おくりびと観賞

人と人をつなぐ用事で銀座に出て、次の会合まで時間ができたので、「おくりびと」を観賞することに。

日中だったので、鑑賞者はお茶の間感覚の老夫婦が多かった。
「おとうさん、こっちこっち」とか「あなた、テッシュとってよ」とか。

そうした会話も映画が届けてくれる素晴らしい世界を前に次第に途絶える。

みて良かった!

この映画を作れる日本人を私は信用できる。

そして、この映画に賞をくれようとする世界を私は信用できる。

それは信用をなくしている株式市場とえらく対比的だ。

仮想の敵を作って爆弾だ、戦争だ、戦いだと大騒ぎの映画しか作れない国と比べたら日本はずっとずっと上質だ。

日本人でよかったと思えた時間だった。

ホント、日本人は捨てたもんじやない。
芸術の力はマーケットに勝る。

by yoshi-aki2006 | 2009-03-16 23:52 | アンテナ | Comments(0)  

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