年の暮れ

会社を経営している人はクリスマスの時期が一番辛いという。
社員のボーナスを払わなければならない。
通常給料も支払わなければならない。
就労日は短く現金獲得機会は少ない。
正月早々、源泉税のマトメ払い日が来る。


勢い、お金が足りない! どうもそんな状態になるようだ。

大会社でも厳しいのに、個人経営の店ならなお厳しいだろう。

東京の街を歩くと、山手線は大ラッシュだし、イルミネーションの飾りつけなどを施した通りは人だらけだ。
しかし、店舗施設には人がいない。
原宿だろうとなんだろうと、もはや買い物を楽しむぶらぶら歩きをしている人が思いっきり減っている。
たまたまある町に用があって出かけたが、以前、入ったことのある店舗が数店閉店していた。
目抜き通りだろうがなんだろうがずっと食べていけるほどには売れないのだ。

しかし、だからといって!
来た客をカモねぎにしていいわけはない。

あまりに肩がこってどうにもこうにも首が回らなくなったので、思い切ってボディトリートメントコースを受けに行く。ここはゴージャスなのに料金が手ごろで気に入って時々利用しているのだ。
「いらっしやいまっせー」と言われてその気になって、大いにリラックスして体をほぐしてもらっていると・・・。
「お客様、なんたらかんたーらのこれこれが効果がありますー」と薦められる。
「はーい、ふにゃふにゃ・・(お客様はお客様はうつらうつらの夢ん中だよ、うふふー・・・・陽水♪~)」

「次にこれこれしかじかのコースでいかかですかー」
「よきに計らえ」
「で、こうこうでーす」
「さようか、苦しゅうない」
「では・・・」

用事がある中、延々四時間半になんだかいろいろしてもらって、はっと私がわれに返ったのはレジであった。
「なんだー???? この御代は~。いつもの三倍ではないか!」
目から星がキラリーン。
心臓はどっくん!
喉はカラリン!

この数ヶ月、何のために価格推移をチャート分析した上でドラッグストアの目玉商品であるトイレットペーパーを約二名の人海戦術で買い占めたかわからんではないか(トイレットペーパーは客を集客するために格安になることがある)
徒歩でいけるところは歩き、ユニクロの誘惑にも負けず、しばらく財布に定着していたン万円が蒸気のように胡散霧消した。

あー、施術中にいろいろ薦められる話に乗ってはいけなかったんだなー、と気がついたけど・・・・、ま、いーか。
人助けをしたんだもんな。
あそこは人がたくさんいるから大変なんだろう。

「ホトケのヨシコ」はにこやかにレジを済ませて外に出る。

しかし、ケータイの「店舗→ボディケア→××」を表示。「一件削除」を迷いなく実行。
既存客の単価を上げると客から捨てられる。
「替わりはいくらでもあるのだから」
これが情報がフラット化している時代の怖さだ。

年末、急な仕事が舞い込んでくる。
「安くてごめんねー、しかも急ぎなんですがー」
という担当さんの依頼に私は2つ返事で即答!

「早い(自称)、安い、うまい(自称)よっ! 来年もご贔屓に!」。

厳しい時代だ~~~!

by yoshi-aki2006 | 2009-12-23 06:39 | ビジネス | Comments(0)  

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