なぜ、人から悪く言われるのか ~一つの解~
2009年 04月 12日
近況報告の合間に「×子さんってあなた平気?」と数名の方から聞かれる。
「えっ? 別に特に感想はないけど・・・」と言うと、
「えーっ、そうなの?」
と数名がのけぞる。
話を聞くとなにしろ、失礼なんだという。
挨拶しない。受け答えしない。目が合っても無視する。ガッツリしていて世話になっても礼儀がなっていない。
そうかな? 単に鈍なだけなんじゃあ? あるいは視力が悪くて目があったことが分からないとか?
「ま、冷めた焼き芋みたいな人なんだよ。熱々だとふーふー気をつけて食べるから喉につかえることはすくないけど、冷めているとぱくっとたべちゃう。ところが冷めた焼き芋を油断してパクパク食べていると喉につっかかる。水がないと飲み込むのに大変。ま、でも、食べてみるそうまずいもんでもない。なので×子ちゃんって、冷めた焼き芋みたいな子。そんな悪い人じゃないと思うよ」
と感想をいうと、
「なるほど~」
と一同納得したようにうなずく。そして、「ところで私は何?」とみんなから形容を求められる。いや、それはまたの日に、とお茶を濁す。
かくも人から悪く言われるのは単純な理由であることが多い。挨拶しない、なんていう理由は実は非常に多いのではないか。
考え事をしていた。
目が悪くて見えなかった。
そんな理由でなら、ものすごく損である。
私も以前住んでいた場所で「おはようございます」とご挨拶してもにべもない人と遭遇したとき、たしかにショックだった。また、「私、何か失礼なことをしたっけ?」とか悩んだものだ。
でも、今は、「自分から挨拶して返ってこなければそれはそれでスルーする」ということをモットーにしている。
挨拶をしない、けしからんと怒りまくるのはパス。
いいじゃない、人は人だから(成長したねえ!)。
清掃局の人がゴミを回収してくれている姿を見かけたら「いつもありがとうございます」という。すると、「はーい」と挨拶してくれる。「オレ、ありがとうございます、なんていわれたの初めてだよ」という人もいた(いってよかった~)。
電車などで席を譲ってもらったり、譲られたりしたら、その場でと下りるときに会釈する。
するとどっちも笑顔になる。
それがうれしい。元気をもらう。こちらもあげる。
毎日の生活をそうやって愛していく。
そうしていれば、人と無意味に対峙することは少なくなると思うんだけど。
挨拶をちやんとするだけでずいぶん違うと思います。これが私の思う一つの解。
by yoshi-aki2006 | 2009-04-12 10:08 | アンテナ | Comments(0)