進むべき道は・・・

アメリカ留学から帰ってこられた女医のN子さんと偶然、研修セミナーでご一緒しました。
この日はハーバード大学の関連施設で研究している方らの発表がありました。

その演者のお一人Cさんの学歴たるやお見事な限り。
日本のトップクラスの大学の大学院を卒業。博士号もゲット。
海外大学にも留学。
40歳代前半と思しきCさんの輝かしい学歴には目を見張るばかり。

でも、つかみという点では次の論者のほうに軍配。
Bさんは何とか実際のものごとを伝えようとの熱意にあふれたプレゼンを展開。思わずぐーっと引き込まれました。

N子さんと帰り道、「学歴の輝かしさと実際力は違う」という話で一致しました。

そうそう、そのセミナーでは最後にやはり日本の最高学府卒業のAさんが締めくくられたのですが、Aさんの語られる高邁な夢に引かれて若者がすっかり心酔するらしいのですが、語る夢とできる実際の乖離に現場は大変という実情もうかがいました。

なかなか難しいものですねえ。
話を聞いて、ご当人を見て、百聞は一見に過ぎずと分かることが多いのですが、私たちはともすれば学歴に大変な幻想を抱いてしまいます。
N子さんいわく、「ハーバードに自費で研究に来ている人はたくさんいますよ。別にたいしたことではないですよ」と。

そうですか。お金をためて是非、自費でいいから行ってみたいです(笑)
やっぱり、ハーバードなーんて聞くときゅゅゅんとどっかがつかまれますねえ。

学歴に抱くなといわれても幻想を抱かずにはいられない。
どこの大学を出たかではなく何をしたかが大切なんですけれども。
絶対、そうだと思いながらも学歴幻想で話のイマイチさはこちとらの頭の悪さかと思えてきてしまうところがなんというか、オチというか、ツボというか、はまりというかなんですね。

その後で聞いた話はまた格別で、違う部分がきゅゅゅゅんとなりました。
韓国有数の企業「現代」の創業者は北から牛一頭連れて南に来てあの大企業を作ったそうですね。
そうだよな、こっちですよね、進むべき道は!

ところで何故牛だったんでしょうか?
ワタシの推測。その牛は乳牛で歩きながら疲れたら乳を搾って栄養補給したのでは?
つまり牛は動くドトールコーヒーであり、畑作の友であり、いざとなったら金に換えられるものだったんでしょうね。
さて、ワタシなら何を連れていっただろうなあ???

by yoshi-aki2006 | 2010-07-05 13:37 | アンテナ | Comments(0)  

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