浅田真央とキム・ヨナのタラレバ

トリノ・オリンピックのフィギアスケート女子の部。

もしも、浅田真央ちゃんがキム・ヨナさんの007とフリーの曲技を演じていたら、どうだったろうか?

そして、キム・ヨナさんが浅田真央ちゃんの「鐘」を滑走していたらどうだったろうか?

キム・ヨナさんの曲目と演技はショートもフリーも体を休めることができる「ため」が要所要所にあり、肉体的精神的にも余裕が保てたと思う。

しかし、真央ちゃんの「鐘」は滑走し続けて休むまもなく飛び続ける過酷な曲技だ。

成功すればものすごくすばらしい芸術性をアピールできるが
リスクは高い。

金を取るためにはキム・ヨナさんのように本人のよさを引き出す曲目がよかったのではないかと思う。キム・ヨナさんが「鐘」を演じて成功できたかどうかはわからない。

真央ちゃんはオリンピック出発前に収録された番組で
「同じことをしていては成長しない」とインタビューに答えていた。

あえて苦難に挑戦する。
その姿勢がすごいと思う。

テレビの街角インタビューで女性が「銀? あら銀で十分ですよ、本当によかった」と答えていた。

彼女の努力と流した悔し涙を見て、
「あなたの姿は金メダル」
と誰もが思ったことでしよう。

by yoshi-aki2006 | 2010-02-27 02:34 | シンキング | Comments(0)  

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