猫が教えてくれること
2011年 04月 15日
眠い、ひたすら眠い。寝るったら寝る!
耳は時々レーダーみたいに動く。
大丈夫だ、と思うと、また、まどろんでいる。
夜、おなかがすいたらかっきりと起きる。
そして、食べたらしばらくじーっと置き猫のようにしている。
食休めしているのだ。
そして遊んでまた寝る。
野良猫だったからか慎重だ。
この人大丈夫という人を見つけたら、目の前のその人だけを頼りにする。
その人が出かけると、また、この人大丈夫という人を見つけてその人一点張りで頼りにする。
世話してくれていた人が帰ってくると、しばらく、どの人を頼りにすべきか思案している。
そしてまた目の前の頼りになる人一点張りで行く。
そうして生きてきたんだね。今日まで無事に。
翻って人間界に生きる私。
気が滅入るとき、心細いとき、途方にくれるようなとき。
目の前の仕事や事柄を一生懸命やろう。
遠いところは今見ることができない。だから、
三時間後のことでも
次の朝のことでも
今日の夕方のことでも
短い時間を目標に
一生懸命に打ち込もう。
そうやって現実を受け入れていく。
時間に助けてもらって慣れていく。
一日一日の今ここにある時間、人、仕事、役割を大切に思って生きていけば、
いつか海のかなたに流れていった大切な命としっかりと向き合える日が来ると思う。
いつか海のかなたに流れていった大切な命が
ここに明かりありと戻ってきてくれるともし火になれるよう、
今日、この日を生きて行こう。
よく寝て、よく食べて、時々、じっとして。そして時々は笑って、遊んで。
by yoshi-aki2006 | 2011-04-15 15:56 | ライフスタイル | Comments(0)