら氏の投資うんちやら話でお金が返ってこないとか、加担させられた人の怒りなどが報道されているが、森野うんちやら氏の写真を見た限りではなんだかいい加減な人のような気がした。それにそもそも、この人、ダミーじゃないかな。
こんな年の若い輩が湯水のように金を使い、これでもかとブランドものを身に着けていること自体おかしいではないか。そういう「おかしい」というシグナルを感じ取れなかったとしたら自分の知見の浅さ、狭さがあったといわざるを得ない。お金に関心のある人は、特に与太話や詐欺師を見抜く力を養わなければならない。

さて、本題だ。私がこのところ人相という点で強く印象に残った人たちを上げてみよう。
過去のブログのテーマで取り上げたように、いわゆる松本人志さん問題が始まった時、「あ、こういうことシテそうな人相だよな」というのが偽らざる感想だった。まえまえから、松本人志さんをテレビで見るたびに「なんかこの人には違和感あるんだよなー」と思っていた。
その違和感が何かはその時はわからなかったけれど、一言で言えば「人相の悪い人だな」と思っていた。

現時点でコトの真相はかわからないが、伝えられているようなことをして、相手の人達に精神的にダメージを与えてきたのなら、それら一連の所業はばっちり人相からにじみ出ていたってことだ。

そして、最近、「うわー」と強い印象を受けたのが「セクシー田中さん」問題でメディアに取り上げられ、その存在を知った女性脚本家のかたの人相だった。
恐縮だが、私がその方の写真から受けた印象を正直に言わせてもらうと「こんな××な顔を観るのはめったにないな」というものだった。
人相からにじみ出ている。
〇〇の所業。
どんなことがあったのか、どういう生き方をされてきてこのような人相になられたのか、この女性脚本家から発せられている信号が映像となって次から次へと見えてくるような気がした。
ああ、このかたはこういうことだったんだろうな・・・・・。
こういうことをして生きてこられた結果、この人相が形成されているのだろうな。そして、こういう時にはこういう対応をされてきたのだろうな。
すべて、手に取るように伝わってくるから不思議だ。
人相とはそれくらいインパクトのあるものなのだ。

ネットでは当初、その脚本家のかたと件の漫画家さんを取り違えて流している動画があった。
その時もその人相にうわー、と思ったし、いやはや、いやはや、と突き放すような気持ちを覚えた。
しかし、それは脚本家のかたの写真だったと後でわかり、なるほど、なるほどと思った。

ちなみに直木賞を取られた万城目学さんも過去、この脚本家が絡んだ作品で辛い目に合われたという。
万城目さんはこの度、直木賞を受賞され、その時のことが今まさに自然発生的に再注目され、改めて件の脚本家さんの履歴とともに、今回の「セクシー田中さん」問題と絡めて取りざたされている。

人相は、誰に何してこうなったかという結果だ。
見えざる手が図らずも人相を通じて、物事の本質を明らかにしていく。
因果応報。原因と結果の法則が人の人相に表れてくるのだ。心や想いを隠しても情報として人相が自分以外の人にその人の本質を晒してしまう。

もう一人、例を挙げよう。いわゆる宝塚問題で初めて口を開いた阪神阪急ホールディングスの角会長だ。
夢と美と芸術を売る宝塚で人命問題にまで発展した事件があったのにトップが何ら発言してこなかった。危機管理という点で、首をかしげざるを得ない。まるで他人ごとのようで、疑問に感じていた。
会長夫人が宝塚の人事に介入しているとの週刊誌報道もあったのに、だんまりが続く。これもガバナンス上、大いに問題で「どうなのか?」とステークホルダー側は知りたい。

ところが、ここにきて、角会長の口から「二月中には・・・」と発言が出たとの報道に接し、その時の角会長のVTRを拝見した。
角会長の表情からは
「株主対策上、二月中にどうにか形にせねば」という強い焦燥感がにじみ出ていた。


この問題が発生した当初、「なんだ、こんな問題で騒いで。私は関係ないからな」と突き放すようにされていた。そんなことより、ゴルフのほうが重要と言わんばかりの傲岸さや無責任な印象が強かった。そんなトップがいるとなるとステークホルダーは黙ってはいない。それを意に介さないなら経営者としての適格性が問われることになる。

さすがに「まずい」、とようやくコトの重大さを感じておられているようだ。

ひょっとしたら会長から退くよう、強く促す動きが社内外からあるのかもしれない。なにしろ外国人投資家にとっては恰好の攻め材料で、大阪万博をにらんで、阪神阪急HDの経営により強く関与したい意向は相当強いのだろうと察する。

直近の角会長の人相のほころびは権力の中枢からずれ始めていることを物語っている。「会長」という確固たる地位から尻が一センチほど浮いている動揺のようなものが感じられるから、会長から退かれる日もそう遠くないだろうかな。

さて、松本人志さん、「セクシー田中さん」問題の脚本家さん、阪神阪急HDの角会長。

今までの生き方はあなたの人相に表れている。今回の一連の騒動は起こるべくして起こったことだ。
因果応報の因果律から言えることは「人相をよくする生き方をしなさい」という教えだと思う。

松下幸之助さんだったか、稲森和夫さんだったかは定かではないが、かの大経営者もかつて蹉跌を味わい、それを肝に銘じたりするようなことがあったのだろう。
あるいは取引先や部下にも感じたことだったのだろう。

情けは人のためならず。自分のためなのだ。人相をよくする生き方を心掛けていれば、避けることのできた事態。
もちろん、自分にも戒めたいことだ。

【講演会のお知らせ】
テーマは株式市場の見通しと注目銘柄です。
★2月19日(月)
北野誠のズバリ!  CBCラジオ

■2月20日 名古屋  
主催/日本証券新聞主催
 
■2月28日(水)東京
場所:東京証券会館
https://www.google.com/maps?ll=35.680651,139.779527&z=16&t=m&hl=ja&gl=JP&mapclient=embed&cid=12744885949811419906
主催/日本証券新聞社


■3月13日(水)大阪セミナー
淀屋橋 朝日ホール
主催/日本証券新聞社


お申し込み、ご予約は日本証券新聞社のWebサイトから、もしくはお電話(03-6661-9414)でも可能です。
参加をご希望されるセミナー日時をご指定くださいませ

【2024年2月9日 金曜日公開の動画】














# by yoshi-aki2006 | 2024-02-10 06:27 | Comments(1)