2014年第二のフォークランド紛争スキーム発火か?

経常収支の推移(1980~2012年) - 世界経済のネタ帳

今日は貿易収支の発表がありました。原油価格の上昇を反映して第二次オイルショック以来の貿易赤字と報道で聞いた方も多いと思います。えっ! 日本はそんなに落ちているのか! そんな風に思うことはありません。ほら、この通り経常収支は+ですし、この水準は世界四位で立派なものです。


ちなみにイギリスやアメリカは経常収支が赤字です。
報道を聞いていると、日本はだめな国と思わせられてしまうのですが世界からみれば立派なものです。

なにもびくびく下向くことはありません。

報道とどう付き合うか、データをどう読むか、気をつけて「気にすることない」と思えばいいのです。

ちなみに国債残高は気にしたほうがいいです。
到底返せない額の財政をいつまでも強いているのは問題です。

アメリカのように世界の基軸通貨を持ち、戦争ビジネスが発達し、シェールガスも埋蔵豊富という国なら経常収支赤字が増えようとしったこっちゃないといえますが、日本は何も資源がありません。
海洋資源を使おうにも独自で開発はできません。

そんな中、資源が眠っていると言われる尖閣諸島を都で買う話は一歩前進という気がします。
アメリカは今後の敵は××と明確にいい、いつでもやるぞとファイトしています。
そのどさくさにまぎれて手を上げたのはなんにしろ、一歩前進です。

さて、今後どうなるかはおそらく1982年のフォークランド紛争が参考になるでしょう。イギリス、アルゼンチンともアメリカ、フランス、ベルギーから最新鋭の兵器を買い、三か月、ドンパチしました。

兵器産業は第二のイギリス、アルゼンチンを求めています。

尖閣諸島はそのスキームに非常によく似ています。
ロシアが賢明にも北方領土に関して、静かにしているので、尖閣問題に照準が合わされた感があります。
手を上げたということはイギリスと同じような対応をしてもいいよ、との表明をしたも同然です。

日本も愚かな道を歩めば、血を流すことになります。
2014年以降、第二のフォークランド紛争を起こして血を流すことのないように、と思います。

ちなみにフォークランド紛争は領有権を主張する国同士の争いで、民間人を多数島に無断で上陸させ、その護衛だとして軍隊を発したアルゼンチンに対してイギリスが猛攻して追い払ったものです。

なんだか、スキームが似ている気がしませんか。
買ったとたん、どっかの国の人が大挙して島に上陸するのは眼に見えています。

さあ、どうする。日本? 愚かな歴史を知る人は次々と十万億土に旅立ち、かつての知見はかすみのごとく。

by yoshi-aki2006 | 2012-04-20 00:26 | アンテナ | Comments(3)  

Commented at 2012-04-20 04:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yoshi-aki2006 at 2012-04-20 08:32
ご無沙汰です! 夏はそちらで講演いたします!
Commented at 2012-04-20 08:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

<< マザー・テレサの言葉 ハッピーオーラ >>