パーソナル・ブランド・マネジメントの視点でチェックする
2011年 07月 14日
しばらく歓談ののち、ふと、ある業界の話になって・・・。
人って怖いなあ、よく見ているなあ、自分の感じていることを人も同じように感じているんだなと今更ながら驚きました。
評価が高いかどうかの分かれ目は仕事ぶりより名前が先行している場合、総じてネガティブに思われているという傾向に気が付きました。
たとえば「中身がないのに仕事している」。これはどんな業界でもよく聞くネガティブ評価です。仕事をどんどん引き受けて、名前がそこそこ知られる存在になったのに、中身が伴わないままで本人が平気なケース。
商品でも名前で買ったのに食べてまずければ「あれ駄目だよ」と言われるように。
有名になるために仕事を取ることにどん欲すぎて、中身が伴わないから、人の調べた話を平気で自分の仕事に恥も外聞もなく使ってしまう。
私もそういう人は大嫌いで、記事でもコメントでも講演でも無断盗用された事実は絶対に忘れませんが、そういうことを平気でする人の名前は言わなくてもそれが誰かが初対面の人同士で分かるという点で人はよく知っているなあ、観察しているなあ、と感心した次第。
また、そういう人は恥も外聞もなく理事だとか、委員だとかの肩書をひけらかすために余計鼻もちならない。さらに、自分でルックスがいいと思っていて、甘え手形を切る。自分の誕生日に人が何をくれた、どうされたとか人と食べたものを誇らしげに自慢する・・・。
自己顕示欲が過ぎると人からはネガティブに見られてしまうので注意しなければならないと思います。
また、大御所風な態度も人からはNGに思われるんですね。
たとえば、合同取材の席などで「もう、会見で十分話は出たし、時間も押している。さあ、お開き」というタイミングで、「あー、私は××ですが質問させていただきたい」といちいち自分の名前をみんなにべーっと知らしめて、質問より、自分の名前を人に知られるために質問してんのか、みたいな。そうした行動が嫌われる。
その質問内容もどうでもいいような、くだらないものだと、「あの人も終わってるよな」とか「そんなに自分がそこに来ていることを知られたいのか」とか思われてしまう。
いい年をしていつも誰かとつるんで取材に来る(自立した取材者には見えない)とか、
世間から糾弾されるようなことがあったのにきちんと詫びずに糊口しているとか、
そういうこと人は見ているんですね。
では、どうしたらブランド価値を高められるか?
やっぱり、昨日のブログにも書きましたように、仕事の中身を充実させる。
これに尽きると思います。
仕事をしっかりしていれば、誰に何を言われても、「やっかんで言われているだけ」とか「ねたまれているだけ」と庇ってくれる人が出るでしょうし、第一、そんな話題に名前が出ない。
仕事で人から支持されていれば。人が喜ぶことを提供できていれば。役に立つことをちゃんと届けていれば。
ああ、そうなんだな。
しっかり仕事しよう。改めてそう思ったのでした。
誰かがしっかり見てくれている。
見てくれている、見られている。
忘れてはならないパーソナル・プランド・マネジメントの基本ですね。
by yoshi-aki2006 | 2011-07-14 08:33 | アンテナ | Comments(4)