お金は回転財

街角で聞くお財布の悲鳴。
立て続けにショックな話を聞いた。

派遣で働く主婦二名。40歳代で子供が1人、2人。
「一週間1万円で自分の経費をまかなうの」
「雑誌『すてきな奥さん』、すぐ買ったけど、とてもワタシにはできない・・・」
「すごいわよね、数年でローン返すなんて・・・」
「スーパーでお弁当が値下げされるまで店内で時間をつぶす」
「家にあるアクセサリーとかをリサイクルショップに持ち込む」
「衝動買いはしない」

など、会話のほとんどが「お金」の話。「節約」の話。

「厳しいわよ、生活は」と2人ともため息。

大会社の役職者。

「ボーナスカット、所得カットで今までの年収の三分の一になってしまった」

ちなみにその会社はレジで印刷されたレシートかカードで支払った控えのある領収書以外はどれだけ仕事の用事でも経費と認めないそうだ。タクシーもダメ。すると自分の車を出す人もいるが、自分の車の経費は自分持ち。

世の中、ここまできているだなと思う。

一方でテレビのコメンテーターなどの仕事で毎週のように出演すると(経済番組のコメンテーターは信じられないくらい安いかBバーグのようにハイヤーは出すが出演料は無料という例もある)、1回出演で10万円程度は支払われるため、バラエティ系の番組に出ている文化人は文化人ギャラという安いくくりの中でも潤っているという。52週出れば単純計算で520万円の年収だからそりゃ、おいしいな。

だから節約家計専門家が億ションや豪邸に住んでいたり、事件特別独占放送などでは一時間150万円、場合によってはもっと、なんてギャラもあるから社会派コメンテーターが億近い年収になることもあるんだそうだ。

そういう話題に以前はねたみ、嫉み、ひがみ根性で突っ込んでいたこともあった(もちろん、今も、その感情がまったくないかといえば、多少は「へぇ~、うらやまぴ~」くらいのことは言いたい気持ちはなくはない)が、
今はまわっていく程度のお金があればいいな、と思う。

人のお財布の悲鳴の度合いに比べたら、少しは「財を回転させる」知恵はついたかと。

というわけで、新規設備投資に小規模事業共済が非常に役に立つことを身を持って知りました。
毎月、掛け金を積んでいき、いざというときは1.5%の利息で借りることが出来き、返済は半年毎に持参で返す。交通費などはかかりますが、共済のよさを実感。

さあ、新規設備投資をして、いざ、出陣。これからの荒波に向けて沈まない船で。

by yoshi-aki2006 | 2009-09-03 08:47 | マネー | Comments(0)  

<< 今日から二科展! イーウーマン円卓会議の担当週でーす! >>