藤沢周平の世界に触れて

藤沢周平さんの「闇の歯車」を読みました。
人の描き方が実に丁寧でかつ深く、鮮やかでとても楽しめました。
レンブラントの絵のように人物、事件が浮かび上がって、また、闇の中に沈んでいきます。
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絵の出典

「闇の穴」の「木綿触れ」では「ああ、こういう悪代官みたいな男はいつの世もいるんだな」と思いました。
このところ立て続けにシニア層の驚くべき薄汚い実態を見る機会があり、
「一体どうしてこんな人らがいるんだろう?」とびっくりしたり、つくずく残念だったりして、考えさせられていたのですが「木綿触れ」では主人公が見事に悪代官をしとめ、読後感が実にすがすがしいのです。

池井戸潤さんの「鉄の骨」は買ってきて、テレビドラマのほうが先行している状態ですが、
テレビでは下請け社長と若い主人公のすき焼き肉のシーンがよかったですね。

こういうシーンが大好きです。

世の中は選挙で政治の季節を迎えていますが、
りりしく
すがすがしい人を育てる施策を応援したいと思います。
明日はいよいよ選挙ですね。
私は、早朝投票して出張先に行こうと思っています。

by yoshi-aki2006 | 2010-07-10 23:06 | アンテナ | Comments(0)  

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