収穫の秋

知人や縁者から体調変化の近況を聞く機会が多い。
旅行などに意欲的だった老親は「しんどい」というし、「ろれつが回りにくくなった」という知人もいる。ろれつというのは危険信号で、脳梗塞などの前兆といわれる。
「すぐ、精密検査をしたり、入院したほうがいいよ」と薦める。

中小企業の現場も過酷と聞くが、大会社もけして例外ではない。
外部の人から「大きな会社にはたくさん社員がいるんでしょう(だから楽できますよね)」と思われているぶん、中小企業とはまた違った辛さがあるだろう。

中小でも大手でも現場を仕切れる人は「余人をもって換えがたし」という異能の人が多い。
「換えがたし」という栄誉を手放さない限り、体が大変でも休めない。

自分で緩急、仕事の調整をつけられる私のようなフリーと違って、会社員はつらいよなあ、と思う。


「このまま行くと欝になるな、と自分で分かる」という中間管理職の人の声を聴いたし、
「家族を守るため、会社の仕事優先で、そのほかのことからは遠ざからざるを得ない」と言っていた人の顔色も悪かった。

夏のつけが秋に来る。それが冬に響き、春に追いつけなくなるわけだから、人生真っ盛り、真夏の過ごし方が大切になってくるわけだ。

どんな秋を迎えたいのか。

よく考えたいものだ。

by yoshi-aki2006 | 2009-09-07 10:03 | ライフスタイル | Comments(0)  

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